この記事の結論
カビが生えた食品は、加熱しても安全にはなりません。加熱でカビそのものは死ぬことがありますが、カビがつくる「カビ毒(マイコトキシン)」は熱に強く、ふつうの調理の加熱では分解されにくいと、農林水産省も説明しています。
1. 加熱で「死ぬもの」と「残るもの」
| もの | 加熱すると |
|---|---|
| カビ(菌糸・胞子) | 多くは死ぬ。ただし見た目が消えても、すでにできた物質は残る |
| カビ毒(マイコトキシン) | 熱に強く、煮る・焼く・電子レンジでは分解されにくい |
2. トマトソース・ジャム・スープなど液体の食品
水分の多い食品では、表面に見えるカビより広く菌糸が入り込んでいることがあります。表面をすくって取り除き、加熱し直しても食べるのはやめましょう。瓶ごと処分し、ふたや周りも洗いましょう。
3. 食べてしまったら
少し口にしただけで、すぐ症状が出ることは多くありません。慌てずに口をすすぎ、様子を見てください。腹痛・吐き気・下痢などが続く、乳幼児・高齢者・持病のある人が食べた場合は医療機関に相談しましょう。詳しくはカビを食べてしまった時の対処法をご覧ください。
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よくある質問
カビは加熱すれば死にますか?
多くのカビは加熱で死にます。ただし、カビがすでにつくったカビ毒は熱に強く、加熱しても分解されにくいため、食べて安全になるわけではありません。
カビが生えたトマトソースは煮れば食べられますか?
食べないでください。液体の食品は見えない部分までカビが広がっていることがあり、カビ毒は煮ても消えにくいため、瓶ごと処分しましょう。
電子レンジで温めればカビは大丈夫?
電子レンジで温めても、カビ毒はほとんど減りません。カビが生えた食品は加熱方法に関係なく食べないようにしましょう。
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参考資料
- 農林水産省「かび毒」 かび毒は熱に強く、通常の調理加熱では分解されにくい












