※カビ知識
カビは自然界において掃除屋として栄養分を循環しています。
その活動において、カビは色々な酵素活性を強力に発揮し、物質の劣化をもたらしながら、環境の浄化に携わっています。
カビの最適温度
カビの活性は最低温度で始まり、最適温度で最も活発となり、最高温度で止まります。
一般的なカビの発育量は、最低温度が5℃~10℃でも発育する特性があり、このカビは60℃におかれた場合は短時間で死滅します。
しかし、乾熱の場合は70℃で20時間おいても死滅しません。
また、-6℃~90℃近くまでの広い範囲で生息可能です。
カビの生育pH
pH域は広く、pH3~10まで生育します。
多くのカビは微酸性を好みますが、カビ自身の代謝作用によって周囲のpHに変化を与え、酸性に傾け自身の好みに変えるなどの環境に対する適応性をもっています。
カビの生息範囲
空気のあるところには何処でも生息します。
数千mの深海から南極圏、北極圏のような極地や砂漠地帯にも生息します。
カビの多くは空気中に胞子を飛散、放出させています。空中に舞い上がったカビの胞子は単独、または他の浮遊塵埃、微細水滴などに付着して気流にのって16500フィートの高空に飛散する場合もあります。
また、カビは私たちの考える以上に低濃度の栄養分でも生育しますが、私たちの身の周りで生息するカビの最低生育温度0℃前後から始まり、最適生息温度20℃~25℃の範囲で活発し、最高生息温度58℃以下で止まります。
そして、カビの生育に最も必要と言われる水分。
生育最低水分活性値はカビによって違いますが0.71~0.94Aw値です。
カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介
カビ取り屋の知恵袋
カビの生育環境条件
2014/06/13