花粉の時期、多くの人が苦しんでおります。
その花粉に比べカビの胞子は10分の1以下の大きさといわれています。
小さいだけにカビの胞子は空気中に大量に漂い、人はこの胞子によって目や鼻のアレルギーを起こすことがあります。
横浜喘息と言われた喘息が新聞をにぎわした時期がありました。これはアルテルナリアというカビの胞子が原因でした。
このアルテルナリアの胞子は尖っている形をしているため、それが刺激したといわれています。
また、アスペルギルスの胞子も表面に多くのトゲが生えています。この胞子を大量に吸うと喘息をおこすこともあります。
このアスペルギルスの胞子と同じくらいの胞子にコウジ菌の胞子がありますが、コウジ菌の胞子を吸い込んで喘息をおこした話は未だに聞きません。
酒造メーカーではカビぼこりといわれるものが床をおおっていますが、そこで働く職人さんたちに喘息はおこっていません。つまりアスペルギルスの胞子のような尖ったものがコウジ菌の胞子には無いってことなのです。
しかし、不規則な生活をしていたり、体力が著しく落ちていたり、極度な疲労が蓄積していたりすると、トゲのない胞子でも刺激されることはあります。
カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介
カビ取り屋の知恵袋
カビのアレルギー
2015/03/07