成人の一日の呼吸量は、安静時で一回0.5L程度空気を吸っている。
1分当たり20回呼吸すると1日で約15.000Lの空気を吸うことになる。
15.000L=15㎥
空気の重さは1.2㎏/㎥なので1日で約20㎏の空気を吸っていることになる。
私たちは一日の90%近くを室内において過ごしているので、その室内空気とともに飛散浮遊している物質を摂取することの影響も大きい。
WHOヨーロッパでは、居住者の健康に建物内の湿気とカビが関係していると指摘。
また、ハーバード大学の研究でも4.600人の子供を対象に調査した結果、建物内の湿気とカビが子供の喘息や上部気管疾患上昇の原因であることを指摘している。
わが国でも建物内の湿気は健康に影響があるとの指摘がある。結露や雨漏りなどによる建物湿気の上昇は健康被害に影響があると注意を促している。
(住宅における結露・カビの発生要因に関する調査研究、児童のアレルギー性疾患と関連する居住環境要因の改善に向けて 2014年日本建築学会環境系論文より)
ご参考にしてください。
建物の湿気は住む人の健康と建物本来の耐久にもかかわってきます。