この記事の結論
- 唐津市は玄界灘に面したまちで、冬の強い北西の季節風が海側から吹き付けます。風に含まれる塩分と、吹き付ける雨が建物を傷めます。
- 旧城下町には古い町家や木造住宅が残り、土壁・木部・床下に湿気がたまりやすい構造です。
- 夏は高温多湿、冬は結露と季節風。1年を通して対策の中身を変えると効果的です。
1. 唐津市の住まいがカビやすい理由
唐津市は佐賀県北部、唐津湾に面した地域です。夏は九州北部らしく蒸し暑く、梅雨にはまとまった雨が降ります。冬は日本海側の影響で曇りや雨の日が増え、北西からの季節風が強く吹きます。
海に近い住宅では、風に乗った塩分がサッシや手すり、換気口の金物に付着します。塩分はさびを進め、すき間をつくります。強い風雨のときは、そのすき間から水が入り込みます。入った水が壁の中で乾かないまま残ると、内側にカビが広がります。
| 季節 | 起きやすいこと | 見るポイント |
|---|---|---|
| 梅雨〜夏 | 高温多湿で室内の湿度が下がらない | 押し入れ、畳、クローゼット、エアコン内部 |
| 台風期 | 横なぐりの雨が入る | 窓下の壁紙、天井のシミ |
| 冬 | 季節風と潮、室内は結露 | サッシのさび、北側の壁、窓のパッキン |
2. 古い町家・木造住宅で注意したい場所
床下と畳
土の地面がむき出しの床下では、地面からの湿気が畳や床板の裏に回ります。畳を上げたときに裏が白や緑になっていないか確認してください。
土壁・漆喰
本来は湿気を吸って吐く素材ですが、家具を密着させたり、上からクロスを貼ったりすると内部に湿気が残ります。塩素系の薬剤でこすると崩れや変色の原因になります。
通り土間・奥の部屋
間口が狭く奥行きのある町家では、奥の部屋まで日と風が届きません。扉や障子を開けて、家の中に風の通り道をつくってください。
3. 海沿いの住宅の手入れ
- 強い風雨のあとは、サッシのレールと網戸を水で流して塩分を落とす
- 雨どい・排水口の詰まりを取る
- 換気口のフィルターを掃除する
- コーキングの切れ、金物のさびは早めに補修する
4. 業者に相談したほうがよいサイン
- 強い雨のあとに壁紙のシミやカビ臭さが出る
- 畳や床の裏にカビが広がっている
- 柱・建具・仏間など、大切な木部にカビが出ている
- 旅館・店舗・事務所で、お客様から「カビ臭い」と言われた
当社はカビ菌検査で広がりを確認し、こすらずに処理できるMIST工法®で除去と防カビを行います。木部は「神社仏閣のカビ取り・復元処理」、事業所は「店舗・事務所のカビ取り」もご覧ください。
5. よくある質問
Q. 冬は窓を開けたくないのですが、換気は必要ですか?
A. 必要です。短時間で入れ替えるほうが室温は下がりにくいので、対角線上の窓を5分ほど開ける方法がおすすめです。
Q. 古い建具のカビを自分で拭いても大丈夫ですか?
A. 乾いた布で軽く払う程度にとどめ、薬剤の使用は避けてください。木部は傷むと元に戻りません。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
唐津市のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
