この記事の結論
- 賃貸のカビは、建物側の不具合(雨漏り・配管の漏れ・断熱の不足)が原因か、住まい方(換気不足・家具の密着・放置)が原因かで、扱いが変わります。
- 大切なのは「気づいた時点で写真を撮り、管理会社に伝えておく」こと。早く共有するほど、話がこじれにくくなります。
- 国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、通常の使用による損耗と、入居者の手入れ不足による損害を区別する考え方が示されています。実際の負担は契約内容と状況によります。
1. まず、原因を切り分ける
| 原因 | 特徴 | 最初にすること |
|---|---|---|
| 雨漏り・外壁のひび | 雨のあとに広がる、天井や窓上のシミ | 管理会社へ連絡 |
| 配管の漏れ | 水回りに接する壁の下、床が浮く | 管理会社へ連絡 |
| 結露 | 冬の朝、窓や外壁側の壁が濡れる | 換気・家具の配置を見直す |
| 家具の密着 | タンスやベッドの裏だけ黒い | 壁から離す |
雨漏りや配管の漏れが疑われる場合、入居者が自分で処置する必要はありません。早めに連絡することが、結果的に自分を守ります。
2. 記録の残し方
- 気づいた日に写真を撮る(近くと部屋全体の2枚)
- いつから、どのくらいの範囲かをメモする
- 管理会社に連絡し、やりとりを文面で残す
- 自分で対処した内容(換気、拭き取りなど)も記録する
退去時に問題になりやすいのは、「いつからあったのか」がわからない場合です。記録があれば説明ができます。
3. 入居中にできること
- 家具は外壁から5〜10cm離す
- 24時間換気の給気口を閉じない
- 入浴後は換気扇を2〜3時間回す
- 室内干しは除湿機や浴室乾燥と組み合わせる
- 冬の朝、窓の結露を拭く
- 押し入れ・クローゼットに詰め込みすぎない
府中市は多摩川沿いの低地から武蔵野台地まで地形に幅があり、集合住宅も戸建てもあります。1階や北側の部屋では、これらの対策の効果が特に出やすくなります。
4. 自分で掃除するときの注意
- 壁紙に塩素系のカビ取り剤を使うと、色落ちや下地の傷みの原因になります
- 塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜない
- こすらず、押さえるように拭き、しっかり乾かす
- 大きく広がっている場合は、写真を撮ってから相談してください
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 壁紙の裏まで黒い、継ぎ目が浮いている
- 複数の部屋に広がっている
- 拭いても1〜2週間で戻る
- 退去予定で、どこまで自分で対応すべきか判断がつかない
当社はカビ菌検査で状態を確認し、素材を傷めないMIST工法®で除去と防カビを行います。賃貸物件では、作業前に貸主・管理会社の了承が必要になる場合があります。
6. よくある質問
Q. 退去費用を請求されそうです。
A. 契約書と、これまでのやりとりの記録を確認してください。判断に迷う場合は、自治体の消費生活センターなどの相談窓口も利用できます。
Q. 管理会社に言いにくいのですが。
A. 建物の不具合は、早いほど被害も費用も小さく済みます。事実と写真を添えて伝えるだけで十分です。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
府中市のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。












