この記事の結論
- 湿度計の記録と、窓・壁・収納の濡れの確認を組み合わせて対策を考えます。
- 湿度の数値は測定場所の空気の状態を示します。カビの発生・不発生を一律に分ける境界ではありません。
- 日時・室温・測定場所を記録し、雨や設備使用、結露の変化と合わせて確認してください。
1. 湿度の目安と対象を区別する
米国EPAの住宅向け一般資料は、可能なら相対湿度60%未満、理想的には30〜50%を目安としています。これは日本のすべての住宅・素材の発生境界や、個人の健康状態の判定値ではありません。数値とともに、窓・壁・配管の水滴や素材の濡れ、水分の発生源を確認します。
2. 選び方
- 温度と湿度が両方わかるもの
- 数字が大きく見やすいもの
- 最高・最低を記録できるものは、変化がわかって便利
- 使用場所に合う測定範囲・精度・取扱説明書を確認する
3. 置き場所
- よく過ごす部屋(リビング)
- 寝室
- カビが気になる部屋(北側の部屋、収納の近く)
- 設置高さや風・熱源からの距離は湿度計の説明書に従う
- 部屋の状態を測る場所と、窓際・収納など気になる場所を区別し、測定位置を記録する
4. 数字を見たあとの行動
- 湿度の上昇や濡れが続く場合は、設備使用・雨・換気の状態を記録し、水分の発生源を確認します。
- 除湿・冷暖房・加湿の調整は機器の説明書と実際の室温・湿度・結露の変化に沿って行います。
- 窓開けは雨の吹込みや外気の状態を見て調整し、住宅の換気設備は所定の使い方を確認します。
5. 湿度計でわかることの限界
湿度計は、置いた場所の空気の状態を示します。窓ぎわや外壁側の表面は、部屋の中央より冷えていて結露していることがあります。数字が50%でも、窓が濡れていれば対策が必要です。
6. 業者に相談したほうがよいサイン
- 湿度を管理しても、カビが戻る
- 特定の場所で濡れやにおいが繰り返す。原因は湿度計だけで決めず、建物の点検を相談する
当社への相談では、現場の点検と必要なカビ菌検査の採取・分析範囲を確認します。MIST工法®の適用は素材・仕上げ・劣化状態などを確認し、原因修理や建材交換とは担当と費用を分けて相談します。
7. よくある質問
Q. 何台置けばいいですか?
A. 必要な台数は確認したい場所によって異なります。生活する部屋や気になる収納など、測定場所と時刻を記録して比較してください。
Q. スマートフォンで見られるものは便利ですか?
A. 変化を見返す手掛かりになりますが、通信機能だけで精度や原因が分かるものではありません。測定範囲・精度・記録方法を製品ごとに確認してください。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
立川市のご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
参考:米国EPAの住宅向けカビ・水分管理ガイド。米国の一般向け資料で、日本の法令や個別の住宅の診断基準ではありません。
内容確認・更新:2026年10月18日。
