カビの種類は5万~7万種といわれる時代、そのうち病原菌となるカビは90数種です。
この病原菌は四群にわかれます。
第一は、アレルギーの原因となるアレルゲンの役目を果たすカビ菌。
第二は、カビの付いたものを食べることによって中毒したり死亡するカビ菌。
また食品に寄生して発ガン性や肝硬変を引き起こすカビ毒を産生するカビ菌。
第三は、健康な人には何でもないが、免疫力の落ちた高齢者や病気の人、また免疫力の備わりきっていない幼児などに感染症を引き起こすカビ菌。
第四に、人の組織に侵入して病気を引き起こす能力をもつカビ菌。
これらのカビは、それぞれアレルギー学、真菌学・中毒学、医真菌学の分野で研究がされています。
これらの感染症は高齢社会の日本にとって、大きな問題になってくると言われています。