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学校・体育館・部室のカビ|長期休みの前に確認したい場所と、施設管理者の進め方

「体育館の器具庫を開けたら、マットやボールのかごからカビ臭さがした」「部室の壁の下の方に黒い点が増えてきた」「夏休み明けに更衣室のロッカーの裏がカビていた」。10月も後半に入り、朝晩の冷え込みで窓の結露が見え始めるこの時期は、学校や体育施設の管理者の方からこうしたご相談が増えてきます。これから冬休みに入ると、校舎や体育館は年末年始をはさんで閉め切りの期間が続きます。今回は、学校・体育館・部室でカビが出やすい場所と、長期休みの前に施設管理者として何をどの順番で進めればよいかを整理します。

結論|冬休みの前に「場所の点検 → 閉め切り前の準備 → 休み明けの確認」

学校のカビは、更衣室・シャワー室、部室、体育館の器具庫や倉庫、体育館の床下やステージ下、北側の教室の窓際など、「湿気がたまりやすく、人の目が届きにくい場所」に集まります。どこも普段は使っていても、長期休みで閉め切ると空気が動かなくなり、変化にも気づきにくくなります。

そこで、休みに入る前に点検する場所と担当を決め、濡れた物を残さずに閉め切り、休み明けに同じ場所を同じ順番で確認するという流れをおすすめしています。結露が増え始める今の時期に一度点検しておくと、冬休み中に専門業者の施工を入れるかどうかも、余裕を持って判断できます。表面を拭いても同じ場所に戻るカビや、広い範囲のカビは、早めに専門業者へご相談ください。

学校・体育館でカビが出やすい場所

学校の建物は、教室棟・体育館・部室棟・プールまわりなど、用途の違う建物が組み合わさっています。そのなかでも、カビのご相談が多い場所はおおむね決まっています。下の図と表で、体育館を中心に確認してみてください。

図1|体育館と部室まわりで、カビが出やすい場所(模式図)。
表1|場所別|カビが出やすい理由と、見ておきたいポイント
場所 出やすい理由 見ておきたいこと
更衣室・シャワー室 濡れたタオルや衣類、シャワーの湯気で湿度が高い時間が長い 天井の換気口まわり、ロッカーの裏と下、壁の下の方
部室(部室棟) 濡れた用具・ユニフォームが置かれ、窓が小さく換気が少ない 棚の奥の壁、床に置いた物の下、こもったにおい
体育館の器具庫・倉庫 マット・ネット・ボールなどが密集し、空気が動かない マットのカバー、壁に接した面、床との境目
体育館の床下・ステージ下 地面からの湿気がこもりやすく、目で見る機会が少ない 点検口からのにおい、床組みの黒ずみ、床の浮き・きしみ
ステージの幕・暗幕まわり 布が壁や窓に近く、結露の水分を吸いやすい 幕の裾や窓側の面の点状の汚れ、裏の壁
武道場(畳) 畳が湿気を吸い、閉め切ると乾きにくい 畳の表の白い粉や点、壁ぎわ・窓ぎわの畳
北側の教室・廊下の窓際 日が当たらず外壁が冷え、結露が集まる 窓枠・窓下の壁、カーテンの裾、掲示物の裏
防災備蓄倉庫 毛布や段ボールを長く保管し、開ける機会が少ない 段ボールの底、毛布の袋の中、壁ぎわ

プールの付属設備(ろ過機の機械室など)は、設備の専門業者の点検範囲です。更衣室やシャワー室の壁・天井のカビについてはご相談ください。

長期休みの閉め切りでカビが増える理由

学校のカビのご相談は、長期休みの明けに集中する傾向があります。夏休み明けが目立ちますが、冬休みや春休みのあとにも「開けたらにおいがした」というお声をいただきます。理由は大きく3つあります。

理由① 換気が止まり、空気が動かなくなる

授業や部活動がある時期は、人の出入りで扉が開き、窓も開け閉めされます。休みに入って閉め切ると、この「なんとなくの換気」がなくなり、湿気がこもったままになります。特に部室や器具庫は、もともと窓が小さい、あるいは窓がない場所も多く、影響を受けやすい場所です。

理由② 暖房が止まり、冷えた壁で結露が起きる

冬は、暖房で暖められていた室内が、休みのあいだは外気に近い温度まで冷えます。休み前に室内にあった湿気や、濡れたまま置かれた用具からの水分が、冷えた外壁側の壁や窓で結露に変わります。北側の部屋や、外壁に面した倉庫の壁の下の方にカビが出やすいのはこのためです。

理由③ 人の目が届かず、気づいたときには広がっている

毎日使っている場所なら、黒い点が一つ出た段階で気づけます。休みのあいだは誰も見ないため、休み明けに開けたときには、壁一面やマット全体に広がっていることもあります。休み明けに初めて見る場所ほど、休み前の状態を写真で残しておくことが、変化に気づくための手がかりになります。

更衣室・部室・器具庫で起きやすいことと対処

部室や器具庫は、建物そのものよりも置いている物が湿気の出どころになっていることがよくあります。濡れた物を残さないだけで、カビの出方は大きく変わります。

表2|置いている物別|起きやすいことと、休み前にできる対処
置いている物 起きやすいこと 休み前にできる対処
ユニフォーム・タオル・シューズ 濡れたまま袋やロッカーに入れると、においとカビの原因に すべて持ち帰る。残す物は乾かしてから
体操マット・柔道着などの布製品 壁に立てかけた面や、床に接した面が湿る 壁から離し、すのこや台の上に置く。お手入れは製品の表示に従う
ボールかご・ネット・木製の器具 密集して空気が通らず、木部に黒ずみが出る 詰め込みすぎない。壁との間にすき間をつくる
段ボール・紙の資料・掲示物 湿気を吸って、底や裏から黒ずむ 床に直置きしない。不要な物はこの機会に整理
ロッカー・棚 裏と下に湿気がこもり、壁や床がカビる 扉を少し開けておく、裏の壁を休み前に一度見る

表面の軽い汚れであれば、日常の清掃で落とせることもあります。ただし、壁や天井に広がったカビを、強い薬剤で何度もこすると、塗装や壁紙を傷めて、かえってカビが入り込みやすい状態をつくってしまうことがあります。また、高い所の作業や、薬剤を使う作業は、生徒にお願いするのは避けたい作業です。

薬剤を使う場合は、製品の表示に従い、換気と保護具を用意したうえで、教職員の方が行ってください。体調に不安がある方は作業を控え、医療機関にご相談ください。

学校のカビを専門業者に頼むとき|MIST工法®でできること

MIST工法®は、素材を削らない・こすらないカビ取り技術です。霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビを分解・洗浄したうえで、防カビ処理を行います。使用する剤は、一般的な処理剤に多い酸性液ではなくアルカリ性液で、研修・試験に合格した施工者が施工します。

体育館の床組みや器具庫の木部、更衣室の天井、部室の壁のように、はがして交換すると大がかりな工事になる場所でも、素材を生かしたまま除カビを進められるのが特長です。あわせて、現地の環境を調べて原因を分析し、換気のしかたや物の置き方などをご提案する防カビアドバイスも行っています。学校や公共施設での進め方は公共施設のカビ取り、実際の施工の様子はカビ取り・カビ対策施工例もご覧ください。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 更衣室や部室で、拭いても同じ場所に黒い点が戻ってくる
  • 体育館の器具庫やステージ下を開けると、カビ臭さがこもっている
  • 体育館の床が浮く・きしむなど、床下の湿気が気になる
  • 冬休みや春休みの期間中に、授業に影響しない日程で施工したい
  • 施工の前後を、カビ菌検査で記録として残しておきたい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

施設管理者の進め方|休みの前・休み中・休み明け

学校のカビ対策は、一人の先生が気づいて対処するだけでは続きにくいものです。いつ・誰が・どこを見るかを決めておくと、担当が替わっても同じ点検を続けられます。長期休みを軸にした流れは、次の図のとおりです。

図2|長期休みを軸にした、カビ点検の流れ(例)。
  1. 点検する場所と担当を決める:表1を参考に、学校ごとの点検場所を一覧にし、場所ごとに担当者(教職員・部活動の顧問・用務担当など)を決めます。
  2. 休み前の点検と写真記録:終業式の前後に、同じ場所を同じ角度で撮影しておきます。日付がわかるようにしておくと、休み明けの比較に使えます。
  3. 濡れた物を残さずに閉め切る:部室・更衣室の持ち帰りを呼びかけ、マットや用具は壁から離して置きます。
  4. 休み中の換気・巡回:日直や巡回の機会がある場合は、窓を開ける場所と時間を決めておきます。換気設備や空調の設定は、施設の管理部門の方針に従ってください。
  5. 休み明けの確認:休み前と同じ場所・同じ順番で見て、写真を比べます。においの変化もあわせて記録します。
  6. 気になる場所は相談・予算化:広い範囲や、拭いても戻る場所は専門業者に相談し、見積もりをもとに対応の時期を決めます。
表3|役割分担の例(学校の体制に合わせて調整してください)
担当 主にお願いしたいこと
部活動の顧問・部員 部室の持ち帰り、用具の置き方、日常の換気
体育科・用務担当 器具庫・倉庫・体育館まわりの点検と写真記録
管理職・事務担当 点検結果の取りまとめ、業者への相談、予算や日程の調整
設置者・施設の管理部門 建物・設備の修繕の判断、換気設備や空調の運用方針

学校の環境衛生に関わる検査や判断は、文部科学省の「学校環境衛生基準」や、学校薬剤師・教育委員会など所管の方針に従ってください。当社は、カビの状態の確認・除カビ・防カビ処理と、その記録づくりをお手伝いします。

カビ菌検査と料金の目安|予算を組む前に確かめたいこと

学校や公共施設では、施工の前に範囲と内容を説明し、予算を確保する必要があることが多いと思います。そのときに役立つのがカビ菌検査です。落下菌検査は、空気中から落ちてくるカビを培地で採取する方法で、採取にかかる時間は30〜60分程度。カビの種類まで確かめたい場合は、寒天スタンプで採取して培養する同定検査もあります。施工の前と後に同じ場所で行うと、変化を比べられる記録になります。

図3|MIST工法®の施工料金の目安(1㎡あたり・税別)。

料金は、範囲・素材・環境によって大きく変わります。上の図はあくまで目安で、実際には現地調査のうえでお見積もりします。複数の場所をまとめて調査すると、優先順位をつけて段階的に進める計画も立てやすくなります。詳しくはサービス内容と料金をご覧ください。

冬休みは年末年始をはさむため、施工に使える日が限られます。冬休み中の施工を検討される場合は、今の時期に現地調査を済ませておくと、日程の選択肢が広がります。春休みに回す場合も、見積もりを早めに取っておくと、予算の相談に使いやすくなります。

よくあるご質問

Q. 冬休みのように短い休みでも、カビは増えますか?

A. 休みの長さだけで決まるものではありませんが、閉め切って換気や暖房が止まり、人の出入りがなくなると、湿気がこもりやすく、変化にも気づきにくくなります。特に、濡れた用具やユニフォームが部室に残ったままになっていると、短い期間でもカビ臭さの原因になることがあります。休みに入る前に「濡れた物を残さない」「窓際と倉庫を一度見る」だけでも、休み明けの状態は変わってきます。

Q. 体育館の床下は、どうやって確認すればよいですか?

A. ステージ下の収納や床の点検口があれば、そこからにおいや湿り気、床組みの木材の黒ずみを確認できます。ただし、狭い場所や暗い場所に無理に入るのは危険です。点検口がない、床が浮く・きしむ・たわむといった変化がある場合は、施設の管理部門や専門業者にご相談ください。

Q. 部室のカビは、生徒や部員に掃除してもらってもよいですか?

A. 濡れた物を持ち帰る、床に物を置かない、窓を開けて換気するといった日常の習慣づくりは、部員の皆さんにお願いしやすい部分です。一方で、壁や天井に広がったカビに強い薬剤を使う作業や、高い所の作業は、生徒にお願いするのは避け、教職員や専門業者が対応することをおすすめします。

Q. 施工は授業や部活動がある日でもできますか?

A. 授業や部活動で人が使う時間帯は避け、長期休みや土日、放課後以降などの時間で日程を組むのが一般的です。範囲が広い場合は、更衣室・器具庫・部室棟など区画ごとに分けて進める方法もあります。行事や部活動の予定を現地調査の際にお聞きし、そこから逆算して段取りを決めます。

Q. カビ菌検査の結果で、健康への影響はわかりますか?

A. カビ菌検査は、空気中や表面にどのようなカビがどのくらいあるかを調べるもので、健康への影響を判定するものではありません。児童・生徒や教職員の体調に関わる判断は、医療機関や学校医・学校薬剤師など、学校の関係者にご相談ください。

Q. 見積もりや相談は、どこから連絡すればよいですか?

A. 学校法人・教育委員会・施設の管理会社さまからのご相談は、法人・業者様のお問い合わせからご連絡いただけます。気になっている場所の写真と、建物の種類・おおよその広さをお知らせいただくと、話がスムーズです。公共施設での進め方は公共施設のカビ取りもご覧ください。

まとめ

  • 学校のカビは、更衣室・シャワー室、部室、体育館の器具庫や床下・ステージ下、北側の教室の窓際など、湿気がたまり人の目が届きにくい場所に出やすい
  • 長期休みの閉め切りで、換気と暖房が止まり、変化にも気づきにくくなる
  • 休み前に「点検する場所と担当を決める → 写真で記録 → 濡れた物を残さない」、休み明けに同じ場所を確認する
  • 壁や天井に広がったカビ、拭いても戻るカビは、無理にこすらず専門業者へ
  • 冬休み中の施工を考えるなら、日程が限られるため早めの現地調査がおすすめ

2学期の行事が落ち着くこの時期は、体育館や部室をゆっくり見直せる数少ないタイミングです。気になる場所があれば、まずは写真を撮るところから始めてみてください。

体育館や部室のカビ、冬休みの前に一度確かめておきませんか。学校法人・教育委員会・施設管理会社さまのご相談も承っています。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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