この記事の結論
- 都内に多い狭小地の3階建て住宅は、1階が暗く湿りやすく、3階が暑くなりやすいという、階ごとに条件の違う家です。
- カビが出やすいのは1階(寝室・水まわり・収納)と、階段下や建物の北側です。
- 階段が空気の通り道になるため、家全体で空気を動かす工夫が効きます。
1. 3階建て住宅の階ごとの特徴
| 階 | よくある間取り | 起きやすいこと |
|---|---|---|
| 1階 | 寝室・浴室・洗面所・駐車スペース | 隣家に囲まれ日が入らない。地面からの湿気。浴室の湯気 |
| 2階 | リビング・キッチン | 調理の湯気、人が集まる |
| 3階 | 子ども部屋・寝室 | 夏は暑く、冷房の時間が長い |
暖かく湿った空気は上に、冷たい空気は下にたまります。1階は冷えやすく、上の階から下りてきた空気の湿気が結露しやすい場所になります。
2. 1階で気をつけたいこと
- 寝室:外壁側にベッドを密着させない。マットレスの下にすのこ
- 浴室・洗面所:入浴後は換気扇を2〜3時間回し、浴室の扉を閉める
- ビルトインガレージの隣の部屋:濡れた車の湿気やシャッターのすき間からの外気
- 階段下収納:詰め込まず、ときどき扉を開ける
3. 家全体で空気を動かす
- 各部屋の24時間換気の給気口を開けておく
- 部屋のドアを少し開け、階段を通して空気が循環するようにする
- 1階は除湿機、上の階は冷房の除湿を使い分ける
- サーキュレーターを階段の下から上に向けて回すと、空気が混ざりやすくなる
- 湿度計を各階に置いて、数字で確認する
4. 隣家との距離が近い家の外まわり
隣の建物との間が狭いと、外壁の北面や隙間側は日が当たらず、雨のあと乾きません。外壁の汚れやひび、雨どいの詰まりを放置すると、壁の中に水が入り、室内側のカビにつながることがあります。高所の点検は専門業者に依頼してください。
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 1階の寝室や収納の壁が一面黒い
- 浴室や洗面所の天井・壁のカビが、掃除しても戻る
- 階段下や1階にいつもカビ臭さがある
- 外壁側の室内の壁に、雨のあとシミが出る
当社はカビ菌検査で原因と広がりを確認し、素材を傷めないMIST工法®で除去と防カビを行います。外壁は「外壁のカビ取り」もご覧ください。
6. よくある質問
Q. 1階の寝室が寒くて湿っぽいです。
A. 冷えと湿気の両方が原因です。除湿機で湿度を下げ、家具の配置と換気を見直してください。断熱の見直しも効果があります。
Q. 3階は乾いているのに、1階だけカビが出ます。
A. 3階建てでは珍しくありません。1階を重点的に除湿・換気してください。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
東京都内のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
