カビは思いもよらない所に繁殖することもあります。
カビの胞子は、私たちの目に見えない空中を漂い落下して、繁殖条件が整うのを身を潜め待ち構えています。
カビは、繁殖をはじめると徐々にひろがり人の目にも見えるようになっていきます。この集団をコロニーとか集落とか呼んでいます。
顕微鏡で見ると、この集落は多種の樹木が繁茂したジャングルのような状態を想像させます。
そんなカビの集団は「汚い」とか「困った」とかいうイメージに加えて、人の体にとって、とても危険な存在であるという認識は、各マスコミを通して誰でもが承知しています。
カビの中には人が利用できるカビもあります。その一方で私たちの健康に障害を引き起こすカビによる感染症やカビ毒の発ガン性の問題、アレルギーの原因物質とカビの恐ろしさが取り上げられています。
カビの棲息場所として一番目にあげられるのが土です。
わずか1グラム中の土にカビの胞子は数千万個いて、少し風が吹いて土ぼこりがたてば土の中のカビの胞子も土と共に舞い上がり室内に入ってきます。
入り込んだカビの胞子は繁殖の条件が整う機会を待つのです。
その条件は温度・酸素・栄養分・そして水分、これらが整っているのが私たちの過ごしやすい環境と思われている室内環境でもあります。
カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介
カビ取り屋の知恵袋
住まいに棲みつくカビ
2014/07/02