カビの基本知識や特徴、簡単にできるカビ予防術をご紹介

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お墓のカビ取り

2014/08/06

迎えるお盆。お墓参りする方も多い時期です。お参りしたら、お墓の汚れが気になることもあると思います。
外にあるお墓は一年中風雨や直射日光にさらされ汚れが付着しやすく、その汚れにカビやコケが付着し、頑丈であるべき墓石は急速に劣化してまいります。
建立から10~20年のお墓は、墓石の風化が少しずつ始まり表面の光沢感が失われつつあります。ざらつきが目立つようになる頃には、表面にある凹凸が目に見える大きさとなり、カビや汚れの付着も多くなります。また、ヒビ割れが生じたりすることもあります。
建立から50年以上経ったお墓は石の風化が進行し、石の内部に含まれる鉄分が表面に現れ、サビのようになることがあります。
また、カビ、コケ類、微生物などの付着により、墓石が真っ黒に変色してしまうこともあります。
私たちの住まいの汚れに伴う劣化現象と同じく、お墓も時間の経過と共に劣化していきますが、お墓参りに行った時にしっかりと掃除やお手入れをしておくようにすれば、劣化の進行を遅らせることができます。お墓参りの時には都度ホコリや汚れを取り除くようにしましょう。
お墓参りの時期には、お墓の掃除は当然されていると思います。
墓石に汚れが少ないようであれば、水を含ませたスポンジやタオルで墓石に付着しているホコリを拭き取ります。
また、墓石にはコケがついていることがあります、コケはつけたままにしないで取り除きましょう。
カビは、擦って落ちるものではありません。
カビの増殖は、例え頑丈な墓石すら溶かしていきます。
カビは墓石の液性と共のアルカリ性液にて解決できます。
カビの増殖を許さないようにホコリや汚れ、コケの付着を取り除き、乾いたタオルで水分を吹きあげ、石の乾きを待ったのちにアルカリ性液を塗るか噴霧するかして、液が墓石に浸透しカビの分解をしたのちに水で墓石に付着した液をしっかり洗い流します。
液が完全に水で流しきるまで洗い流したらタオルで水分を拭きあげればカビは解決です。
しかし、タオルで拭きあげる前に、カビが残っているようであれば再度、アルカリ性液にてカビを分解させます。部分的に頑固なところはキッチンタオルなどを利用して湿布すると分解しやすくなります。
汚れやコケ・カビを取り除いたら綺麗なタオルで、きちんと水分を拭きあげてから、お花などお供えをして心を込めご先祖様に感謝をしましょう。
気持ちの良いお墓参りとなりますこと願っています。