木材腐朽菌とは、木の主な成分(セルロースやリグニン)を分解して木を腐らせる真菌(キノコの仲間)です。木が腐るには、水分・適度な温度・酸素・栄養(木そのもの)がそろう必要があり、とくに木が長く湿った状態にあることが最大の条件です。
この記事の結論
- 木材腐朽菌は、木の成分を分解して強度を落とす真菌です。表面を黒くするカビとは違い、木そのものを傷めます。
- 腐朽が進むのは、木が長い間湿った状態にあるときです。水もれ、雨もれ、結露、床下の湿気が主な原因です。
- 対策の基本は、木を乾いた状態に保つことと、早めの点検です。
1. 腐朽の種類
| 種類 | 特徴 |
|---|---|
| 褐色腐朽 | 木が茶色くなり、乾くと割れてもろくなる |
| 白色腐朽 | 木が白っぽく、繊維状にもろくなる |
2. カビとの違い
| 表面のカビ | 腐朽菌 | |
|---|---|---|
| 見た目 | 黒・緑・白の点や粉 | 変色、割れ、へこみ、キノコが出ることも |
| 木への影響 | 主に見た目とにおい | 強度が落ちる |
| 共通点 | どちらも湿気が原因。カビが出る場所は腐朽の前ぶれのことも | |
3. 住まいで起きやすい場所
- 床下の土台・大引き
- 浴室・洗面所まわりの柱と床
- 雨もれのある屋根裏、ベランダの下
- ウッドデッキ、外壁の木部
4. 点検のポイント
- 床がふかふかする、沈む
- ドライバーなどが木に簡単に刺さる
- カビ臭さ、きのこのようなにおい
- シロアリの被害と一緒に起きていることもある
5. 対策
- 水もれ・雨もれを直す
- 床下の換気・防湿を見直す
- 腐朽が進んだ木材は、工務店などで補修・交換
当社はカビ菌検査で状態を確認し、素材を傷めないMIST工法®で除去と防カビを行います。
よくある質問(検索の多い疑問)
木が腐る条件は?
水分・温度・酸素・栄養の4つです。栄養は木そのもの、温度と酸素は普通の住まいでは常にそろうため、実際には「木が長い間湿っているかどうか」が腐るかどうかを分けます。乾いた木材は腐りにくくなります。
木材の劣化と腐朽の違いは?
劣化は日光・雨風・乾燥のくり返しなどで木が傷むことも含む広い言葉です。腐朽は、腐朽菌によって木の成分が分解され、強度が落ちることを指します。
腐朽菌とカビの違いは?
どちらも真菌ですが、表面のカビは主に見た目やにおいの問題で、木の強度にはあまり影響しません。腐朽菌は木の中の成分を分解し、強度を落とします。カビが出る湿った場所は、腐朽の前ぶれのこともあります。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
木材・床下のカビのご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。












