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カビによる肺の病気

2017/11/08

日本では毎年8,000名程度の新しい患者さんが出ているという試算があり、決して珍しい病気ではありません。

最初は軽いたんや咳が出るようになり、進むと血痰や微熱がでて、次第に息が苦しくなります。

治療はカビをやっつける薬を使いますが、なかなか効果的な薬が作りにくいのが実情です。

カビによる肺の病気をどのように防げばよいか。。。

一番確実なのはカビを吸わないようにすることですが、カビは私たちの身のまわりにいる生き物で、カビを吸わないようにすることは事実上不可能ですが、極端にカビの多い環境やアスペルギルスなど病気を起こす力の強いカビが増えてしまったような環境での生活は体を危険にさらす事にもなります。

カビを増やさないようにするためには、カビにとって必要な条件といわれる湿気の多い場所やカビの栄養源となる汚れの蓄積した場所、あるいは空気の澱みなどを作らないことが大切です。

さらに、これからの時期はカビの温床となりやすいエアコンなどは、きちんと清掃・管理しておくことが勧められます。

室内の湿度・温度が高くなるこれからの時期は、カビを必要以上に増やさないように特に注意してください。

 

原因のはっきりしない咳が2週間以上続く、という場合はカビを含めて色々な病気の可能性が考えられます。真菌症専門外来、あるいは呼吸器内科などの専門の医療機関への受診をぜひお勧めいたします。