9月も終わりに近づき、沖縄では台風シーズンも終盤です。とはいえ、秋の長雨や台風のあとの湿気はまだ続き、気象庁の平年値では那覇の10月の平均湿度は72%。本土が秋晴れで乾き始めるころも、沖縄の家は湿気の多い状態が続きます。「押入れの布団がカビ臭い」「夏のあいだ閉めていた部屋の壁に黒い点が出た」「台風のあと、天井にしみが出てきた」――この時期は、そんなご相談が増えてきます。この記事では、気象庁のデータで沖縄の1年を確かめながら、コンクリート(RC)住宅で起きやすい結露とカビ、台風のあとにやること、場所別・モノ別の対策、賃貸や長期不在、事業者の方の注意点、そして専門業者に頼む目安と費用の考え方まで、沖縄のカビ対策をひとつにまとめました。
この記事の要点
- 沖縄のカビ対策とは、年間を通して湿度が高い気候のなかで、住まいと持ち物の湿気を「数字で見て、ためずに、乾かす」ことです。
- 那覇の平均湿度は年73%(東京65%)。70%以上の月が3〜10月の8か月続き、いちばん低い1月でも66%あります(気象庁・平年値)。
- RC住宅では、外壁側の壁・押入れ・エアコンまわり・最上階の天井など、同じ場所に繰り返し出るカビに注意。原因は結露・雨水・漏水・換気のどれかにあることが多いです。
- 台風のあとは「安全確認 → 写真で記録 → 水の入り口の確認 → 洗う・乾かす → 日をおいて再点検」の順番で。屋根には上らないでください。
- 拭いても戻る・広さが1㎡を超える・においが消えない場合は、専門業者の現地調査やカビ菌検査で原因を確かめるのが近道です。
結論|沖縄のカビ対策は「湿度を数字で見る・水を入れない・乾かす・繰り返す場所は原因から」
沖縄でカビを増やさないための基本は、湿度計で湿度を数字で確かめ、雨水や漏水を家の中に入れず、入った湿気は換気と除湿で乾かし、同じ場所に何度も出るカビは表面ではなく原因から見直すことです。沖縄は年間を通して平均湿度が高く、本土のように「冬になれば自然に乾く」時期がほとんどありません。そのため、季節まかせにせず、一年を通して湿気を管理する考え方が大切になります。
特に9月末から10月にかけては、台風が過ぎたあとの濡れた壁や床、夏のあいだ閉め切っていた部屋、衣替えでしまい込む夏物など、カビが出やすい条件が重なる時期です。平均湿度は少しずつ下がっていきますが、10月もまだ72%あります。「涼しくなってきたから大丈夫」と油断せず、湿気のたまりやすい場所を一度点検しておくと安心です。
一方、拭いても同じ場所に戻るカビや、壁紙の裏・木材・コンクリートの凹凸に入り込んだカビは、表面をきれいにしても再び出てくることがあります。その場合は、現地調査で原因を確かめ、除カビと防カビ処理を行うのが解決の近道です。
気象庁データで見る那覇の1年|湿度・気温・雨
まずは、沖縄の気候を数字で確かめておきましょう。下の図と表は、気象庁が公表している那覇の平年値(1991〜2020年の30年間の平均)です。比較のため、東京の平均湿度も並べました。
那覇の平均湿度は、いちばん高い6月で83%、いちばん低い1月でも66%です。70%を超える月は3月から10月までの8か月あり、残りの11月〜2月も66〜69%と、70%に近い水準が続きます。東京は1月が51%まで下がり、70%を超えるのは6〜10月の5か月です。年平均で見ても、那覇73%に対して東京65%と、8ポイントの差があります。
もうひとつの特徴は、気温が一年中高いことです。那覇の年平均気温は23.3℃で、いちばん寒い1月でも平均17.3℃あります。平均気温が20℃を超える月は4月から11月までの8か月です。暖かさと湿気がそろう期間が長いことが、沖縄でカビが出やすい大きな理由です。
雨は、梅雨の5〜6月と、台風の接近が多い8〜9月に多く降ります。年降水量は2,161.0mmで、東京の1,598.2mmを大きく上回ります。気象庁の平年値では、沖縄地方の梅雨入りは5月10日ごろ、梅雨明けは6月21日ごろ。台風の沖縄地方への接近数は年間7.7個で、7月1.5個、8月2.2個、9月1.9個、10月1.1個と、夏から秋にかけて集中しています。
| 月 | 那覇の平均湿度 | 那覇の平均気温 | 那覇の降水量 | 東京の平均湿度 |
|---|---|---|---|---|
| 1月 | 66% | 17.3℃ | 101.6mm | 51% |
| 2月 | 69% | 17.5℃ | 114.5mm | 52% |
| 3月 | 71% | 19.1℃ | 142.8mm | 57% |
| 4月 | 75% | 21.5℃ | 161.0mm | 62% |
| 5月 | 78% | 24.2℃ | 245.3mm | 68% |
| 6月 | 83% | 27.2℃ | 284.4mm | 75% |
| 7月 | 78% | 29.1℃ | 188.1mm | 76% |
| 8月 | 78% | 29.0℃ | 240.0mm | 74% |
| 9月 | 75% | 27.9℃ | 275.2mm | 75% |
| 10月 | 72% | 25.5℃ | 179.2mm | 71% |
| 11月 | 69% | 22.5℃ | 119.1mm | 64% |
| 12月 | 67% | 19.0℃ | 110.0mm | 56% |
| 年 | 73% | 23.3℃ | 2,161.0mm | 65% |
平年値は30年間の平均で、年ごとの天候や、同じ沖縄県内でも地域・建物の立地によって実際の湿度は変わります。住まいの湿度は、室内に湿度計を置いて確かめるのがいちばん確実です。
カビが増える条件を、沖縄の数字で見てみる
カビが増えるには、「湿気(水分)」「温度」「栄養」「時間」の4つの条件がそろう必要があります。栄養はほこりや手あか、石けんかす、壁紙、木材など家の中のどこにでもあるため、住まいで現実的にコントロールできるのは主に「湿気」と「時間」です。
湿気|屋外の平均が「70%」を超える月が8か月
一般に、湿度が70%を超える状態が続くとカビが増えやすくなるといわれます。那覇では、屋外の平均湿度が3〜10月の8か月でこの線を上回っています。窓を開けて換気をしても、外の空気そのものが湿っている時期には、部屋の湿度が思うように下がらないことがあります。沖縄で「換気だけでなく、除湿も組み合わせる」ことが大切だといわれるのはこのためです。
温度|冬でも平均17℃台、暖かい期間が長い
カビの多くは、人が快適に過ごせる温度帯でよく育ちます。那覇は1月でも平均17.3℃あり、本土のように冬の低温でカビの活動が落ち着く期間が短いのが特徴です。
時間|閉め切り・長期不在・台風のあとの「乾かない時間」
湿気がたまった状態が長く続くほど、カビは広がります。沖縄で特に注意したいのは、台風で雨戸や窓を閉め切っているあいだ、仕事や帰省で家を空けているあいだ、そして台風のあとに濡れた部分が乾ききらないまま過ごしている時間です。「濡れたら、なるべく早く乾かす」「閉め切ったら、開けたときにしっかり換気と除湿をする」ことで、カビが増える時間を短くできます。
湿度計を寝室や押入れの近くなど気になる場所に置くと、「雨の翌日は押入れが湿っぽい」といった住まいごとの傾向がわかってきます。
RC住宅の結露と「同じ場所に繰り返し出るカビ」
沖縄では、鉄筋コンクリート(RC)造の住宅が主流になってきた経緯があります(参考:知念・芝「沖縄の住宅構造材の歴史的変遷」)。沖縄県の資料では、新設住宅に占めるRC造の割合は平成30年度以降減少傾向とされていますが、ここではご相談の多いRC住宅を中心に見ていきます。
コンクリートは熱をため込みやすく、温まりにくく冷めにくい素材です。冷房で冷やされた部屋では壁や天井の表面温度が下がり、そこに湿った空気が触れると、表面や家具の裏で結露が起きることがあります。また、外壁側の壁や部屋の隅、押入れの奥は空気が動きにくく、いったん湿気を含むと乾くまでに時間がかかります。
さらに、屋上の防水の傷みや外壁のひび割れ、サッシまわりのすき間から雨水が入り込むと、最上階の天井や窓下の壁が繰り返し湿ります。台風の強い雨風のときだけしみ込む場合もあり、普段は気づきにくいのが特徴です。新築から数年のうちは、コンクリートに含まれていた水分が抜けきっておらず、室内が湿りやすいこともあります。
こうした場所に出るカビは、表面を拭き取っても、湿気が集まる理由が残っている限り、同じ場所に何度も戻ってきます。「毎年同じ壁の同じ位置に黒い点が出る」「壁紙を張り替えても半年ほどで浮いてくる」という場合は、表面の掃除を繰り返すよりも、結露なのか、雨水なのか、配管の漏水なのか、換気不足なのかを確かめることが解決の近道です。
マンション住戸の結露とカビについては、マンション住戸の結露とカビ|鉄筋コンクリートの部屋で起きやすい場所でも詳しくまとめています。
台風のあとにやること・やってはいけないこと
台風のあとは片付けに追われ、家の中の湿気は後回しになりがちです。雨水が入った壁や床、閉め切っていた部屋は、そのままだとカビが出やすくなります。次の順番で確認しましょう。
- 安全の確認:外に出るのは風雨が収まってから。屋根や屋上の端、はしごを使うような高い所には上らないでください。濡れたコンセントや電気設備には触れず、必要に応じて電気の専門業者に相談します。
- 写真で記録:天井や壁のしみ、床の浸水の跡、窓まわり、外壁や屋上の様子を、日付がわかる形で撮影しておきます。修理の相談や、賃貸・保険の手続きのときにも役立ちます。
- 水の入り口を確認:窓・サッシのレール、天井や壁の上部、床や巾木(はばき)まわりなど、室内から見える範囲で、雨水が入った場所を確かめます。
- 洗う・乾かす:潮風を受けた窓ガラスやサッシ、網戸の塩分は、水で流しておきます。室内は窓を開けての換気と、除湿機やエアコンの除湿を組み合わせて乾かします。濡れた家具や布製品、段ボールは、いったん壁から離すか部屋の外に出して乾かします。
- 日をおいて再点検:雨水がしみ込んだ部分は、すぐには変化が見えないことがあります。日をおいて、においや黒い点、壁紙の浮き・はがれが出ていないか、もう一度確かめます。
やってはいけないこと
- 屋根・屋上の端に上る:雨漏りの場所を確かめたくても、ご自身で高い所に上るのは危険です。屋根や屋上の点検は専門業者に任せてください。
- 濡れた壁や床の前に家具を戻して閉め切る:乾ききる前に家具で壁をふさぐと、裏側に湿気が残り、カビが出やすくなります。
- 濡れた石膏ボードや断熱材を、乾かさずにふさぐ:表面だけ新しくしても、中に残った湿気が後からカビやにおいになって表れることがあります。
- 塩素系と酸性タイプの洗剤を混ぜて使う:有毒なガスが発生するおそれがあります。製品の表示を必ず確認してください。
台風のあとの点検ポイントは、台風・大雨のあとに確認したい家のカビでも詳しく紹介しています。
沖縄のカビ対策カレンダー|月別にやること
気象庁の平年値をもとに、沖縄で一年を通してカビを防ぐための流れをカレンダーにまとめました。湿度の高い時期の前に準備をしておき、湿度が下がる時期に点検と手入れをする、という考え方です。
- 1〜2月(点検・手入れ):一年のうちで湿度が低い時期です。押入れや家具の裏を点検し、気になるカビは広がる前に対処しておきます。大物の布団やカーテンの手入れにも向いています。
- 3〜4月(準備):湿度が70%を超え始めます。湿度計や除湿機を用意し、梅雨の前に換気扇やエアコンの点検を済ませておくと安心です。
- 5〜6月(梅雨の除湿):6月は平均湿度83%で一年のピークです。閉め切った部屋は除湿を続け、浴室・押入れ・靴箱など湿気がこもる場所をこまめに確認します。
- 7〜8月(冷房と台風):冷房で冷えた壁や天井、エアコンまわりの黒い点に注意します。台風のあとは雨漏りや浸水がないか確かめます。
- 9〜10月(台風終盤・長雨):台風のあとの乾燥と、閉め切り後の換気を。衣替えでしまう夏物は、汗や汚れを落とし、よく乾かしてからしまいます。
- 11〜12月(年末の点検):湿度が70%を下回る時期です。同じ場所に何度も出るカビは、大掃除とあわせて原因を確かめる好機です。
場所別|浴室・押入れ・北側や外壁側の壁・エアコンまわり・床下
沖縄の住まいでご相談の多い場所ごとに、カビが出やすい理由と、ご自身でできる確認・対策をまとめました。
| 場所 | カビが出やすい理由 | 確認・対策のポイント |
|---|---|---|
| 浴室・脱衣所 | 毎日お湯を使い、湿度の高い時間が長い。窓を開けても外気が湿っている時期は乾きにくい | 入浴後は換気扇を回し続け、壁や床の水気を切る。天井・換気扇まわり・ドア枠の黒ずみを確認 |
| 押入れ・クローゼット | 空気が動かず、外壁側にあると壁が乾きにくい。布団や衣類も湿気を抱える | 詰め込みすぎず、すのこ等で床や壁から離す。晴れた日に扉を開けて湿気を逃がし、湿度計で確認 |
| 北側・外壁側の壁 | 日が当たりにくく乾きにくい。家具の裏は空気が動かない | 家具は壁から少し離して置く。部屋の隅や巾木まわりの黒い点を、家具を動かして確かめる |
| エアコンまわりの壁・天井 | 冷たい風が当たる面や配管の穴まわりで結露しやすい。ドレンの水漏れが原因のことも | 吹き出し口付近の天井・壁の黒い点、配管まわりのしみを確認。内部の汚れは専門業者のクリーニングへ |
| 床下・1階の床 | 地面からの湿気、配管の水漏れ、台風時の浸水で湿りやすい | 床下空間がある住まいは、点検口から見える範囲でしみ・水たまり・においを確認 |
押入れ・クローゼット
押入れは空気がこもりやすく、布団や衣類が湿気を抱えたまま置かれています。外壁側にある押入れでは、壁そのものが湿りやすく、奥の壁や床板の角からカビが出ることがあります。除湿剤を置く場合も、置いたままにせず、交換の時期や湿度計の数字で効いているかを確かめましょう。
エアコンまわりの壁・天井
沖縄ではエアコンを使う期間が長く、吹き出し口の近くの天井や壁に黒い点が出るというご相談もあります。冷たい風が当たる面や、配管を通す穴のまわり、ドレンホースからの水漏れなどが原因として考えられます。エアコン内部のカビは、ご自身で奥まで掃除するのは難しいため、エアコンクリーニングの専門業者に依頼してください。
床下
床下空間のある住まいでは、地面からの湿気や配管の水漏れ、台風のときの浸水で床下が湿ることがあります。点検口から見える範囲で、水たまりやしみ、強いにおいがないかを確かめましょう。なお、湿気は、カビとは別にシロアリなどの被害にも関わることがあります。床下を点検する際は、あわせて専門業者に確認してもらうと安心です。床下の考え方は床下・基礎まわりのカビでも紹介しています。
モノ別|衣類・革・楽器・カメラ・書類の保管
沖縄では、建物だけでなく、しまっておいた持ち物にもカビが出やすくなります。共通する基本は、汚れを落とし、よく乾かしてから、風通しがよく湿度を管理できる場所にしまうことです。
| モノ | カビが出やすい理由 | 保管のポイント |
|---|---|---|
| 衣類 | 汗や皮脂の汚れが残ったまま、湿気の多い収納にしまわれる | 洗濯・乾燥を済ませてからしまう。詰め込みすぎず、ときどき扉を開ける |
| 革製品(靴・バッグ・ジャケット) | 革は湿気を吸いやすく、表面に白い粉状のカビが出ることがある | 使ったあとは陰干しで湿気を抜く。通気性のある袋に入れ、箱や袋に密閉しない |
| 楽器 | 木部やケース内の布張りに湿気がこもりやすい | ケースの中も湿度を管理。長くしまうときは状態を定期的に確かめる |
| カメラ・レンズ | レンズの内部に湿気が入ると、くもりやカビの原因になることがある | 湿度を管理できる保管庫・ドライボックスを使い、ときどき使って空気を入れ替える |
| 書類・本 | 紙は湿気を吸いやすく、段ボール箱のまま床に置くと下から湿る | 床に直置きせず棚の上へ。大切な書類は密閉容器と乾燥剤で保管 |
すでにカビが出てしまった衣類や革製品、楽器、カメラなどの物そのものの手入れは、素材や構造に合った方法が必要なため、クリーニング店や修理店など、それぞれの専門店にご相談ください。無理にこすったり薬剤を使ったりすると、変色や傷みにつながることがあります。当社がお手伝いできるのは、物をしまっている部屋や収納そのもののカビ取りと防カビ処理、湿気の原因の確認です。
持ち物の保管については、革靴・バッグ・革ジャケットのカビ、本・カメラ・楽器を守る部屋づくりもあわせてご覧ください。
自分でやる範囲と、専門業者に頼む目安
カビを見つけたとき、すべてを専門業者に頼む必要はありません。表面に出始めた小さなカビは、換気をしながら、素材に合った市販の製品を表示どおりに使って対処できることもあります。一方、次のようなケースは、ご自身での対処を続けるより、現地調査で原因を確かめたほうが結果的に早く解決しやすくなります。
- 拭いても同じ場所に何度も戻ってくる
- 広さがおおよそ1㎡を超えている、または壁紙の裏や木材の奥まで入り込んでいそう
- カビ臭さが部屋や押入れに残り、発生源がわからない
- 台風や雨漏り、漏水のあとに出てきた
- 賃貸の退去、売却、リフォームの前で、状態を確かめておきたい
MIST工法®は、素材を削らない・こすらないカビ取り技術です。霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビを分解・洗浄したうえで、防カビ処理を行って予防します。使用する剤は、一般的な処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液で、研修・試験に合格した施工者が施工します。木材やコンクリート、壁紙など、沖縄の住まいに多い素材にも、状態を見ながら対応できます。詳しくはMIST工法®とはをご覧ください。
また、目に見えない範囲の状態を知りたいときには、カビ菌検査という方法もあります。空気中に浮遊するカビを調べる落下菌検査(採取は30〜60分程度)や、寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定する同定検査があり、施工前後や部屋どうしを比べる材料になります。
こんなときは、一度ご相談ください
- 台風のあと、天井や壁にしみ・黒い点が出てきた
- 押入れやクローゼットのカビ臭さが消えない
- 外壁側の壁やエアコンまわりに、毎年同じようにカビが出る
- 長く留守にしていた家や別荘を開けたら、カビ臭かった
- ホテル・飲食店・倉庫で、営業を続けながら対策したい
写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。
沖縄県内のご相談は、地元のグループ拠点へ直接でも
カビバスターズグループの沖縄拠点「カビバスターズ沖縄(稼大エンジニアリング株式会社)」が、県内の現地調査・施工に対応しています。
所在地:沖縄県国頭郡金武町伊芸1996-13/電話:080-3977-9591
地元の拠点へ直接ご連絡いただいても、本部(0120-052-127)へご相談いただいても大丈夫です。本部にいただいたご相談も、内容に応じて沖縄の拠点と連携して対応します。
賃貸・長期不在・別荘の場合
賃貸住宅にお住まいの方、長く家を空ける方、県外から別荘を管理している方など、立場ごとに気をつけたいことをまとめました。
賃貸住宅にお住まいの方
カビを見つけたら、まず写真で記録し、大がかりな処置をする前に管理会社や大家さんに連絡しましょう。費用の負担は、契約の内容やカビが出た原因によって変わるため、この記事で一概に判断することはできません。雨漏りや設備の不具合が疑われる場合は、特に早めの連絡が大切です。退去が近い場合の考え方は、賃貸住宅のカビ|貸主・借主の責任はどこで分かれるかも参考にしてください。
長期不在・単身赴任・帰省のとき
閉め切った家は、湿気の逃げ場がなくなります。出かける前に、押入れやクローゼットの扉を少し開け、濡れた物や生ごみを残さず、排水口のにおい対策をしておきましょう。帰宅したら、まず窓を開けて換気し、除湿で室内を乾かしてから荷物をしまいます。ご家族やご近所の方に、ときどき窓を開けてもらえると安心です。
別荘・セカンドハウス
県外から管理している別荘は、台風のあとに状態を確かめにくいのが難点です。管理を委託している場合は、管理会社に台風後の見回りや、写真での報告をお願いしておくと、雨漏りや浸水に早く気づけます。久しぶりに開けたときは、布団やソファなどの布製品、押入れ、浴室を中心に確認しましょう。閉じる前の準備は別荘・セカンドハウスの冬じまいでも紹介しています。
事業者の方へ|ホテル・飲食店・倉庫
沖縄では、ホテルや飲食店、倉庫など事業用の建物からもカビのご相談をいただきます。営業を止めにくい、お客様の目に触れる、商品に影響するなど、住まいとは違う事情があります。
| 状況 | まずやること | 相談先・進め方 | 注意したいこと |
|---|---|---|---|
| 賃貸住宅 | 写真で記録し、状態をメモする | 管理会社・大家さんに連絡 | 費用負担は契約と原因によるため、自己判断で大がかりな処置をしない |
| 長期不在・別荘 | 帰宅・到着時に換気と除湿 | 台風後の見回りや報告を管理会社・家族に依頼 | 閉め切った期間が長いほど、布製品や押入れを重点的に確認 |
| ホテル・宿泊施設 | 客室ごとの状態を記録 | 稼働状況に合わせ、部屋ごと・時期を分けて計画 | エアコンまわり・浴室・カーテンなど客室内の布製品 |
| 飲食店 | 厨房・客席・食品倉庫の湿気を確認 | 営業時間外や定休日を使った施工を相談 | 調理の湯気がこもる場所と、食材を保管する場所 |
| 倉庫・保管庫 | 床置きの段ボールや商品の状態を確認 | 保管物の移動を含めて計画 | 入出庫で湿った外気が入る。床や壁際の商品 |
ホテルや旅館の客室は、口コミで指摘されやすいエアコンまわりや浴室、カーテンなどが中心になります。部屋ごとに時期を分けて施工するなど、稼働を大きく止めずに進める方法もあります。詳しくはホテル・旅館・民泊の客室カビ、店舗・事務所の場合は店舗・事務所のカビ取りをご覧ください。法人・管理会社さまのご相談は法人・業者様のお問い合わせからも承っています。
カビ取りの費用の目安と、見積もりの見方
カビ取りの費用は、場所・広さ・素材・カビの状態・原因によって大きく変わります。参考として、MIST工法®カビバスターズ本部がサービス内容と料金で公開している目安(税別)は次のとおりです。
| 対象 | 料金の目安 | 補足 |
|---|---|---|
| 室内壁面(クロス) | 1,500円〜/㎡ | 範囲・状態により変動 |
| コンクリート外壁 | 1,200円〜/㎡ | RC住宅の外壁など |
| 一般住宅の外壁(築40年未満) | 3,500円〜/㎡ | 範囲・状態により変動 |
| ユニットバス全体 | 35,000円 | 浴室まるごとの目安 |
| 和室木材部(6畳・築40年未満) | 120,000円〜 | 天井を除く。6畳を超える場合は1畳ごとに+10,000円 |
上の金額はあくまで目安です。実際の費用は、現地調査で範囲・素材・環境を確認したうえでお見積もりします。
見積もりを比べるときは、総額の安い・高いだけでなく、その金額に何が含まれているかを確認することが大切です。特に沖縄では、台風や雨漏りなど水の入り口の修理が別に必要になるケースもあるため、カビ取りの範囲と、修理・内装の範囲を分けて確認しておくと安心です。
| 確認すること | 確認する理由 |
|---|---|
| 施工する場所と面積(㎡) | どこまでが金額に含まれるかをはっきりさせるため |
| 原因の確認(結露・雨水・漏水・換気) | 原因が残ると、同じ場所に再発しやすいため |
| 除カビと防カビ処理がどちらも入っているか | 表面の除去だけで終わっていないか確かめるため |
| 雨漏り・漏水の修理や内装の補修の扱い | 別途になる工事がないかを確かめるため |
| 養生・家具の移動・諸経費の扱い | あとから追加費用が出ないようにするため |
| 施工後に気になることが出たときの相談先 | 再発したときの原因の切り分けのため |
見積書の読み方は、カビ取りの見積書、どこを見ればいい?で詳しく解説しています。
よくあるご質問
Q. 沖縄はなぜカビが多いのですか?
A. 暖かく、湿度の高い時期が長いためです。気象庁の平年値(1991〜2020年)では、那覇の年平均気温は23.3℃、年平均湿度は73%で、平均湿度が70%以上の月が3月から10月までの8か月続きます。いちばん湿度が低い1月でも66%あり、東京の1月(51%)と比べると、冬でも乾きにくい気候です。そこに梅雨や台風の雨、海からの湿った風が重なるため、住まいや持ち物にカビが出やすくなります。
Q. 湿度は何%くらいを目安に管理すればよいですか?
A. 一般に、湿度が70%を超える状態が続くとカビが増えやすいといわれます。沖縄では屋外の平均湿度がこれを上回る月が多いため、閉め切った部屋や収納は、除湿機やエアコンの除湿を使いながら湿度計で確かめ、70%を超える状態が長く続かないようにするのがひとつの目安です。数字で見ると、除湿や換気のタイミングがわかりやすくなります。
Q. 除湿機とエアコンの除湿、どちらを使えばいいですか?
A. 部屋全体の湿度を下げたいときはエアコン、押入れやクローゼット、洗濯物を干す部屋など場所を絞って湿気を取りたいときは除湿機、というように使い分けると便利です。どちらも、湿度計で効果を確かめながら使うのがおすすめです。除湿機のタンクやエアコンの内部が汚れていると、においやカビの原因になることがあるため、取扱説明書に沿ったお手入れも欠かせません。
Q. コンクリート(RC造)の家なのに、なぜカビが出るのですか?
A. コンクリートそのものが腐るわけではありませんが、コンクリートの壁は温まりにくく冷めにくいため、冷房で冷えた壁や外壁側の壁に湿気が集まり、表面の壁紙や塗装、家具の裏などでカビが増えることがあります。屋上の防水の傷みやひび割れからの雨水、配管の水漏れが原因になることもあります。同じ場所に何度も出る場合は、湿気の出どころを確かめることが大切です。
Q. 台風が過ぎたら、いつ家の中を確認すればよいですか?
A. 風雨が収まり、外に出ても安全だと確認できてから、できるだけ早めに天井や壁、窓まわり、床を確認し、写真で記録しておきましょう。雨水がしみ込んだ部分は、すぐには変化が見えず、日がたってからしみやにおい、黒い点として表れることがあります。そのため、日をおいてもう一度確認するのがおすすめです。屋根や屋上の端など、高い所には上らないでください。
Q. 賃貸住宅でカビが出たら、費用は誰が負担するのですか?
A. 契約の内容やカビが出た原因によって変わるため、一概には言えません。まずは写真で状態を記録し、自分で大がかりな処置をする前に、管理会社や大家さんに連絡して相談するのが基本です。雨漏りや設備の不具合が原因の場合と、日々の換気や使い方が関係している場合とで、対応が変わることがあります。
Q. 沖縄でもMIST工法®のカビ取りは頼めますか?
A. はい。カビバスターズグループの沖縄拠点「カビバスターズ沖縄(稼大エンジニアリング株式会社、沖縄県国頭郡金武町)」が県内に対応しています。電話は080-3977-9591です。本部のフリーダイヤル0120-052-127へご相談いただいても、内容に応じて沖縄の拠点と連携して対応します。
Q. カビが原因で体調が悪くなることはありますか?
A. カビと体調の関係は、人によって、またカビの種類や量によってさまざまで、ここで判断することはできません。せきや鼻の症状、皮膚の症状などが続いて心配なときは、医療機関にご相談ください。住まいの側では、どこにどんなカビがどれくらいあるのかを知るために、カビ菌検査で状態を確認する方法があります。
まとめ
- 沖縄は、那覇の平均湿度が年73%、70%以上の月が3〜10月の8か月続き、冬でも66%を下回らない(気象庁・平年値)
- カビ対策の基本は、湿度計で数字を見る・雨水や漏水を入れない・換気と除湿で乾かす・繰り返す場所は原因から
- RC住宅では、外壁側の壁・押入れ・エアコンまわり・最上階の天井・家具の裏に同じカビが戻りやすい
- 台風のあとは「安全確認 → 写真で記録 → 水の入り口の確認 → 洗う・乾かす → 日をおいて再点検」。屋根には上らない
- 衣類・革・楽器・カメラ・書類は、汚れを落として乾かしてから保管。物そのものの手入れは専門店へ
- 賃貸は管理会社への連絡と写真記録、長期不在や別荘は台風後の見回り、事業者は営業に合わせた計画を
台風シーズンの終わりは、夏にたまった湿気を見直す良いタイミングです。まずは湿度計で住まいの数字を確かめ、気になる場所があれば写真を添えてご相談ください。
あわせて読みたい
参考にした情報
沖縄の住まい・施設のカビでお困りのときは、県内のカビバスターズ沖縄(080-3977-9591)へ直接でも、本部へでもご相談いただけます。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。












