カビ取り剤は、場所と素材で使い分けるのが基本です。浴室の目地やパッキンなど水に強い場所の黒カビには塩素系、壁紙や木部など色落ちさせたくない場所には消毒用アルコール、布製品には酸素系が向いています。塩素系は酸性の洗剤と絶対に混ぜないでください。
この記事の結論
- カビ取り剤は大きく塩素系・消毒用アルコール・酸素系に分かれ、向いている場所と素材が違います。
- 塩素系は漂白力が強い反面、壁紙・木部・畳・色柄物を傷めることがあります。
- 家の素材にあわせて選んでください。
1. 種類ごとの特徴
| 種類 | 向いている場所 | 向かない素材 |
|---|---|---|
| 塩素系 | 浴室のタイル目地、パッキン、プラスチック | 壁紙、木部、畳、金属、色柄物 |
| 消毒用アルコール | 家具、壁紙の表面、冷蔵庫まわり | ニス塗りの一部、樹脂の一部(白化することがある) |
| 酸素系 | 洗濯槽、布製品、つけ置き | ウール・シルクなど(製品表示を確認) |
2. 安全な使い方
- 塩素系と酸性の洗剤は絶対に混ぜない(有毒ガスが発生します)
- 換気し、ゴム手袋とマスクを着用する
- 目に入らないよう、上に向けてスプレーしない
- 使用後は水拭き・乾拭きで成分を残さない
- 子どもやペットを別の部屋に移す
- 製品の表示と使用上の注意を必ず読む
3. 場所別の選び方
- 浴室の目地・パッキン:塩素系をつけ、ラップで覆って浸透させる
- 壁紙:アルコールを布に含ませ、押さえるように拭く
- 木製家具・フローリング:アルコールで拭き、すぐ乾かす。目立たない場所で試す
- 畳:乾燥を優先し、乾いた布で取り除く。水拭きしない
- 布製品:酸素系で洗う(洗濯表示を確認)
4. 自分でやるときの限界
カビ取り剤で見えなくなっても、素材の奥に残った菌糸から再発することがあります。広い範囲、壁紙の裏、木部の奥、繰り返すカビは、自分で処理しても戻りやすい状態です。
5. 業者に相談したほうがよいサイン
- 何度カビ取り剤を使っても戻る
- 素材を傷めずに処理したい(木部・土壁・畳・大切な家具)
- 広い範囲に広がっている
当社はカビ菌検査で状態を確認し、こすらず、素材を傷めないMIST工法®で除去と防カビを行います。
6. よくある質問
Q. 重曹やクエン酸はカビに効きますか?
A. 汚れ落としには使えますが、カビを取り除く力は限られます。クエン酸などの酸性のものは塩素系と混ぜないでください。
Q. アルコールの濃度は?
A. 一般に消毒用として売られているものを使い、製品の表示に従ってください。
よくある質問(検索の多い疑問)
塩素系と酸素系の違いは?
塩素系は漂白・殺菌力が強く、浴室のタイル目地やゴムパッキンの黒カビに向いていますが、色落ちや素材の傷みに注意が必要です。酸素系は比較的穏やかで、衣類やタオルなど布製品の漂白・除菌に向いています。
カビにアルコールは効きますか?
消毒用アルコールは、壁紙や木部、家具などの表面のカビを拭き取るのに向いています。色落ちしにくい一方、奥まで染みた黒い色素は落とせないことがあります。
カビ取り剤で混ぜてはいけないものは?
塩素系の薬剤と、酸性の洗剤(クエン酸、酢、酸性のトイレ用洗剤など)を混ぜると有毒なガスが出るおそれがあります。同じ日に続けて使うのも避け、十分に換気してください。
相談するときに用意しておくとスムーズなもの
- カビが出ている場所の写真(近くと部屋全体の2枚)
- いつから出ているか、拭いても戻るか
- 築年数・構造(木造/鉄骨/RC)・持ち家か賃貸か
カビのご相談は一般の方のお問い合わせ、またはフリーダイヤル 0120-052-127 へ。
