カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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お風呂のカビ

2015/07/08

空気中にただようカビは、日常的に私たちの皮膚や髪の毛に付着しております。
入浴の際、掛け湯などで体に付着しているものを洗い流しますが、これ位では体に付着していたカビは流しきれません。
浴槽につかる習慣の私たちの入浴では、一度沸かしたお湯で家族全員が入るわけですから皮膚についている埃も何人分です。当然、浴槽内のお湯は汚れてしまうのも仕方ありません。加えて肌についているカビも浴槽水の中に浮いてきます。
また、湿気と温度差の激しい浴室にはカビは生えやすい環境です。
42℃前後のお湯の中、数時間生き続けている数十種類のカビが発見された例もあります。主にエクソフィアラ、ケトミウム、フォーマ、オーレオバシジウム、クラドスポリウム、アルタナリア、ペニシリウムなどです。
黒くドロドロとした泥状のカビの集落(配水管や排水口のフタの裏、加湿器の水槽の中に見かける)の多くはエクソフィアラといわれる種類の黒色酵母です。この種類の中には人に病気をもたらすものがあります。
健康な人と比較して、喘息のある人や外傷のある人、抵抗力の弱っている人などは、入浴の際に感染することがあるので、なるべく一番先に入るようにする。
当然、排水口やそのフタの裏などは常に清潔にしておく事が家族の身を守る大切な予防法となります。