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カビチェックは、衣替えのこの時期に

2014/10/02

衣替え!!
この習慣は平安時代の宮中行事からの始まりと言います。衣更え・更衣とも言います。
季節の推移に応じて衣類や寝具を入替えること。またその収納場所を変更すること。と言われております。
一般的には、衣替えと言えば6月・10月の1日と思い浮かべます。
この季節の変わり目に行う衣替えは、カビの予防対策を行う絶好のチャンスなのです。
湿気の多い日には衣替えは避けます。収納している間にカビの汚染被害にあいやすいので、必ず晴れた日に行います。
衣類や寝具など押入れやクロゼットに仕舞っておいたものを出し、衣類は陰干しをしながら風を通します。寝具は天日に干しながら陽と風を通します。
そうしておいて、収納していたものを出した押入れやクロゼットの中のホコリを取り除き、雑巾で拭きあげます。
その後、扇風機やサーキュレーターで通風させながら、エアコンの除湿を稼働し収納部内を乾燥させます。
そこから洗濯や乾燥のきちんとされた季節外の物を整理しながら仕舞っていきます。
気密性の高い現代の住宅内で特に閉め切りにしていることの多い、押入れやクロゼットには湿気が溜まりやすく、結露の発生しやすいカビ汚染の危険にさらされた場所です。
また、押入れに使われるベニヤ板は湿気が溜まりやすくカビが生えやすい素材でもあります。
閉鎖的収納空間とも言える押入れには、壁や床が見えないほどの荷物が詰め込まれていることも多く、気づくとカビが大量発生ということは多々あります。
大切な寝具や衣類の収納場所、せめて年2回の衣替え時期と年末の大掃除時期の3回でも、中の物を全て出し壁や床、天井にカビの発生が無いか、収納物からカビの臭いはしないか、点検を含め予防対策を行いましょう。