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短納期で終わらせる設計|「工程を分けない」とは何をしていることか

「工事の間、どれくらい使えなくなりますか」。店舗や施設のご相談では、金額より先にこの質問をいただくことがあります。工期は、作業の速さだけでは決まりません。今回は、短くするために何を設計しているのかを説明します。

結論|工期を延ばしているのは、作業ではなく「間」

カビ工事の日数を分解すると、実際に手を動かしている時間より、待っている時間と、入り直している時間のほうが長いことが少なくありません。会社が変わるたびの日程調整、工程ごとの乾燥待ち、そのたびの養生と撤去。ここが積み上がります。

当社の公開情報では、現地調査から防カビまでをワンストップで、短納期で行うと説明しています。速い薬剤を使うという話ではなく、間を作らない組み方をしているということです。

図1|工期が延びる要因は、作業そのものより「間」にある。
図1|工期が延びる要因は、作業そのものより「間」にある。

「こすらない」ことが工期にも効く

MIST工法®は、こする必要がない処理として説明されています。仕上がりの面で語られることが多い特徴ですが、工期の面でも意味があります。研磨や削り取りを行うと、その作業時間だけでなく、粉じんの養生と清掃、そして削った面の再仕上げが必要になるためです。

削らずに分解して落とす手順であれば、これらの工程がそもそも発生しません。結果として、現場に入る回数が減ります。

図2|短納期が効く場面。
図2|短納期が効く場面。

実際の工期の例

屋外や公共施設の事例では、当社の公開情報として、三重県の幼稚園の遊具の除カビが工期3日間、愛知県のテニスコートが工期2週間と紹介されています。対象の面積と屋外条件によって、必要な日数は大きく変わります。

表1|工期に影響する条件
条件 工期への影響
対象の面積 大きいほど日数が要る。屋外は特に面積が効く
素材の種類が多い 素材ごとに手順が変わり、切り替えの時間が発生する
屋外か屋内か 屋外は天候の影響を受ける
原因への処置の有無 断熱や換気の工事が絡むと、別の工程が入る
使いながら行うか 区画と動線の制約で、一日に進められる範囲が変わる
図3|短くするために、先に決めておくこと。
図3|短くするために、先に決めておくこと。

短納期は目的ではなく結果です。乾燥が必要な場面で無理に詰めると、湿ったまま仕上げることになります。工期の希望は最初にお伝えいただき、無理のない組み方を一緒に決めさせてください。

次回予告

次回は、施工しない部分の話をします。防カビアドバイスとは何を提案しているのかを説明します。

参考にした情報

  • 株式会社せら「MIST工法®とは」 https://sera.jp/mist
  • 株式会社せら「神社仏閣のカビ対策」 https://sera.jp/shrines
  • 株式会社せら「公共施設・屋外設備のカビ対策」 https://sera.jp/public
  • 株式会社せら「サービス内容と料金」 https://sera.jp/service

カビの原因調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。現地の状況によって最適な方法は変わりますので、お問い合わせよりご相談ください。