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住まいと湿気

2014/10/03

高気密・高断熱の家だから窓は開けなくて良いんです。と言うお話しを聞きます。
それは間違った理解だったことを知ってください。
建物内の空気の入れ替えの行われない空間に、長時間居ることは身体にとっては好ましくない事なのです。
人は呼吸により二酸化炭素を排出し、体内に酸素を取り込みます。
また、人は常に水蒸気や熱そして体臭など発します。
これにより人は室内空気環境を変化させていきます。
人が住む建物内では、生活に必要な睡眠や食事・入浴に加えて、過ごしやすさの追及によるエアコン機器などなどにより、室内の空気環境は大きく変化していきます。
この変化する室内の空気を入替えることにより、人の健康の守られる室内となります。
通常の住宅では、2時間に1回は室内空気が変わる程度の換気や通風が良いとされています。
人の健康状態を守る為に行うべき、換気や窓を開けて空気を入替える必要性は、高気密・高断熱の家だからこそ求められます。
晴れた日には窓を開け、風の通り道となる室内のドアや襖を開けて、風の通りを良くし室内の空気と室外の空気を入替えながら、換気扇も回して乾いた風を家のすみずみまで送る。
この時に、室内の空気の澱む位置、押込み、クロゼットには扇風機などの利用で風を回す工夫をする。
台風季節でもある今の時期、カビの空気中浮遊率の多い時期、室内を汚染する湿気は豊富です。
雨の日が続くので洗濯物が屋外に干せない・・・と室内に干される。こんなことも多々あるでしょう。
しかし、洗濯物が乾く時に放出される水分は室内の湿気を一層増やしていきます。
それは、建物内の結露の原因となっていきます。
雨の日、洗濯物を室内にどうしても干す場合には、お風呂場に干し換気扇を回したり、お風呂の窓を少し開けたりして水蒸気を屋外に出してください。
室内に洗濯物を干すことは、室内の空気環境の変化を招くだけでは無く、洗濯物自体に異臭を残すようにもなります。決して良いことは何もありません。
安全で快適な住まいづくりには
室内の澱む空気バイバイ!
湿気による二次被害(カビ汚染)バイバイ!
湿気を調整する換気と通風は建物にとって、とても大切なことです。