私たちが家を新たに建てる時に求める家の性能は、快適・耐震・耐久と考えます。
① 快適な家とは
・家族構成により導線が便利に考えられた間取り
・収納庫の使い勝手の良さ
・心地よい湿度と温度差のない室内環境
・有害物質を放出しない建材の使用
・調湿性能に優れた材料の使用(結露対策)
・健康被害をおこさない家
・見えない壁の中・床下・天井裏に配慮された仕様と建築管理
・建設中の環境管理がしっかり執られた建物であること
② 耐震の取られた家とは
・耐震
基礎の強度と耐久性や壁の構造用パネルや合板・耐力壁などを使用した強度への対策
・制震
建物の構造の一部に制震材や制震装置を組み込み地震の揺れを吸収させる仕組み
・免震
建物と基礎の間に装置をはさみ地盤と建物を離す方法で地震の揺れを建物本体に直接伝えない方法
③ 耐久を考えた家とは
・防蟻や防腐対策
建築基準法によると構造耐力上、主要な部分とされる柱や筋交い、及び土台のうち地面から一メートル以内の部分には有効な防腐措
置を講ずるとともに、必要に応じてシロアリやその他の虫などによる害を防ぐための措置を講じなければならない。とあります。
・屋根材の耐久性
防火性や耐火性に富んだ耐久力の高い素材を選ぶ
・家を長持ちさせる外壁材
アルカリ性で菌が繁殖しにくいことや静電気の発生がしにくいこと、吸湿性があること、そして汚れが付きにくいもの
※ 家を建てるとは人生において大きな仕事です。依頼する側と依頼される側との確認事項は山ほどあります。
見た目の色や柄やデザインだけに止まらず、見えない部分に住む人の健康と家そのものの健康が左右されることを知識と意識の中に
おいて頂き、カビない家づくりにお役立てくださいますことを切望いたします。