この記事の結論
- 壁紙のカビは、壁紙そのものより「壁の表面が濡れる原因」が問題です。多くは結露、次いで雨漏り・配管の漏れ・家具による通風不足です。
- 大田区は多摩川沿いの低地から台地まで地形の幅があり、木造アパートから新しいマンションまで建物も様々です。原因の当たりをつけてから対処してください。
- 壁紙の表面だけ拭いても、裏の石こうボードや下地までカビが入っていれば必ず戻ります。継ぎ目の浮き、広い範囲の黒ずみはそのサインです。
1. 壁紙にカビが出る4つの原因
| 原因 | 出方の特徴 | 確認するところ |
|---|---|---|
| 結露 | 北側・外壁側の壁一面、窓の下に点状 | 冬の朝の窓と壁の濡れ |
| 家具の密着 | タンスやベッドの裏だけ黒い | 家具を動かして裏を見る |
| 雨漏り・外壁のひび | 天井近く、窓上、輪じみ状 | 雨の日のあとに広がるか |
| 配管の漏れ | 水回りに接する壁の下の方 | 床が浮く、いつも湿っている |
まず、この4つのどれに当てはまるかを見分けてください。雨漏りと配管の漏れは、建物の修理が先です。カビ取りだけを行っても意味がありません。
2. 大田区の住まいで多いパターン
多摩川沿いの低地・1階の住戸
低地や1階では、地面からの湿気と冬の冷えが重なり、外壁側の壁が濡れやすくなります。押し入れの奥の壁と合わせて確認してください。
築年数の長い木造アパート
断熱が弱い建物では、冬の結露が北側の壁に集中します。家具を壁から5〜10cm離すだけでも違いが出ます。
気密性の高いマンション
室内で出た水分が逃げにくいため、外気に接する壁と窓まわりに結露が出ます。24時間換気の給気口は閉じないでください。
3. 自分でやる場合の手順と注意
- まず原因(上の4つ)を確認する
- 換気しながら、消毒用アルコールなどで軽く押さえるように拭く(こすらない)
- 塩素系のカビ取り剤は、色落ち・下地の傷みの原因になります。壁紙には基本的に向きません
- 塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜない
- 拭いたあとは、しっかり乾かす
広い範囲、裏まで黒い、継ぎ目が浮いている場合は、自分で処理しても戻ります。下地まで進んでいる可能性が高く、張り替えや下地の処理が必要です。
4. 業者に相談したほうがよいサイン
- 壁一面に広がっている、または複数の部屋に出ている
- 拭いても1〜2週間で戻る
- 壁紙をめくると下地が黒い、継ぎ目が浮いている
- 賃貸で、雨漏りや配管が疑われる(この場合は管理会社へ先に連絡を)
当社はカビ菌検査で広がりを確認し、素材を傷めないMIST工法®で除去と防カビを行います。張り替えの前に下地を処理しておくと、再発を抑えられます。
5. よくある質問
Q. 壁紙を張り替えれば解決しますか?
A. 下地にカビが残ったまま張り替えると、新しい壁紙の裏で再発します。原因を直し、下地を処理してから張り替えてください。
Q. 賃貸の壁紙のカビは、誰の負担になりますか?
A. 建物の不具合が原因か、住まい方が原因かで判断が変わります。気づいた時点で写真を撮り、管理会社に相談しておくと安心です。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
大田区のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
