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宮古島のカビ対策|湿度70%以上が12か月の島で台風・停電・留守から家を守る

9月も終わりに近づき、台風シーズンも終盤です。とはいえ、宮古島の湿気はここで一段落するわけではありません。気象庁の平年値では、宮古島の平均湿度は10月が75%、11月が74%。本土が秋晴れで乾き始めるころも、島の家は湿った空気に包まれたままです。「台風のあと、家じゅうがカビ臭い」「留守にしていた別荘の壁に黒い点が広がっていた」「床下からのにおいが消えない」――宮古島からは、こうしたご相談をいただきます。この記事では、気象庁のデータで宮古島と那覇の湿度を比べながら、台風・停電のあとの手順、長期不在・別荘・民泊の出発前チェック、離島ならではの「業者が来るまで」の応急対応、状況別の相談先と費用の考え方まで、宮古島のカビ対策をまとめました。

この記事の要点

  • 宮古島の平均湿度は年77%(那覇73%)。1月から12月まで12か月すべてで70%以上あり、いちばん低い12月でも71%です(気象庁・平年値1991〜2020年)。
  • 雨がもっとも多いのは9月(259.3mm)と8月(257.4mm)。台風の接近数も9月の1.2個が最多で、年間では4.2個です。
  • 台風・停電のあとは「安全確認 → 写真で記録 → 冷蔵庫の整理 → 換気と乾燥 → あとで再点検」。屋根には上らないでください。
  • 長期不在・別荘・民泊は、出発前に水気を残さない・収納を開ける・見回りを頼むの3点が基本です。
  • 離島では業者の到着までに日数がかかることもあります。「止める・残す・乾かす・広げない」で被害を抑え、写真を添えて早めにご相談ください。

結論|宮古島のカビ対策は「一年中が湿気の季節」と考え、台風・停電・留守の前後で手を打つ

宮古島でカビを増やさないための基本は、一年を通して湿度計で数字を確かめ、雨水や漏水を家に入れず、たまった湿気は換気と除湿で乾かすこと。そして、台風・停電・長期不在の「前」と「後」に、決まった手順で家を点検することです。

宮古島は、沖縄本島よりもさらに湿度の高い月が続きます。那覇では冬の数か月は平均湿度が70%を下回りますが、宮古島では12か月すべてで70%を超えます。つまり、本土のように「冬の乾燥で家がいったん乾く」時期がほとんどありません。夏にたまった湿気を抱えたまま秋・冬を迎えると、閉め切った部屋や床下、押入れの奥で、気づかないうちにカビが広がっていくことがあります。

9月末から10月にかけては、台風が過ぎたあとの濡れた壁や床、停電で除湿が止まっていた期間、夏のあいだ使っていなかった部屋など、カビが出やすい条件が重なりやすい時期です。平均湿度は少しずつ下がりますが、10月もまだ75%あります。「涼しくなってきたから大丈夫」ではなく、台風シーズンの終わりこそ、家じゅうを一度点検するタイミングと考えてください。沖縄全体の気候とカビ対策の基本は、沖縄のカビ対策(柱記事)で詳しくまとめています。この記事では、宮古島ならではの事情に絞ってお伝えします。

気象庁データで見る宮古島の1年|那覇より湿度が高い島

まずは、宮古島の気候を数字で確かめてみましょう。気象庁が公表している平年値(1991〜2020年の30年間の平均)をもとに、宮古島と那覇の月別平均湿度を並べたのが図1です。

図1|宮古島と那覇の月別平均湿度(気象庁・平年値1991〜2020年)。宮古島は12か月すべてで70%以上。

一般に、湿度が70%を超える状態が続くとカビが増えやすいといわれます。宮古島は、この70%ラインを1年中上回っています。年平均は77%で、那覇の73%より4ポイント高い値です。とくに差が大きいのは冬で、1月は宮古島72%に対して那覇66%、12月は71%と67%。那覇が70%を下回る11月〜2月も、宮古島は71〜74%を保っています。

いちばん湿度が高いのは梅雨どきの6月(84%)で、5月(82%)、8月(81%)、7月(80%)と続きます。宮古島地方気象台の気候解説によると、梅雨入りは平年で5月10日ごろ、梅雨明けは6月21日ごろです。梅雨が明けても真夏の平均湿度は80%前後あり、そこから秋にかけて緩やかに下がっていきますが、70%を切る月はありません。

図2|宮古島の月別平均気温・降水量(気象庁・平年値)と台風の接近数(沖縄気象台・平年値)。

気温と雨も見ておきましょう(図2)。宮古島の年平均気温は23.8℃で、いちばん寒い1月でも18.3℃。平均気温が20℃以上の月は3月から12月までの10か月あります。カビの多くは、人が過ごしやすいと感じる温度帯でよく育つといわれますから、宮古島は「湿度」と「温度」の両方がそろいやすい環境だといえます。

年降水量は2,076.0mmです。雨がもっとも多いのは9月(259.3mm)と8月(257.4mm)で、梅雨の5月(222.3mm)がそれに続きます。8〜9月の雨の多さには台風が関係しています。沖縄気象台の統計では、宮古島(宮古島地方気象台から300km以内)への台風の接近数は平年で年4.2個。月別では9月の1.2個が最も多く、8月1.1個、7月0.7個、10月0.5個、6月0.4個、11月0.1個です。宮古島地方気象台も、強い台風は9月ごろに多いと解説しています。

表1|宮古島の月別平年値(1991〜2020年)と那覇の平均湿度
月 宮古島 平均気温(℃) 宮古島 降水量(mm) 宮古島 平均湿度(%) 那覇 平均湿度(%) 湿度の差
1月 18.3 138.8 72 66 +6
2月 18.6 119.8 74 69 +5
3月 20.1 138.7 76 71 +5
4月 22.5 148.7 79 75 +4
5月 25.0 222.3 82 78 +4
6月 27.7 194.7 84 83 +1
7月 28.9 151.6 80 78 +2
8月 28.6 257.4 81 78 +3
9月 27.6 259.3 79 75 +4
10月 25.5 157.9 75 72 +3
11月 23.1 139.8 74 69 +5
12月 20.0 147.2 71 67 +4
年 23.8 2,076.0 77 73 +4

「年平均湿度79%」という紹介を見かけることがありますが、これは以前の平年値です。この記事では最新の平年値(1991〜2020年)の77%を使っています。

宮古島でカビが増えやすい理由|気候と暮らし方の両面から

宮古島は気候そのものがカビにとって好条件です。そこに島ならではの暮らし方や建物の事情が重なると、カビが「部屋の一部」ではなく「家全体」に広がりやすくなります。背景を5つに分けて見ていきます。

1. 冬に家が乾く時期がない

本土の家では、冬の乾いた空気で押入れや床下がいったん乾きます。宮古島では冬も平均湿度が70%を超えるため、夏にしみ込んだ湿気が抜けきらないまま次の梅雨を迎えます。何年もかけてたまった湿気が、ある年にカビやにおいとして表れることもあります。

2. 台風のたびに家を閉め切る

台風が近づくと、窓や雨戸を閉め切って過ごします。その間、室内の湿気は逃げ場がありません。さらに雨が吹き込んだり、サッシのすき間や壁のひびから雨水が入ったりすると、壁の中や床に水分が残ります。台風が過ぎたあとも、片づけに追われて換気や乾燥が後回しになりがちです。

3. 停電で除湿が止まる

台風では停電が起きることがあります。停電のあいだは除湿機もエアコンも止まり、閉め切った家の中は湿った空気がこもった状態になります。冷蔵庫も止まるため、庫内の食品や霜どけの水が、においやカビの原因になることもあります。電気が戻ったらすぐ元どおり、ではなく、止まっていた時間の分だけ湿気がたまっていると考えて、点検と乾燥を行いましょう。

4. 潮風と塩

海に囲まれた宮古島では、台風や強い風のあと、サッシや網戸、外壁、室外機のまわりに塩が付きます。塩には湿気を吸いやすい性質があり、表面がべたついてほこりや汚れを呼びやすくなります。窓まわりの白い付着物は、カビではなく塩のこともあります。金属部分のさびや外壁の汚れが気になる場合は、外壁のカビ取りのページもあわせてご覧ください。

5. 留守にする家・使わない部屋が多い

二拠点生活の住まい、県外のオーナーさまが管理する別荘、シーズンによって稼働が変わる民泊や貸別荘など、宮古島には「人がいない時間が長い建物」が少なくありません。宮古島市の空家等対策計画(概要版)によると、平成28年度の市の実態調査で確認された空き家は486件、そのうち適切に管理されていないものは215件(44.2%)でした。人の出入りがない建物は換気の機会がなく、湿気がたまりやすくなります。

また、鉄筋コンクリート(RC)造の建物では、冷えた外壁側の壁や最上階の天井、家具の裏で結露が起き、同じ場所に繰り返しカビが出ることがあります。RC住宅の結露については、マンション住戸の結露とカビでも解説しています。

台風・停電のあとにやること|宮古島の住まいの手順

台風が過ぎたあとの手順を、停電があった場合も含めて図3にまとめました。大切なのは、安全を確かめてから動くこと、そして「記録してから片づける」順番を守ることです。

図3|台風・停電のあとにやることの順番。屋根には上らず、記録してから片づける。

停電中・風雨の最中にできること

風雨が強いあいだは外に出ず、窓や高い所に近づかないでください。雨漏りが起きたら、バケツやタオルで受けて床に広げないようにします。濡れた衣類やタオルはほかの物と分けておき、冷蔵庫・冷凍庫はできるだけ開け閉めを減らします。

風雨が収まってからの5つの手順

  1. 安全の確認:屋根や屋上の端、はしごには上りません。濡れたコンセントや電気機器には触れず、異常があれば電気の専門家に相談します。
  2. 写真で記録:天井や壁のしみ、窓まわりの浸水の跡、外まわりの被害を、日付がわかる形で残します。賃貸住宅なら管理会社、保険の相談をする場合も、記録があると話が進めやすくなります(補償の対象になるかどうかは契約によります)。
  3. 冷蔵庫の整理:止まっていた冷蔵庫・冷凍庫の中身を整理し、庫内の水気や霜どけの水を拭き取ります。
  4. 換気と乾燥:雨が止んでいれば窓を開けて風を通し、電気が戻ったら除湿を始めます。濡れた物は外に出し、家具を壁から離して裏にも風を通します。サッシや網戸に付いた塩は水で流しておきます。
  5. あとで再点検:雨水がしみ込んだ壁や床は、すぐには変化が見えず、日がたってからにおいや黒い点、壁紙の浮きとして表れることがあります。日をおいて、押入れや家具の裏、床の隅ももう一度確かめます。

濡れた壁紙や床材を、乾かさないまま上から貼り直したり塗装でふさいだりすると、内側に湿気が閉じ込められ、あとで広い範囲にカビが出ることがあります。壁の中や床下まで水が入った可能性があるときは、表面をきれいにする前に、どこまで濡れたのかを確かめることが先です。台風後の点検の考え方は、台風・大雨のあとに確認したい家のカビでも詳しく紹介しています。

場所別|宮古島の住まいで見ておきたい場所

宮古島の住まいで、湿気がたまりやすくカビが広がりやすい場所をまとめました。ポイントは、目に見える一部だけでなく、その奥や裏、同じ湿気がつながっている範囲まで見ることです。

表2|場所別のチェックポイント(宮古島の住まい)
場所 見ておきたいサイン 起きやすい理由 気になったときの考え方
床下 床からのにおい、畳や床板のしみ・浮き、床下収納のカビ 地面からの湿気、雨水の入り込み、換気口のふさがり 床下全体に広がっていることがある。点検口から見える範囲を写真に
部屋全体(閉め切った部屋) 入った瞬間のカビ臭さ、壁一面の黒い点 台風・停電・留守で換気と除湿が止まる においが家じゅうにあるなら、発生源が複数のことも
外壁側の壁・家具の裏 壁紙のしみ・はがれ、家具の背面のカビ 冷房で冷えた壁の結露(RC造に多い) 同じ場所に毎年出るなら原因の確認から
最上階の天井・屋上まわり 天井のしみ、雨のあとに広がる跡 屋上防水の傷み、ひび割れからの雨水 雨漏りの修理と、カビ取りの順番を相談
押入れ・クローゼット・納戸 布団や衣類のカビ臭さ、奥の壁の黒い点 外壁に面した収納は冷えやすく風が通らない 収納の中だけでなく、裏側の壁も確認
窓まわり・サッシ下の壁 サッシ下の壁紙のしみ、床の変色 吹き込みや結露、塩の付着で湿りやすい 白い付着物は塩のことも。水で流して見分ける
畳・床(フローリング) 畳の表面の白や緑のカビ、床の黒ずみ 床下からの湿気、閉め切り、家具の置きっぱなし 複数の部屋に出ているなら床下の湿気を疑う

浴室や台所、エアコンなども、室内に湿気を出す「出どころ」のひとつです。使ったあとの換気を習慣にしておくと、家全体の湿気を減らす助けになります。ただし、同じにおいや黒い点がいくつもの部屋に出ている、床下や壁の中から来ている気がするという場合は、一か所ずつ拭いて回るよりも、建物全体の湿気の流れを確かめるほうが近道です。

長期不在・別荘・二拠点・民泊|出発前のチェックと到着後の手順

宮古島に別荘やセカンドハウスをお持ちの方、本土との二拠点で暮らしている方、民泊や貸別荘を運営している方にとって、いちばんの悩みは「留守のあいだに何が起きているか見えない」ことです。出発前の準備と、見回りの段取りが大切です。

図4|長期不在・別荘・民泊|出発前のチェック。水気を残さない・収納を開ける・見回りを頼む。
表3|長期不在の手順(出発前・留守中・到着後)
タイミング やること ポイント
出発前 洗濯物・タオル・マットを乾かしきる。水まわりの水気を拭く。生ごみを残さない 家の中に「水の出どころ」を残さない
出発前 押入れ・クローゼットの扉を少し開ける。布団や衣類は洗って乾かしてからしまう 閉じた空間ほど湿気がこもる
出発前 外壁側の壁から家具を少し離す。ベランダや屋上の排水口を掃除する 結露と、台風時の水たまり・雨水の逆流を防ぐ
出発前 湿度計を置き、数字を控える。機器を運転したまま出る場合は取扱説明書と停電時の扱いを確認 帰ったときに比べられる
留守中 台風のあとに見回りを頼む。天井・窓まわり・押入れ・床のにおいを見て、写真で報告してもらう 見る場所を具体的に伝えておく
到着後 窓を開けて風を通し、においと湿度を確認。押入れ・布団・カーテン・家具の裏を見てから荷物を広げる 気になる場所は手を付ける前に写真に残す

見回りをお願いする方には、「天井のしみ」「窓の下の壁」「押入れの中」「床のにおい」など、見てほしい場所を具体的に伝えておきましょう。写真で送ってもらえば、離れていても変化に気づきやすくなります。管理会社に委託している場合は、台風後の見回りや報告を契約に含められるか確認しておくと安心です。

民泊や貸別荘では、ゲストがカビ臭さに気づけば、口コミにも影響しかねません。客室ごとの湿度とにおいを記録し、同じ傾向が複数の部屋に出ていないかを見ておくことが、早めの対処につながります。別荘の閉め方・開け方は別荘・セカンドハウスの冬じまい、宿泊施設の進め方はホテル・旅館・民泊の客室カビもご参考ください。

離島ならではの考え方|業者が来るまでの応急対応

宮古島のような離島では、専門業者の手配や移動、資材の準備に、本島や本土より日数がかかることがあります。だからこそ、業者が来るまでの間に被害を広げないことが大切です。図5の「止める・残す・乾かす・広げない」を目安にしてください。

図5|離島で業者が来るまでの応急対応。水を止める・写真を残す・乾かす・広げずに相談する。

止める・受ける

雨漏りはバケツやタオルで受け、濡れた家具や布製品は別の部屋へ移します。給排水管からの漏水が疑われるときは、元栓を閉めるか、管理会社・水道の業者へ連絡します。水の入り口が止まらないうちにカビ取りをしても、また同じことが起きてしまいます。

写真とメモを残す

部屋全体と近くの両方を撮り、日付・場所・広さ・においの強さをメモしておきます。日をおいて同じ位置から撮ると、広がっているかどうかがわかります。

乾かす・広げない

窓を開けて扇風機で空気を動かし、電気が使えれば除湿運転をします。家具は壁から離して裏にも風を通します。乾いたカビを強くこすると、胞子を舞い上げることがあります。範囲が広い場所はビニールで仕切って立ち入りを減らし、無理に自分で落とそうとしないことも、立派な応急対応です。作業中や作業のあとに体調が気になる場合は、無理をせず医療機関にご相談ください。

あわせて、台風シーズンが始まる前に、湿度計、バケツや雑巾、大きめのビニール袋と養生テープ、使い捨て手袋・マスク、電池式の扇風機やライト、除湿剤の予備などをそろえておくと、いざというときに慌てずに済みます。

自分でやる範囲と、専門業者に相談する目安

見つけたカビをすべて専門業者に頼む必要はありません。小さな範囲に出始めたカビは、換気をしながら、素材に合った市販の製品を表示どおりに使って対処できることもあります。一方で、次のような場合は、表面だけをきれいにしても再び出てくることが多く、原因から確かめることをおすすめします。

  • 床下全体、または複数の部屋にカビやにおいが広がっている
  • 部屋の壁一面や天井に、しみや黒い点が出ている
  • 台風や雨漏り、漏水のあとに出てきた
  • 長く閉め切っていた家・別荘・空き家を開けたら、家じゅうがカビ臭かった
  • 売却・賃貸・リフォームや改修工事の前に、建物の状態を確かめておきたい

なお、浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

MIST工法®は、素材を削らない・こすらないカビ取り技術です。霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビを分解・洗浄したうえで、防カビ処理で予防します。使用する専用剤は、一般的な処理剤に多い酸性液ではなくアルカリ性液で、研修・試験に合格した施工者が施工します。木材や壁紙、コンクリートなど、傷めたくない素材が広い範囲にわたる床下や部屋全体のカビに向いた方法です。詳しくはMIST工法®とは、実際の事例はカビ取り・カビ対策施工例をご覧ください。

目に見えない範囲の状態を知りたいときは、カビ菌検査という方法もあります。空気中のカビを調べる落下菌検査(採取は30〜60分程度)や、寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定させる同定検査があります。また、現地の環境を調べて原因を分析し、換気や設備の配置などを助言する防カビアドバイスも行っています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 床下全体、または複数の部屋にカビ臭さが広がっている
  • 部屋の壁一面・天井に、しみや黒い点が出ている
  • 台風・停電のあと、家じゅうのにおいが消えない
  • 別荘・民泊の客室や空き家を、まるごと点検・対策したい
  • 売却・賃貸・改修工事の前に、建物のカビの状態を調べておきたい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

宮古島からのご相談について

カビバスターズグループの沖縄拠点「カビバスターズ沖縄(稼大エンジニアリング株式会社)」が沖縄県内のご相談を受けています。
所在地:沖縄県国頭郡金武町伊芸1996-13/電話:080-3977-9591
本部(0120-052-127)へのご相談も、内容に応じて沖縄の拠点と連携します。宮古島での現地調査・施工の可否や日程、出張にかかる費用は、場所・規模・時期によって変わるため、まずはお問い合わせください。その際、写真と「場所・広さ・いつから・建物の種類(木造/RC)」をお知らせいただくと、お話が早く進みます。

状況別|賃貸・別荘/民泊・ホテル・飲食店

立場や建物の使い方によって、まずやることや相談先が変わります。

表4|状況別|まずやること・相談先・注意点
状況 まずやること 相談先・進め方 注意したいこと
賃貸住宅 写真で記録し、日付・場所・広さをメモ 管理会社・大家さんに連絡してから対応を決める 費用の負担は契約と原因によるため、自己判断で大がかりな処置をしない
別荘・二拠点・民泊 到着時に換気し、においと湿度を確認。客室ごとに記録 台風後の見回りと写真報告を管理者に依頼。複数の部屋に出ていれば建物全体の調査を相談 ゲストの予約に合わせて、施工の時期と範囲を計画する
ホテル・宿泊施設 客室ごと・フロアごとの状態を記録 稼働に合わせ、部屋ごと・時期を分けた計画を相談 同じ系統の客室に続けて出る場合は、建物側の原因を疑う
飲食店 厨房・客席・食品倉庫の湿気とにおいを確認 営業時間外や定休日を使った施工を相談 食材の保管場所と、湯気がこもる場所の湿気

賃貸住宅では、カビを見つけたら写真で記録し、自分で大がかりな処置をする前に管理会社や大家さんへ連絡するのが基本です。費用の負担は、契約の内容やカビが出た原因によって変わるため、ここで一概に言うことはできません。考え方の整理には賃貸住宅のカビ|貸主・借主の責任はどこで分かれるかをご覧ください。

ホテルや民泊、飲食店など事業用の建物では、営業を止めにくい、お客様の目に触れるといった事情があります。部屋ごと・区画ごとに時期を分けて施工するなど、営業への影響を抑える進め方をご相談ください。法人さまは店舗・事務所のカビ取りもあわせてご覧ください。

カビ取りの費用の目安と、離島での見積もりの考え方

カビ取りの費用は、場所・広さ・素材・カビの状態・原因によって大きく変わります。参考として、MIST工法®カビバスターズ本部がサービス内容と料金に掲載している目安をまとめました。

表5|MIST工法®の料金の目安(税別・/service 掲載)
対象 料金の目安 補足
室内壁面(クロス) 1,500円〜/㎡ 部屋の壁一面など。範囲・状態により変動
和室木材部(6畳・築40年未満) 120,000円〜 天井を除く。6畳を超える場合は1畳ごとに+10,000円
コンクリート外壁 1,200円〜/㎡ RC造の建物の外壁など
一般住宅の外壁(築40年未満) 3,500円〜/㎡ 範囲・状態により変動
宮古島への出張にかかる費用 別途お見積もり 場所・規模・時期によって変わるため、お問い合わせください

上の金額はあくまで目安です。実際の費用は、現地調査で範囲・素材・環境を確認したうえでお見積もりします。離島の場合は、移動や日程の条件も含めてご相談ください。

見積もりを比べるときは、総額だけでなく、その金額に何が含まれているかを確かめることが大切です。施工する場所と面積、原因(結露・雨水・漏水・換気)をどう確認したか、除カビと防カビ処理がどちらも入っているか、雨漏りなど建物の修理が別になっているか、といった点を見ておきましょう。離島では何度も来てもらうのが難しい場合もあるため、気になる場所をまとめて伝え、一度の現地調査で全体を見てもらうと計画を立てやすくなります。見積書の見方はカビ取りの見積書、どこを見ればいい?で詳しく解説しています。

よくあるご質問

Q. 宮古島はなぜカビが生えやすいのですか?

A. 一年を通して湿度が高く、暖かい時期が長いためです。気象庁の平年値(1991〜2020年)では、宮古島の年平均湿度は77%、年平均気温は23.8℃で、月平均湿度は1月から12月までの12か月すべてで70%以上です。そこに梅雨や台風の雨が重なり、閉め切った部屋や床下で湿気がたまりやすくなります。

Q. 那覇と比べて、宮古島のほうが湿気は多いのですか?

A. 平年値で比べると、宮古島のほうが高めです。年平均湿度は宮古島77%、那覇73%です。差がはっきり出るのは冬で、1月は宮古島72%に対して那覇66%、12月は71%と67%です。那覇では11月から2月は70%を下回りますが、宮古島では冬のあいだも70%を超えています。

Q. 冬(12〜2月)も、宮古島ではカビ対策が必要ですか?

A. 必要です。宮古島では、いちばん湿度が低い12月でも平均71%、1月は72%、2月は74%あります。冬の乾燥で湿気がリセットされる時期がほとんどないため、一年を通して湿度計で数字を確かめ、除湿と換気を続けることが大切です。

Q. 台風で停電したあと、カビを防ぐために何をすればいいですか?

A. 風雨が収まり、安全が確かめられてから、まず天井や壁、窓まわり、床の様子を写真で記録します。止まっていた冷蔵庫の中身を整理して庫内の水気を拭き、雨が止んでいれば窓を開けて風を通し、電気が戻ったら除湿を始めます。サッシや網戸に付いた塩は水で流しておきましょう。雨水がしみ込んだ場所は、すぐには変化が見えないことがあるので、日をおいてもう一度点検してください。屋根には上らないでください。

Q. 長く家を空けるとき、除湿機やエアコンはつけたままにしたほうがいいですか?

A. 建物や機器、留守の長さによって違うため、一概には言えません。運転したまま留守にする場合は、機器の取扱説明書の条件と、停電したときにどうなるかを確かめ、管理会社や見回りをお願いする方と相談して決めましょう。どちらにしても、出発前に水気を残さない、収納の扉を少し開ける、布製品を乾かしてからしまう、といった準備は欠かせません。

Q. 別荘や民泊の客室で、ゲストが来る前に確認したいことは?

A. 部屋に入ったときのにおい、壁紙や天井のしみ・黒い点、寝具やカーテン、収納の中、家具の裏や床の隅を確認します。複数の客室や建物全体で同じようなにおいやしみが出ている場合は、床下や壁の中など見えない場所に原因があることもあるため、一度まとめて調べることをおすすめします。

Q. 宮古島でもMIST工法®のカビ取りは頼めますか?

A. 宮古島での現地調査・施工の可否や日程、出張にかかる費用は、場所・規模・時期によって変わるため、まずはお問い合わせください。カビバスターズグループの沖縄拠点「カビバスターズ沖縄(稼大エンジニアリング株式会社、電話080-3977-9591)」、または本部のフリーダイヤル0120-052-127で承ります。写真と、場所・広さ・建物の種類をお知らせいただくと、お話が早く進みます。

Q. カビ取りの費用はどのくらいですか?出張費はかかりますか?

A. 税別の目安として、室内壁面(クロス)1,500円〜/㎡、築40年未満の和室木材部(6畳、天井を除く)120,000円〜などを「サービス内容と料金」に掲載しています。実際の金額は範囲・素材・環境によって大きく変わり、現地調査のうえでお見積もりします。宮古島への出張にかかる費用は、内容に応じて別途お見積もりとなります。

まとめ

  • 宮古島の平均湿度は年77%(那覇73%)。12か月すべて70%以上で、冬に家が乾く時期がほとんどない
  • 雨は9月(259.3mm)・8月(257.4mm)に多く、台風の接近も9月の1.2個が最多。台風シーズンの終わりは家じゅうを点検するタイミング
  • 台風・停電のあとは「安全確認 → 写真で記録 → 冷蔵庫の整理 → 換気と乾燥 → あとで再点検」。屋根には上らない
  • 長期不在・別荘・民泊は、出発前に水気を残さない・収納を開ける・見回りと写真報告を頼む
  • 離島では業者が来るまで「止める・残す・乾かす・広げない」。台風シーズン前に湿度計や養生用品をそろえておく
  • 床下全体・部屋全体・複数の部屋・建物全体に広がるカビは、原因から確かめる。写真を添えて早めにご相談を

10月以降も、宮古島の湿度は75%前後で推移します。台風が落ち着いたこの時期に、湿度計で住まいの数字を確かめ、床下や閉め切っていた部屋、留守にしていた建物を一度見直してみてください。気になる場所があれば、写真を添えてご相談いただければと思います。

宮古島の住まい・別荘・民泊・施設のカビでお困りのときは、沖縄県内のカビバスターズ沖縄(080-3977-9591)へも、本部へもご相談いただけます。宮古島での対応の可否や日程は、まずお問い合わせください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。