こんな質問がありました。
「冬の寒い時期には、カビは生えないのでは?」
このご質問に、このように応えました。
カビの生育域の温度は2~40℃、湿度は60~100%
そして、カビの増殖域の温度が20~30℃、湿度は60~100%
カビの生育には温度・湿度(水分)・酸素(空気)・そして適した栄養分といった条件が整うことです。
私たちの生活空間には、必ず酸素(空気)があります。そして、人が生活する上で水蒸気(水分)を発生させています。{人体そのもの・命をつなぐ調理・寒さから身を守る暖房・衛生面での入浴など}
この水分だけでカビは胞子を発芽さすことができます。
そして、この胞子を形成するために菌糸を伸ばし栄養分を吸収していくのです。
冬の寒い時期は、外気との温度差による室内の湿気(水分)で湿っぽい生活環境となっています。また、日照率の低さにより室内を乾燥させる時間の少なさもあり、少し油断すると梅雨時と同じ位にカビの発生となる条件が整っているのです。
カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介
カビ取り屋の知恵袋
冬だからカビは生えない?
2015/01/21