カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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カビは木材建築物をむしばむ

2014/04/23

※カビ対策

 

長期にわたる酸性雨や湿気などで木材表面の中性化が進み、カビの発生しやすい環境となっています。
カビが繁殖するとカビ自体の湿気で含水率は高くなり、木材を腐朽劣化させる木材腐朽菌が生育しやすい環境となります。
木材腐朽菌が増殖すると木材の成分のセルローズが分解され褐色から黒色へと変化します。
そして、リグニンが分解されると木材は白っぽく変化し木材の強度をも弱めていきます。

木材の栄養分を溜め込んで増殖することからシロアリにとってカビは栄養豊富な餌となり、シロアリは木材腐朽菌と同じくセルローズを分解して木材の強度を弱めます。
カビが発生している環境は、美観を損ねるだけではなく、その木材を使用している建物の強度をも、やがて脅かす危険があります。
何にでも取り付き腐らせ増殖していくカビは微生物です。
微生物劣化として今、早期メンテナンスや改善が求められています。