「だいたいでいいので金額を教えてほしい」というお声は、本当によくいただきます。曖昧にしたいわけではありません。カビの工事は、面積だけでは決まらない要素が多いのです。今回は、その中身を開いて説明します。
結論|同じ広さでも、素材と原因で作業が変わるから
カビの処置は、床面積のような一つの数字では決まりません。何でできている面か、どこまで入っているか、そして水がどこから来ているか。この3つで作業の内容そのものが変わります。
当社では料金の目安を公開していますが、いずれも税別で、実際の金額は現地調査のうえでのお見積りとしています。目安は「桁を知るため」のもの、と考えていただくのが実際に近いです。

公開している目安を、数え方ごとに見る
外壁やクロスのように面積で数える対象と、ユニットバスのように一式で数える対象、和室のように部屋単位で数える対象があります。数え方が違うものを並べて比べても、比較になりません。

屋外や公共施設では、さらに条件が変わります。当社が公開している事例では、三重県の幼稚園の遊具の除カビが約105,000円・工期3日間、愛知県のテニスコートが工期2週間となっています。屋外は面積が大きく、天候にも左右されます。
安い見積が、必ずしも安く終わらない理由
金額だけを並べると、範囲や工程の違いが見えません。除カビだけの金額と、防カビ処理まで含む金額は当然違います。原因への手当てが誰の担当かも、書かれていなければ後から問題になります。
| 見えにくい違い | 後から起きること |
|---|---|
| 対象範囲が違う | 施工後に「あの面は入っていない」と分かる |
| 防カビ処理の有無 | 短期間で同じ場所に戻る |
| 素材ごとの手当ての有無 | 木部やクロスが傷む、変色が残る |
| 原因への処置が別扱い | カビは取れたが条件は変わらず、再発する |
| 追加条件が書かれていない | 開けてから金額が大きく動く |

カビの発生を100%防ぐことはできません。見積の段階で「二度と生えません」と言い切る説明があれば、その根拠を確認してください。当社では、施工方法と定期的な管理を組み合わせて、限りなくゼロに近づけるという説明をしています。
現地調査をお願いする側のメリット
現地調査は、金額を決めるためだけの手続きではありません。原因の見立てをその場で共有できるため、施工しない部分をどう管理すればよいかもお伝えできます。工事の要否そのものを一緒に判断できることもあります。
次回予告
次回は、工期の話です。工程を分けないという設計が、なぜ短納期につながるのかを説明します。
参考にした情報
- 株式会社せら「サービス内容と料金」 https://sera.jp/service
- 株式会社せら「公共施設・屋外設備のカビ対策」 https://sera.jp/public
- 株式会社せら「Q&A」 https://sera.jp/faq












