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コンクリートの余剰水とカビ

2014/06/13

※カビ対策
ミキサー車で建築現場に運ばれる生コン/㎥の中には、約20%に相当する200ℓの水が含まれています。
その約半分はセメントの硬化などに使われますが、残りの半分はコンクリート中に自由水として残っています。
この水分のことをコンクリートの余剰水といいます。
多くのコンクリート外壁面などは雨水の浸入を防ぐため、タイルなどで仕上げられていますが、余剰水の大部分は室内側に放湿されます。
5年~6年経過したコンクリートの建物でも、わずかながら放湿が認められることもあります。
放湿の度合いは、1年目が最も多く、その後に年とともに減っていきます。
また、日照の当たらない部分のコンクリートの放湿にも差がでます。
余剰水が室内側に放湿されることによる室内環境は、カビにとって必要とする水分豊富な住処となります。
今、建物はコンクリートの十分な乾燥期間が求められています。