カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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カビとは何なのか

2014/06/13

※カビ知識
「カビ」と呼ばれるものの正体は、微生物の一種で分類上は真菌という仲間です。そのカビの大きさは1~10ミクロンと肉眼では見えない微小なものです。
私たちの住空間には数えきれない程の種類のカビが生育しております。
そんなカビを顕微鏡でみると、細長い細胞が連なった糸のような形をしています。
これが「菌糸」で、ここから水分や栄養分を摂取し成長していきます。
カビがとりついたものを分解すると言われているのは、とりついた物質から栄養を吸収し菌糸の細胞の酵素が、とりついたものを分解してしまうからなのです。
カビは成長するのに空気中の湿気や物質からの水分などを必要としますが、カビにとってその水分が足りない場合に、カビは自身で特殊な分泌液を出したりもしながら生きる環境を整えていきます。
例えば、水分とは無縁の鉄の場合だと、とりついたところが鉄化化合物と結合し水溶性となることにより、カビは体内に水分を吸収できるのです。
また、プラスチックでもカビは2週間ほどで分解し、自分のエネルギーにしてしまいます。おかしな話ですが、この分解酵素がきっかけとしてプラスチックは開発されたとも言われております。
そんな分解酵素はカビ特有の嫌な臭いの原因になったり汚れ的であったり、素材を劣化させたり致します。
そして、カビの色は胞子と呼ばれるものでアレルギーの原因物質と言われております。
カビが及ぼす影響は、私たちの大切な建物やそこに集う人への健康などと大きく関わっています。
知っておきたいことは、カビは生きていくうえで必要とするものを求め、何かに取りつき成長するものということなのです。