この記事の結論
- 仏壇・掛け軸・木製の建具は、湿気を吸いやすく、薬剤に弱いものです。カビが出ても、濡らしたりこすったりしないでください。
- 仏間は家の北側や、普段人がいない部屋にあることが多く、空気が動かないためカビが出やすい場所です。
- 八女市は矢部川流域の平野から山間部まで広がり、梅雨と台風で雨の多い地域です。湿度が高い時期は、仏間の扉と部屋の戸を開けて風を通してください。
1. 仏間・和室でカビが出る理由
仏間は、日常的に人が長く過ごす部屋ではないことが多く、冷暖房も換気も限られます。北側に配置されることも多いため、壁が冷えて湿気がたまりやすくなります。
そこに、木・漆・金箔・紙・布といった湿気を吸う素材が集まっているのが仏壇です。八女市は古くから仏壇づくりが行われてきた地域でもあり、大切に受け継がれている仏壇をお持ちの家庭も多いはずです。
2. まず、やってはいけないこと
- 水拭き(漆・金箔・木地を傷めます)
- アルコールやカビ取り剤を吹き付ける(変色・剥離の原因)
- 強くこする、削る
- 直射日光に当てて乾かす(反り・割れの原因)
カビを見つけたら、まず乾いた柔らかい布で軽く払い、部屋の湿度を下げることを優先してください。本格的な処置は、仏壇店や専門業者に相談するのが安全です。
3. 仏間の環境を整える
- 晴れて乾いた日に、仏間の戸と窓を開けて風を通す(週1回でも効果あり)
- 梅雨から夏は、除湿機で湿度40〜60%を保つ
- 仏壇を外壁に密着させず、少し離して置く
- 仏壇の扉を、ときどき開けて中の空気を入れ替える
- お供え物や生花の水は、こまめに替える(湿気とカビの元になります)
- 床の間の掛け軸は、湿度の高い時期に長期間掛けっぱなしにしない
4. 畳・ふすま・障子
| 素材 | サイン | 対処 |
|---|---|---|
| 畳 | 表面の白い綿状のカビ | 乾かしてから乾いた布で除去。水拭きしない |
| ふすま | 紙の波打ち、黒い点 | 湿度を下げる。張り替え前に下地を確認 |
| 障子 | 桟の黒ずみ | 乾いた布で払う。薬剤は避ける |
| 鴨居・敷居 | 木部の黒い点 | こすらず相談 |
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 仏壇の内部や木部の広い範囲にカビが出ている
- 仏間の壁や畳にも広がっている
- 部屋にカビ臭さが残る
- 長く使っていなかった仏間を、法事などで使う予定がある
当社のMIST工法®は、こすらずに処理できるため、木部や建具に向いています。神社仏閣での施工事例は「神社仏閣のカビ取り・復元処理」をご覧ください。仏壇そのものの修復については、仏壇店にご相談ください。
6. よくある質問
Q. 仏壇のカビは自分で取れますか?
A. 表面のホコリを払う程度にとどめてください。漆や金箔は、家庭での処置で傷むことがあります。
Q. 除湿剤を仏壇の中に入れてもいいですか?
A. 直接触れないように置けば有効です。ただし、水がたまったら早めに交換してください。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
八女市のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。












