床下は、常に陽が当たらず高湿度状態です。
そんな床下の住宅被害を防止するために、建築基準法で「床の高さ」や「換気孔設置」の規定もあります。
しかし、床下の湿気が原因で床下のコンクリート基礎部分や土台の木材部分がカビや腐朽菌の発生により、微生物被害を受けていることは多くあります。
なぜ!床下からカビが・・・
そうです。床下の環境はカビの最も好む高湿度状態、空気の澱みは適温がキープされたような状態。
これではカビが繁殖しない理由がありません。
しかも、床下のコンクリート基礎部分や土台の木材部分は、カビの栄養源。
この状態の床下で発生したカビは、人の目に留まることなく静かに勢力を延ばしていきます。
もし、雨水の浸入や地下水の上昇、排水管からの水漏れなどと言ったことが起これば、一層にカビの被害は拡大いたします。
日頃、目に留めることの無い床下は、カビのやりたい放題となっている場合が多い場所です。
床下は大切な建物を守るための土台となるところでも有ることに意識を深めて頂き、周期的に水の溜まりは無いか、土台にカビの繁殖はないか、点検を行うようにしてください。
また、雨水の被害を受けたコンクリートは十分に乾燥させ、雨水の浸み込みのあった建材は交換することでカビの被害は抑えることができます。
カビに侵された建物は、建物自体の耐久性を損ねるだけでなく、住む人の健康をも脅かすこととなります。
建物のカビ被害は、建物を建てる側、建物を依頼する側、そして住まれている方すべてに気持ちの良いものではありません。
大きな被害とならないうちの早めの処理と以降の対策が求められます。
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カビ取り屋の知恵袋
床下からカビが・・・
2014/09/26