10月は、秋の長雨や台風のあとで家の中に湿気が残りやすく、衣替えで押入れやクローゼットを開けたときに、夏のあいだに増えたカビを見つける方が多い時期です。そして、これから冬に向けて外気が冷えてくると、窓や北側の壁、押入れの奥で「結露」が始まる季節がやってきます。この記事では、MIST工法®の開発元・本部として、露点とは何かから、表面結露・内部結露・夏型結露の違い、結露が起きやすい部位、そして結露からカビへ進む流れと対策の方向性までを、気象庁や国土技術政策総合研究所(国総研)の資料をもとに、図で整理します。
露点や飽和水蒸気量の基本は、以前の記事結露はなぜ起きるのか|露点と飽和水蒸気量から見るカビの発生で詳しく解説しています。この記事では、それを建物の部位ごとに当てはめ、どこで結露が起き、どうカビにつながるかを図で整理します。
この記事の要点
- 結露は、湿った空気が「露点」より冷たい面にふれたときに起きます。露点とは、空気を冷やしたときに湿度が100%になり、水蒸気が露を結ぶ温度です(気象庁)。
- 気象庁の飽和蒸気圧の表から計算すると、室温20℃・湿度60%の空気の露点は約12℃。窓や壁の表面がそれより冷えると結露します。
- 結露には、窓や壁の表面で起きる表面結露と、壁の中・小屋裏で起きる内部結露があり、夏に床下や外壁内で起きる夏型結露もあります。
- 起きやすいのは窓・北側の外壁・家具の裏・押入れの外壁側・壁の中・小屋裏・床下。見えない場所ほど発見が遅れます。
- 対策の方向性は湿気を出しすぎない・換気を止めない・冷える部分をつくらない。カビが広がったら、除カビと原因対策をセットで進めます。
結論|結露は「湿った空気 × 露点より冷たい面」で起き、水が続く場所からカビが始まる
結露の仕組みを一言でまとめると、空気が抱えていられる水蒸気の量には温度で決まる上限があり、空気が冷やされてその上限(露点)に届くと、余った水蒸気が水になるということです。
建物では、室内の暖かく湿った空気が、外気で冷やされた窓・外壁の室内側・家具の裏・押入れの奥などにふれて起きる表面結露と、室内の水蒸気が壁の中や小屋裏に入り込み、外側の冷えた部分で起きる内部結露があります。さらに夏には、冷房で冷えた床下などで湿った外気が露になる夏型結露もあります。
結露そのものは水ですが、同じ場所で濡れた状態がくり返し続くと、ほこりや汚れを養分にしてカビが増えやすくなります。国総研の資料でも、結露を防ぐことでカビ・ダニ・腐朽菌の増加を抑制できるとされています。10月のいまは、夏型結露や秋雨の湿気で増えたカビが見つかり始め、冬の結露シーズンに向けた点検と除カビの段取りを考えるのにちょうどよい時期です。
露点とは?飽和水蒸気量(飽和蒸気圧)と湿度の関係
気象庁は、露点温度を「水蒸気圧を一定にして温度を下げたとき、相対湿度が100%となる温度。空気中の水蒸気が凝結して露を結ぶ温度」と定義しています。また、ふだん「湿度」と呼んでいるのは相対湿度のことで、空気中の水蒸気量が、その気温で含むことのできる最大量(飽和)に対して何%かを表したものです。
学校の理科では、この最大量を「飽和水蒸気量(g/m³)」として習いますが、気象の分野では水蒸気の圧力で表した「飽和蒸気圧(hPa)」を使います。考え方は同じで、温度が高いほど空気は多くの水蒸気を含むことができ、温度が下がると急に少なくなります。気象庁「気象観測の手引き」では、気圧1,000hPa・気温20℃の空気1kgには、最大でも約18gの水蒸気しか含み得ないと説明されています。
| 温度 | 飽和蒸気圧 | 20℃を100としたとき |
|---|---|---|
| 0℃ | 6.11hPa | 約26 |
| 5℃ | 8.72hPa | 約37 |
| 10℃ | 12.27hPa | 約53 |
| 15℃ | 17.04hPa | 約73 |
| 20℃ | 23.37hPa | 100 |
| 25℃ | 31.67hPa | 約136 |
| 30℃ | 42.43hPa | 約182 |
表1のとおり、20℃の空気が抱えられる水蒸気を100とすると、10℃では約半分、0℃では4分の1ほどになります。暖房で暖めた室内の空気が、冷たい窓や外壁の近くで冷やされると、抱えきれなくなった水蒸気が表面に出てくる、というのが結露の正体です。
では、室内の空気は何℃まで冷えると結露するのでしょうか。気象庁の手引きに示された方法(飽和蒸気圧の表から蒸気圧と露点を求める)で当社が計算した目安が表2です。
| 室温 | 湿度40% | 湿度50% | 湿度60% | 湿度70% | 湿度80% |
|---|---|---|---|---|---|
| 18℃ | 約4℃ | 約7℃ | 約10℃ | 約13℃ | 約15℃ |
| 20℃ | 約6℃ | 約9℃ | 約12℃ | 約14℃ | 約16℃ |
| 22℃ | 約8℃ | 約11℃ | 約14℃ | 約16℃ | 約18℃ |
| 25℃ | 約11℃ | 約14℃ | 約17℃ | 約19℃ | 約21℃ |
同じ20℃の部屋でも、湿度40%なら露点は約6℃ですが、湿度70%では約14℃まで上がります。湿度が高い部屋ほど、「少し冷えただけ」の面でも結露するということです。
表2は、気象庁「気象観測の手引き」の水の飽和蒸気圧表(表5-1)を使い、気圧の影響を考えずに計算した目安です。実際の結露は、面の表面温度や空気の流れによって変わります。
表面結露と内部結露の違い|冬型・夏型の結露も
国総研の木造住宅のメンテナンスガイドラインでは、結露を「空気が何らかの温度の低い物体に触れて冷やされて露点温度以下に達することにより、空気中の過剰な水蒸気がその物体表面に凝結する現象」と説明しています。建物では、外周壁などの表面温度の低い部位の表面で起きるほか、防湿の措置が適切でない場合には、水蒸気を多く含んだ室内の暖かい空気が壁体や小屋裏に入り、内部結露を起こすことがあるとされています。
同じ資料では、部位の表面に起きる結露は発見もしやすく乾燥もしやすいのに対し、部位の内部の材料表面や断熱材の内部で起きる結露は、発見が遅れるうえに乾燥しにくく、最も厄介な水分供給現象の一つとされています。さらに、国総研の「省エネと結露」のページでは、冷房時に高温多湿の外気が温度の低い床下で水滴になる現象や、雨を含んだ外装材が日射で熱せられて出た水分が外壁内で水滴となる現象を夏型結露として紹介しています。
夏型結露のイメージをつかむために、気象庁の表で計算してみると、気温30℃・湿度70%の外気の露点は約24℃です。冷房で室内や床の温度が下がり、床下の木部や床の裏がそれより冷えると、床下に入った湿った外気が露になり得る、ということになります。
| 種類 | 主に起きる時期 | 起きる場所 | 気づき方 | カビとの関係 |
|---|---|---|---|---|
| 表面結露 | 冬(暖房期) | 窓ガラス・サッシ、外壁の室内側、家具の裏、押入れの外壁側 | 水滴・くもり・黒い点で目に見える | 拭き取れるが、くり返すと壁紙・木部・パッキンにカビ |
| 内部結露(冬型) | 冬(暖房期) | 壁の中の断熱材・下地、小屋裏の野地板など | クロスのしみ・浮き、カビ臭、点検口から確認 | 発見が遅れ、乾きにくい。下地や断熱材まで広がりやすい |
| 夏型結露 | 夏(冷房期) | 床下、外壁の中 | 秋になってカビ臭・床のしみで気づくことがある | 夏に濡れた床下・壁内のカビが秋以降に表に出る |
壁の中で起きる結露やカビの見分け方については、暖房の使い始めに増える結露とカビでも住まい方の面から紹介しています。
結露はどこで起きる?窓・北側壁・押入れ・床下・小屋裏の部位マップ
結露は「冷えやすい」「空気がよどむ」「湿気がたまる」という条件が重なる場所で起きやすくなります。国総研の木造住宅の劣化リスクに関する資料には、冬のアルミサッシなど金属建具の枠まわりやガラス面で結露が激しく起きる事例が多いこと、家具の後ろの外部に面する壁面や、押入れの外部に面する壁面に黒いしみ(カビ跡)がよく見られ、これは生活で出た水蒸気が露点温度以下となった壁面で結露し、カビが繁殖した跡とみることができることが書かれています。
| 部位 | 起きやすい理由(公的資料より) | 確かめ方の例 |
|---|---|---|
| 窓ガラス・サッシ | 金属建具やガラスは冷えやすく、冬に結露が激しく起きる事例が多い。結露水が流れて下の木部を濡らすことも | 窓台・床の変色、パッキンの黒ずみ |
| 北側の外壁・部屋の隅 | 部屋の隅は空気がよどみ、暖房しても温度が低く湿度が高くなりがち | 隅のクロスの黒い点・浮き |
| 家具の裏・押入れの外壁側 | 空気の流通が悪く、低温・高湿になって結露しやすい | 家具を動かして裏を見る、布団や衣類の裏側 |
| 壁の中・小屋裏 | 防湿の欠けやすき間から室内の水蒸気が入り、冷えた下地で結露。日の当たらない北面の野地板は条件により高含水の傾向 | クロスのしみ、点検口から野地板・断熱材を見る |
| 床下 | 地面からの水蒸気がこもりやすく、床下は高湿度になりやすい。夏型結露も | 床下点検口から土台・床組の湿り、カビ、換気口の塞がり |
| 給水管まわり | 床下や壁内の給水管まわりに表面結露が生じ、水が供給されることがある | 管の下の木部のしみ、断熱の状態 |
同じ国総研の資料では、冬期の窓まわりの結露について、付着した結露水が50g/m²以上になると流れ落ちて下部の木部を濡らすリスクがあるため、定期的に拭き取る必要があるとしています。また、床下換気が不十分な場合、地面からの水蒸気が床下にこもり、木部が腐朽菌の生育しやすい含水状態になることも指摘されています。床下のカビや湿気については床下・基礎まわりのカビもあわせてご覧ください。
結露からカビへ|濡れた状態が続くと、何が起きるのか
カビが増えるには、水分・養分・適した温度が必要です。住まいは温度も養分(ほこりや汚れ)もそろいやすいため、カビが増えるかどうかを最後に左右しやすいのは「水分」です。結露は、その水分を毎日のように同じ場所へ届けてしまいます。
- 結露が起きる:冷えた面に露がつく。最初は拭けば済む程度。
- 濡れと乾きをくり返す:壁紙や木部が湿った状態が続く。
- カビが定着する:黒い点・しみとして見え始める。家具の裏や押入れでは気づくのが遅れがち。
- 素材の奥へ広がる:壁紙の裏の石膏ボード、木部、断熱材などへ。拭いても同じ場所に戻ってくる。
内部結露や夏型結露の場合は、この流れが見えないところで進みます。「毎年同じ壁紙にしみが出る」「押入れの布団がカビ臭い」「床下点検口を開けると湿った臭いがする」といったサインがあれば、表面だけでなく、壁の中や床下の状態を確かめることをおすすめします。家の中で見つかるカビの種類や見た目については住まいで見つかるカビの種類図鑑で、素材ごとの処理の考え方は素材別のカビ取りの考え方で解説しています。
カビによる体調への影響には個人差があります。咳や鼻炎などの症状が気になる場合は、住まいの対策とは別に、医療機関にご相談ください。
結露の対策の方向性|湿気源・換気・断熱の3つで考える
国総研の資料では、結露を防ぐには、露点に達しないようにするための断熱、外皮の中へ水蒸気が入るのを防ぐ防湿、室内・床下・外壁・小屋裏などの湿気の滞留を防ぐ通気・換気の設計施工技術に加えて、住まい手が室内の水蒸気の発生を抑えることが必要だとされています。原理に当てはめると、「空気の露点を下げる(湿気を減らす)」「面の温度を下げない(冷える部分をつくらない)」「湿った空気をためない」の3つです。
| 方向性 | 具体的な例(公的資料より) | 主に担う人 |
|---|---|---|
| 湿気を出しすぎない | 洗濯物の室内干しは換気に注意、加湿器の使いすぎを避ける、開放型暖房器は1時間あたり200ml程度の水蒸気を出すため換気する | 住まい手 |
| 換気を止めない | 2003年以降の新築住宅は24時間換気の稼働を前提に防露設計されているため、止めると結露のリスクが大きくなる。床下換気口のまわりに物を置かない | 住まい手・管理者 |
| 空気をよどませない | 家具は壁や床から2〜5cm程度離して置く。押入れの中の物も壁につけない | 住まい手 |
| 湿度を上げすぎない | 室内の湿度は目安として60%程度を超えないよう気を付ける。温湿度計を部屋ごとに置く | 住まい手・管理者 |
| 冷える部分をつくらない | 断熱で室内側の表面温度を下げない。締め切りの冷えた部屋をつくらない | 設計者・施工者・住まい手 |
| 水蒸気を壁の中に入れない | 防湿層や気密で、室内の水蒸気が壁内・小屋裏へ入るのを抑え、通気層で排出する | 設計者・施工者 |
国総研の「省エネと結露」のページでは、灯油1Lを燃やすと1.13kgの水蒸気が出ること、電気を使うエアコンや床暖房は一般的に水蒸気を発生させないことも紹介されています。暖房の使い始めの秋は、暖房器具と換気の仕方を見直すよい機会です。
一方で、断熱や防湿、通気の不足が原因の場合、住まい方の工夫だけでは限界があります。建物側の改修が必要な場合は、設計者や施工会社などの専門家に相談してください。断熱改修そのものは当社の業務外ですが、建築・住宅会社の方へのページで紹介しているように、改修の前後に必要な除カビ・防カビで連携しています。
結露でカビが広がったら|除カビと原因対策をセットで進める
結露によるカビが、壁一面や押入れ全体、床下、小屋裏にまで広がっている場合は、①範囲と原因を調べる → ②除カビ → ③防カビ処理 → ④結露の原因への対策という順番で進めることが大切です。原因をそのままにして表面だけをきれいにしても、次の結露の季節に同じ場所へ戻ってきやすくなります。
当社では、まず現地で結露の起きている部位と範囲、湿気の出どころを確かめます。目に見えない広がりや種類を知りたい場合は、カビ菌検査(採取は30〜60分程度の落下菌検査や、寒天スタンプで採取して培養し、種類を確定する同定検査)を組み合わせることもできます。
MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、壁紙の裏の下地や木部など素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。あわせて、換気や家具の配置など結露を減らすための防カビアドバイスも行います。
浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。
こんなときは、一度ご相談ください
- 冬になるたびに、同じ窓まわり・北側の壁・押入れにカビが出る
- 家具の裏や押入れの外壁側に、黒いしみが広い範囲で出ている
- クロスのしみ・浮きやカビ臭があり、壁の中の結露が心配
- 夏のあと床下や1階の部屋がカビ臭く、夏型結露の影響を確かめたい
- 賃貸・施設・事務所など、複数の部屋や建物全体で結露とカビが起きている
写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。
費用は、範囲・素材・環境によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。目安はサービス内容と料金に掲載しています(例:室内壁面クロス1,500円〜/㎡、税別)。施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例、木造住宅については木造住宅のカビ取り、店舗・事務所や公共施設については店舗・事務所のカビ取り・公共施設のカビ取りをご覧ください。
冬の結露シーズンの前に|10月のうちにできる点検
台風や秋の長雨のあとは、家の中に湿気が残りやすく、夏型結露で濡れた床下や壁のカビが見つかりやすい時期です。本格的に冷え込む前のいまのうちに、次のような点検をしておくと、冬の結露とカビに落ち着いて備えられます。台風のあとの点検箇所は台風・大雨のあとに確認したい家のカビ、衣替えのときの収納の見直しは衣替えで出した服にカビ?でも紹介しています。
- 温湿度計を置く:寝室・北側の部屋・押入れの近くなど、部屋ごとの湿度を知る
- 家具を少し離す:外壁に面した家具を動かし、裏の壁にしみがないか確かめる
- 押入れ・クローゼットを開ける:外壁側の壁と、布団・衣類の裏側を見る
- 床下点検口・小屋裏点検口をのぞく:湿った臭い、木部の変色、カビ、換気口の塞がりを確かめる
- 換気と暖房を見直す:24時間換気が止まっていないか、開放型暖房器を使う場合の換気の仕方
地域ごとの湿度の傾向は47都道府県の湿度とカビの出やすさもご参考ください。
よくあるご質問
Q. 露点とは何ですか?かんたんに言うと?
A. 空気を冷やしていったときに、含んでいた水蒸気が水滴(露)に変わり始める温度のことです。気象庁の用語では「水蒸気圧を一定にして温度を下げたとき、相対湿度が100%となる温度」と説明されています。たとえば室温20℃・湿度60%の空気の露点は約12℃で、窓や壁の表面がそれより冷たいと、そこに結露が起きます。
Q. 湿度が何%を超えると結露しますか?
A. 結露は湿度だけでは決まらず、「室内の空気の露点」と「冷えた面の温度」の関係で決まります。同じ湿度でも、外が寒く窓や外壁の表面温度が低いほど結露しやすくなります。国土技術政策総合研究所の公開資料では、室内の湿度は目安として60%程度を超えないよう気を付けることが挙げられています。まずは温湿度計で部屋ごとの状態を知ることから始めてください。
Q. 表面結露と内部結露は、どちらが問題ですか?
A. どちらもカビの原因になりますが、内部結露のほうが見つけにくく、厄介です。国総研の資料でも、部位の表面に起きる結露は発見しやすく乾燥しやすい一方、部位の内部で起きる結露は発見が遅れるうえに乾燥しにくいとされています。
Q. 夏にも結露は起きるのですか?
A. 起きます。国総研の資料では、冷房した際に高温多湿の外気が温度の低い床下で水滴になる現象や、雨を含んだ外装材が日射で熱せられて出た水分が外壁内で水滴になる現象を「夏型結露」と説明しています。夏のあいだに床下や壁の中で増えたカビが、秋に臭いやしみとして見つかることもあります。
Q. 結露を毎朝拭いていれば、カビは防げますか?
A. 拭き取りは大切で、国総研の資料でも窓まわりの結露水は定期的に拭き取る必要があるとされています。ただし、拭くのは「出た水」への対処です。湿気を減らす・換気を止めない・家具を壁から離すなど、原因側の対策とあわせて行ってください。すでに黒いしみが広がっている場合は、拭くだけでは奥のカビが残ることがあります。
Q. 結露でカビが広がった部屋は、どこに相談すればよいですか?
A. 部屋全体や床下、壁の中まで広がっている場合は、カビ取りの専門業者にご相談ください。当社は本部で承り、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して、現地調査・カビ菌検査からMIST工法®による除カビ・防カビ処理まで対応します。断熱改修や雨漏りの修理そのものは当社の業務外のため、必要に応じて建築の専門家と連携して進めます。
まとめ
- 露点とは、空気を冷やしたときに湿度が100%になり、水蒸気が露を結ぶ温度(気象庁)。湿った空気が露点より冷たい面にふれると結露する
- 気象庁の飽和蒸気圧表から計算すると、室温20℃・湿度60%の露点は約12℃、湿度70%では約14℃。湿度が高いほど少しの冷えで結露する
- 表面結露は窓・外壁の室内側・家具の裏・押入れで、内部結露は壁の中・小屋裏で、夏型結露は床下・外壁内で起きる
- 内部結露は発見が遅れ乾きにくい(国総研)。クロスのしみやカビ臭が続くときは、見えない場所を疑う
- 対策の方向性は、湿気を出しすぎない・換気を止めない・空気をよどませない・冷える部分をつくらない
- カビが広がったら、範囲と原因を調べ、素材を削らないMIST工法®で除カビ・防カビしたうえで、結露の原因対策を進める
冬の結露シーズンを迎える前に、気になる場所を一度確かめてみてください。広い範囲にカビが出ている、原因がわからないといった場合は、写真を添えてご相談ください。
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結露によるカビが窓まわりだけでなく、壁一面・押入れ・床下・小屋裏まで広がってお困りの方は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。建築・住宅会社の方は建築・住宅会社の方へもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。
