この記事の結論
- 購入前の内覧では、見える範囲の濡れ・変色・においを記録します。内覧だけで壁内部やすべてのカビを確認できるわけではありません。
- 表面のカビより大切なのは、その原因(雨漏り・配管の漏れ・結露・床下の湿気)です。
- 地域の住宅割合だけでは個別物件の状態は分かりません。リフォーム済みでも、過去の濡れや修理の履歴、確認できない場所を売主・仲介会社に相談しましょう。
1. 内覧で見るべき場所
| 場所 | 見るポイント |
|---|---|
| 押し入れ・クローゼットの奥 | 壁と床の黒ずみ、カビ臭さ |
| 北側の部屋 | 壁の下の方、窓まわり |
| 天井 | 輪じみ、変色 |
| 浴室・洗面所 | 天井、床の境目、洗面台の下 |
| キッチン | シンク下の底板の湿りや変色 |
| 床 | 踏んで柔らかい所、きしみ |
| 外まわり | 外壁のひび、雨どい、基礎まわり |
新しい壁紙の外観だけでは下地や壁内部の状態は分かりません。張替えの範囲と過去の漏水・補修の履歴を確認してください。
2. 売主・仲介会社に聞いておきたいこと
- 過去の雨漏りや水漏れの有無と、修理の内容
- リフォームの時期と範囲
- 床下や天井裏を点検したことがあるか
- 空き家だった期間
3. ホームインスペクション(建物状況調査)
建物状況調査は、依頼する調査の方法・対象範囲と、立入りや点検口から確認できる範囲を事前に確認します。床下や天井裏、壁内部のすべてを確認できるとは限らず、追加調査や開口が必要かも相談してください。国土交通省のインスペクションの案内も参照し、建物状況調査とカビの採取・分析を同じ調査として扱わないようにします。
4. 購入後、入居前にやること
- 家具を入れる前に、収納と壁を確認する
- カビがあれば、原因と範囲を調べて処理する
- 24時間換気や換気扇が動くか確認する
- 床下は無理に入らず、点検口の有無と専門家が確認できる範囲を相談する
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 内覧時にカビ臭さがあった
- 購入後、入居前に状態を確認したい
- リフォームの前にカビを処理しておきたい
カビ菌検査は目的と採取・分析方法に応じた判別範囲を確認します。清掃・除カビは素材や劣化、製品の適用条件と試験確認を踏まえて相談し、MIST工法®を含む処理範囲と、原因修理・補修交換の担当や費用を分けて確かめてください。
6. よくある質問
Q. カビがある物件は避けるべきですか?
A. 外観だけで購入可否や必要費用は決められません。原因、点検できる範囲、補修・交換と清掃の見積り、売主との調整条件を専門家・仲介会社に確認して判断してください。
Q. 契約前に調べてもらうことはできますか?
A. 売主や仲介会社の了承があれば、ご相談に応じます。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
杉並区のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
更新:2026年10月17日。内覧・調査の限界と施工の相談条件を整理しました。
