カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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カビ  こんな声がありました (3)

2015/04/08

かびない毎日を  (3)入浴後、こまめな手入れで予防
生活の中で作りだされる湿気はカビの大きな原因だ。
とくに浴室は暖かく、水分があって、せっけんや人のアカなどカビの食べ物がたっぷりある。
ユニットバスの場合は窓もなく保温性は高い。カビは仕方ないとあきらめていないだろうか。
INAX浴室事業部の山形美紀さんは
「毎日お風呂に入る週間のある人が多い。日本の浴室はそれだけ濡れた状態が続き、カビを引き寄せやすい。改良は欠かせません」。
水が溜まりにくいように浅く溝をつけた浴室の床や、反対にでっぱりをなくした洗面台など、早く乾燥させてカビ予防に役立つデザインだ。
最近はタイルの目地剤や樹脂のシャワーホースなど、抗菌効果のある物質を練りこんで「防カビ」をうたう製品も増えた。
ただ、せっけんカスが防カビホースの表面を覆うくらい付着すると、そこから生えるカビまでは防げない。
洗面器やイスは床からあげておこう。浴室内の温度を急激に下げること、水のたまる場所を作らないのもカビ予防に効果的だ。
換気扇の音や電気代が気になってスイッチをすぐ切っていないだろうか。朝まで回すのがベターという。
増える洗濯物の部屋干し派も、除湿は衣類を乾かすだけでなく、住まいに湿気を与えないためのもだと意識した方がいい。
東京ガス都市生活研究所の実験では、5キロの洗濯物から3リットルの水分、大型のペットボトル2本分が放出されるという結果が出た。換気扇や浴室乾燥機、あるものは意識して活用したい。
風呂から出る時どうする?
① 腰下の壁に熱いシャワー
② 冷やして乾燥が効果的
③ 水溜り作らない工夫