カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

カビ取り屋の知恵袋

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カビと病気

2016/04/05

暖冬明け「カビアレルギー症候群」が危ない!!
スギ花粉症より怖いカビ花粉症
カビと言えば梅雨時だと思われがちですが、これは大間違いなのです。
冬の間に暖かくて湿気たっぷりの家の中で大繁殖した胞子が春に一斉に飛び出すのが近年のカビ事情です。
カビの胞子によるアレルギーは花粉症より厄介なもので、天候に関係なく家の中でも安心できません。
現在の住宅構造が冬でも温度も湿度も高く、閉めきったままで空気の流れを悪くしカビの生育に最高の条件を満たし家の中でカビの大発生が起きている場合が多く、それが春になると暖房もしなくなり室内が乾燥してカビが胞子を撒き散らす状況となります。
その空気中に漂うカビの胞子は、人が呼吸をする都度に体内に侵入。これがアレルギー抗原となりカビのアレルギーは起こります。
このカビアレルギーの症状は、スギ花粉症ともよく似ており軽いものでアレルギー性鼻炎やアレルギー性結膜炎があげられます。
鼻炎の症状として鼻水・鼻づまり・くしゃみ。結膜炎は鼻炎の症状の他に充血した目がかゆくて涙が止まらない。
このアレルギーがひどくなると気管支喘息がおこり、もっとひどくなると気管支真菌症や過敏性肺臓炎にもなる命にかかわるものも起しかねます。
また、恐ろしい時代病としてムコール症やクリプトコッカス症などのカビが直接の原因となる真菌症。
しかし、カビによる感染症は抵抗力の抵抗力のまだ低い幼児や抵抗力の落ちた人、老人や白血病の人、抗がん剤などを使っている人などがかかりやすく、健康な人にはあまり感染しませんが注意するにことしたことはありません。

住まいのカビを防ぐには、やはり湿度対策がポイント!!

湿度を65%以下にすることにより、好湿菌、中温菌、好乾菌の増殖を抑えることができます。
換気や通風を良くしたり、清潔にしたエアコンなどで除湿することも湿度調整の一つです。