※カビ知識
建物の立地や周囲の環境、構法・施工、部材の種類、建物中における部位(方向や高さ)、建築後の経過年数、住まい方や補修(メンテナンス)の程度などによって異なります。
また、床高が低い、床下換気口面積が小さい、床下に防湿施工がない場合などは床組みに水分が停留し、建物は微生物劣化を受けやすくなります。
新に土地を求める場合には、立地において周囲の湿気や日当たり具合、風の抜けかた等を考えた購入ができるものですが、現在所有の土地で新たな建物を建てられる場合や大掛かりな改修をされる場合には、構造や部材の種類、特に通風は床下に限らず建物全体において、いかに風を抜かし建物内に水分と空気の停留をさせないかという工夫を建築業者とともに考えるべきです。
建物は汚れだけではなく、その汚れ的なものに取り付き繁殖する、やっかいな微生物が劣化の速度を速める危険性と住む人への健康被害にもつながる危険性があげられております。