床下に結露が生じ、そのまま水分だけが残り、湿気が溜まってしまうとカビの繁殖が始まり、柱や土台など重要な構造材の腐食を引き起こしてしまいます。
こんなことが考えられます。
- 敷地の問題
・敷地やその周囲に高低差がある場合
・田んぼや池などの湿地の造成した土地だった場合
- 敷地内の通風の問題
・隣家との距離がない場合
・床下の高さがない場合
・基礎が布基礎、ベタ基礎出ない場合
・基礎内の通風が足りない場合
- 不都合な出来事による問題
・建築中の雨濡れによる対応不足の場合
・配管からの水漏れがあった場合
・雨漏りがあった場合
・自然災害により水が流入した場合
床下の湿気が原因で室内に影響がおこる場合が多々あります。
最近の住宅は、コンクリートで覆われたベタ基礎が採用される事が多く土壌そのものからの湿気は抑制されるようになりました。
その反面、気密性が高まり多量の結露は発生し深刻な被害も増えています。
上記の問題は基本的な事柄ですが、床下の空気が動きにくいことは結露が発生しやすく湿気がこもりやすく、時間の経過とともにカビや腐朽菌の温床になることがあります。
カビの繁殖は木部の強度劣化につながり地震などへの影響も心配されています。