カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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カビと結露について

2016/04/04

水蒸気は空気より少し軽いので室内においては上のほうに量が多くなります。
また、温度も上のほうが少し高いので相対湿度は上のほうが低いという分布になりやすい。
問題は、空気の移動において運ばれることです。
夏に向けて活躍する冷房時期になると室内空気と外気との水蒸気の圧力差は大きくなり、水蒸気が外気から室内に侵入いたします。常に冷房する建物では、この流れに注意が必要です。
結露しないまでも高い相対湿度の部位が構成材の中でつくられることによりカビの大繁殖が見えない部位におこります。
結露の発生を防ぐことが、まずはカビの大繁殖をさせないコツとも言えます。
では、結露の発生を防ぐには発生した水蒸気を外気へ排出すること、それもできるだけ発生源の近くで行うことしかありません。
加湿器を頻繁に使ったり炊事をしたりするときは必ず換気扇を回す習慣はとても大切です。
室内に湿度計を置いておき55%以下にするように心がけることも大切です。
最も結露被害を受けやすい生活サイクルとして、就寝時個人差はありますが50g/h位。起きて動いているとき20℃の室内では100g/h前後の水蒸気を私たちは放散。窓を開けずに水蒸気を閉じ込めたまま朝食準備。閉め切ったまま外出して夜帰宅。また炊事などで水蒸気を発生させ就寝。この生活様式が繰り返されると結露は常に発生状態となり、気づくとカビに汚染されているということになりかねません。
昼間、建物を密閉してしまう生活をする場合は、換気扇を回しておくとか、帰宅したら各室の窓を10分~20分位開けて外気を入れる、また朝起きた時にも帰宅時と同様に窓を開け外気と水蒸気の多く含まれた空気を入れ替えるようにする必要があります。
室内の相対湿度を下げることは結露防止にとても効果的です。
カビの発生には結露は根本的な原因と考えられております。