私たちが一生のうちで口に入れるものとして、一番多いものが呼吸により取り込む空気83%、食べ物7%、飲み物8%、そして皮膚呼吸が2%といわれています。
この数値からみて、生活区域での空気環境がとても大切だということが分かります。
しかし、梅雨の時期は雨のため窓を開けて通風をすることが、なかなかできない日が続き部屋の中は、常に適度の温度と湿度がこもる状態となってしまいます。
この状態がカビの天国となり部屋のいたるところでカビの繁殖がおこりやすい環境となってしまいます。
強制的な換気や除湿器の使用は必然ですが、それすらも追いつかないほどの湿気と澱んだ空気によりカビの繁殖に加え、カビを好物とするダニも繁殖します。
ダニはカビをせっせと食べて子孫を増やしていきます。
ダニの多いところにはカビも多いともいえます。
カビもアレルギーや病気を引き起こす可能性がありますが、ダニもアレルギーや病気を引き起こす可能性もありますので、この時期は注意が必要です。
梅雨の湿気については、室内の湿気だけではなく雨水の侵入・結露の発生があります。
また季節に関わらず配管からの漏水による湿気の上昇もあげられています。設備の劣化・施工不備などから生じる不測の水気・湿気はプロによる点検が必要とされます。
私たちの大切な生活空間を心地よく維持する努力は、この時期に限らず怠ることなく求められています。