浸水被害では消毒と並んで、家屋や住む人の健康を守るための対策が必要です。
衛生上の問題も大きいですが、カビ臭による不快感や湿気により壁や床板がカビてしまうこともあります。
また、一旦浸水すると壁の室内側に使われている下地の石膏ボードや内部の断熱材は濡れたり湿気を多量に含んだりします。
放置するとカビの発生や大繁殖を招き断熱材の性能低下、柱や木部などの腐朽といった問題が生じる場合があります。
また、浸水被害の後、放置された床下がカビだらけになった事例も多々あります。
「カビが室内の巾木や壁面の下の方から生えてきた。」とか「カビ臭がする。」など・・・
こんな状況の時には床下の点検をしてみてください。床下の基礎コンクリート部や木部などにカビが発育していることがあります。
浸水2か月後、カビ被害は多く報告されています。部材が徐々に乾燥する途中にカビは繁殖するので、湿った部材は早期に取り除くか、カビの根こそぎ除去が望ましいです。
また、水害以外にも床下湿気の原因はあります。