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外壁のカビ|塗り替えの前に、やっておくべきことがある

外壁が黒ずんでくると、多くの方が「そろそろ塗り替えかな」と考えます。それ自体は自然な判断ですが、順番を一つ入れ替えるだけで、次の塗膜の持ちが変わることがあります。今回は、塗り替えの前にやっておきたいことを説明します。

結論|塗り替えは「覆う」工事。覆う前に、下を片づける

塗装は、表面に新しい層をつくる工事です。見た目は大きく回復しますが、下地の状態を変えるものではありません。カビが素材に入ったままであれば、その上に塗膜を乗せることになります。

水の出所が残っている場合も同じです。国土交通省 国土技術政策総合研究所のメンテナンスガイドラインでは、部位内の結露について、発見が遅れるうえに乾燥しにくく、最も厄介な水分供給現象の一つだと説明されています。外から見えない場所の水は、塗り替えでは解決しません。

図1|塗り替え前に踏みたい順番。
図1|塗り替え前に踏みたい順番。

洗浄だけでは、なぜ戻るのか

高圧洗浄は広い面を短時間で洗える方法です。ただ、水圧で落とせるのは基本的に表面に付いているものです。素材の内部に入った菌糸はそのまま残り、条件が戻れば同じ場所に出ます。加えて、水圧そのものが目地やシーリング、劣化した塗膜を傷めることもあります。

当社では、こすらず、素材に合わせた液性で、低い水圧で処理する方法をとっています。外壁の場合、下地を傷めずに次の塗装へ渡すという意味でも、この点が効いてきます。

図2|外壁の黒ずみを、どう手当てするか。
図2|外壁の黒ずみを、どう手当てするか。

防カビ塗料に、どこまで期待するか

当社のQ&Aでは、従来のように薬品を混ぜ込んだ塗料や接着剤を塗る方法について、製品に少量の防カビ剤しか混入できず効果はとても低いものだったと説明しています。そのうえで、コンクリートとクロス糊の隙間や、壁と塗料の隙間といった細かい部分に、多量の防カビ剤を混入した溶液を塗布できることを挙げています。

塗料の防カビ性能を否定する話ではありません。面としては塗料が受け持ち、線と隙間は後付けの処理が受け持つ、という役割分担で考えるのが現実的です。

見落とされやすい場所

図3|外壁で見落とされやすい3か所。
図3|外壁で見落とされやすい3か所。
表1|外壁の料金の目安(税別・現地調査後にお見積り)
対象 目安
コンクリート外壁 1,200円〜/㎡
築40年未満の一般住宅 外壁 3,500円〜/㎡
室内壁面クロス 1,500円〜/㎡

外壁は面積が大きく、足場が必要になる場合があります。塗り替えを予定しているなら、その足場を使えるタイミングで除カビも行うほうが、結果として費用と手間を抑えられることがあります。塗装会社と施工時期を相談してください。

次回予告

次回は店舗と事務所です。営業を止めずに進めるという条件のもとで、何ができるのかを説明します。

参考にした情報

  • 株式会社せら「Q&A」 https://sera.jp/faq
  • 株式会社せら「サービス内容と料金」 https://sera.jp/service
  • 株式会社せら「MIST工法®とは」 https://sera.jp/mist
  • 国土交通省 国土技術政策総合研究所「木造住宅の長期使用に向けたメンテナンスガイドライン」

カビの原因調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。現地の状況によって最適な方法は変わりますので、お問い合わせよりご相談ください。