土壁や漆喰は湿気を吸ったり吐いたりする壁ですが、吸える量には限りがあり、湿った状態が続くとカビます。水拭きや強い洗剤は壁を傷めるため、手入れは「濡らさない・こすらない」が基本です。
この記事の結論
- カビる主な原因は、結露・家具の裏の湿気・雨漏り・床下からの湿気
- 表面のカビは、乾いた状態でやわらかい刷毛でそっと払う。水拭きやこすり洗いはしない
- 広い範囲・黒いシミ・壁がぽろぽろ落ちるときは、塗り直しや専門業者に相談する
1. 調湿する壁でもカビる理由
- 壁が吸える湿気の量を超えて、湿った状態が続く
- 家具やタンスを壁にぴったり付けて、空気が動かない
- 外壁側の壁が冬に冷えて結露する
- 雨漏りや床下の湿気で、壁の中から湿っている
- ほこりや手あかが表面に付き、栄養になる
2. 手入れの方法
- 晴れて乾いた日に、窓を開けて換気し、マスクをつける
- やわらかい刷毛やはたきで、表面のカビをそっと払う(下に新聞紙などを敷く)
- 掃除機は、壁に当てずに近づけて吸う
- 除湿機や扇風機で、部屋と壁を乾かす
避けたいこと:水拭き、濡れた布でこする、塩素系のカビ取り剤を吹きかける(土壁は崩れ、漆喰や色壁は変色することがあります)。薬剤を使う場合は、目立たない場所で試すか、左官業者や専門業者に相談してください。
3. 再発を防ぐ
- 家具は壁から5〜10cm離す
- 押し入れや北側の部屋に風を通す
- 湿度計を置き、60%を超える日が続くときは除湿する
- 雨漏り・床下の湿気が疑われるときは、原因を先に直す
調湿建材の効果と限界は調湿建材とカビ、古い木造住宅は古民家のカビ対策もご覧ください。
よくある質問(検索の多い疑問)
土壁のカビはどうやって取りますか?
乾いた状態で、やわらかい刷毛でそっと払います。水拭きやこすり洗いは壁が崩れる原因になるため避けましょう。広い範囲や黒いシミは、塗り直しや専門業者に相談してください。
漆喰の壁はカビないと聞きましたが?
漆喰はカビにくい素材ですが、表面にほこりや汚れが付いたり、結露で湿った状態が続いたりすると、カビが出ることがあります。
土壁にカビ取り剤を使ってもいいですか?
塩素系のカビ取り剤は、壁の変色や傷みの原因になることがあります。使う前に目立たない場所で試すか、専門業者に相談しましょう。
相談するときに
土壁・漆喰・木部など、こすったり削ったりできない素材のカビは、素材を傷めない方法が必要です。カビバスターズにご相談ください。
