「訪れる方に気持ちよく、お参りいただきたいのです」 お話しの中に常に、このお言葉を宮司さまからお聞きいたしました。 訪れる方のことを一番にお考えの思いに幾重にも頭が下がりました。 工事の切っ掛けは、木部の一部に腐ったようにも見える部分があったことを気にされてのことでした。 腐っている木部を一部交換することで、素材が継ぎあて状態となり美観的なバランスが取れない。 他の木部に腐れが広がる。 素材と美観を永く維持したい。 水の衛生面を確保したい。

このご要望にもお応えできました。 表面だけ腐ったように黒くなっていた一部の木部も除カビ処理を施し素材は交換無しで救えました。 待機されていた工務店さん交換無しでゴメンナサイ。

また、工事の際には、多くのご見学を頂き有難うございました。 「この木の香りが懐かしい」と嬉しいお声も頂けました。 神社に泊めていただくという体験までさせていただきお世話になりました。