押入れの中段の温湿度を1年測定してみました。
その平均温度は16.7℃、平均湿度は81%R.Hでした。同じように押入れの外の部屋の床面の温湿度は平均温度は17.7℃、平均湿度は77%R.Hでした。
押入れの方が温度は低めで湿度は高めとなっておりました。
この状態はカビにとって増殖しやすい環境といえます。
部屋の換気と同じく押入れも十分な換気が求められます。晴れた日の日中には、押入れの襖を開け放し換気を心がけてください。
しかし、寝具等がギッシリ詰め込まれていると換気はうまくいきません。上下・左右・裏面に空気の通り道をつくる収納の仕方で早く換気もされます。
晴れた日の日中のわずかな時間でも窓とともに開けておくことで押入れの換気ができ、多湿な状態をなくすことで寝具の臭いを少なくできるとともにカビの増殖からも守れます。
梅雨の時期はもちろんのこと7月~8月の夏期、30℃を超え高温多湿となってしまう押入れは、換気による空気を澱めない方法を皆さんで工夫してください。
カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介
カビ取り屋の知恵袋
押入れのカビ
2016/07/09