更新日:2026年10月13日。浸水後の安全な確認、乾燥、カビ発生時期の説明を一次資料に合わせて見直しました。
この記事の結論
- 床下浸水のあとは、泥を出して、しっかり乾かすことが最優先です。消毒は乾燥の代わりになりません。
- 床下は乾きにくく、表面が乾いて見えても木材や断熱材に水分が残ることがあります。
- カビが見えるまで待たず、安全確保後に清掃・乾燥を進めます。水分が残っていないか、作業後の点検も大切です。
1. 水が引いた直後にすること
- 安全を確認し、電気設備は専門業者の点検を受けてから使う
- 被害の写真を撮る(保険や罹災証明のため)
- 安全に開けられる既存の点検口から、見える範囲だけ水と泥の状態を記録する。床下へ無理に入らない
- 自治体の案内(消毒剤の配布や相談窓口)を確認する
2. 泥の除去と乾燥
| 作業 | ポイント |
|---|---|
| 泥・水の除去 | 泥は菌とカビの栄養になるため、できる限り出す |
| 濡れた断熱材 | 清掃・乾燥・交換が必要か、施工会社や専門業者と確認する |
| 送風・換気 | 電気・建物の安全と汚染状況を確認し、適切な換気・送風方法を専門業者と相談する |
| 乾燥の確認 | 測定箇所・機器・素材に応じた含水率と、断熱材などの残存水分を合わせて確認する。一つの測定値だけで完了としない |
乾燥に必要な時間は、濡れた範囲・素材・環境で変わります。日数だけで判断せず、残存水分を確認してから復旧します。EPAは安全に実施できる場合、浸水後24〜48時間以内の清掃・乾燥を目標として案内しています。長期間そのまま待つという意味ではありません。
3. 消毒について
- 消毒が必要か、汚染状況と自治体の案内を確認する。清掃・乾燥を消毒で代替しない
- 自治体が案内する薬剤と方法に従う
- 塩素系を使う場合は換気し、ほかの洗剤と混ぜない
4. 後から出るサイン
- 部屋がカビ臭い、畳や床が湿っぽい
- 床がきしむ、柔らかい
- 押し入れや家具の裏にカビが出る
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 床下にもぐれない、泥が出しきれない
- 断熱材や木材が乾かない
- 数か月後にカビ臭さが出た
当社はカビ菌検査で状態を確認し、素材と状態を確認したうえで、MIST工法®による除カビ・防カビの適用範囲をご案内します。漏水修理や建材の復旧は、カビ処理とは分けて担当・範囲を確認します。
床下浸水の原因|水はどこから入るのか
| 入り口 | 起きやすい場面 |
|---|---|
| 基礎の通気口(換気口) | 大雨・台風で、家のまわりの水位が通気口の高さを超えたとき |
| 基礎のすき間・配管が通る穴 | 基礎の継ぎ目や、給排水管まわりのすき間から水がしみ込む |
| 排水の逆流 | 下水や雨水ますがあふれ、排水管から水が戻る |
| 地面からの水 | 地下水位が高い土地や、敷地に水が集まりやすい地形 |
| 給排水管の水漏れ | 雨と関係なく床下に水がたまっている場合は、配管からの漏れを疑う |
床下浸水と床上浸水の違い:一般に、水が床の高さより下(床下)までにとどまるものを床下浸水、床の上まで達するものを床上浸水と呼びます。床下浸水は室内から見えないため、気づかないまま床下にカビが広がりやすいのが特徴です。
雨と関係なく水がたまる場合は、床下のカビの点検とあわせて、水道メーターで漏水の有無を確認しましょう。
よくある質問(検索の多い疑問)
床下浸水はどこから水が入りますか?
基礎の通気口、基礎の継ぎ目や配管まわりのすき間、排水の逆流、地面からの水などが主な入り口です。雨と関係なく水がたまる場合は、給排水管の水漏れも疑いましょう。
床下浸水と床上浸水の違いは?
一般的な呼び方では、床の上まで達しない浸水が床下浸水、床の上まで達する浸水が床上浸水です。被害認定や保険の扱いは自治体・契約先へ確認してください。床下は安全に見える範囲だけ記録し、無理に入りません。
床下浸水のあと、カビはいつごろ出ますか?
発生時期は素材や濡れた状態で異なり、一律には決まりません。EPAは浸水した家屋を24〜48時間以内に乾燥できなかった場合、カビの発生を想定した対応を案内しています。見えるカビやにおいが出るまで待たず、安全確保後に清掃・乾燥を相談してください。
床下浸水の相談で伝えること
分からない項目があっても相談できます。写真のために床下へ入ったり、濡れた電気設備を使ったりする必要はありません。
- 浸水した日・水が引いた日と、分かる範囲の浸水箇所
- 安全な場所から撮った写真、水・泥・においが残っているか
- 清掃・乾燥・電気設備の点検をどこまで行ったか
- 築年数・構造・持ち家か賃貸か、施工会社や管理会社への相談状況
除カビの流れと参考料金は床下のカビ対策・税込料金の案内をご確認ください。浸水後の泥の除去・乾燥・建材交換などの復旧費用は、掲載の除カビ料金だけでは判断できません。現場の状態と担当範囲を確認します。
浸水後の床下のカビのご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
