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本・カメラ・楽器を守る部屋づくり|書斎・納戸・収納部屋がカビやすい理由と、保管場所の見直し方

「久しぶりに本棚から出した本に、白いポツポツが付いていた」「押入れにしまっていたカメラのレンズがくもっている」「楽器ケースを開けたら、カビ臭いにおいがした」。大切な本や趣味の道具のカビは、見つけたときのショックが大きいものです。10月は読書の秋。行楽や発表会の季節でもあり、夏の間しまっていたカメラや楽器を出す機会が増えます。一方で、夏の湿気と秋の長雨を受けた納戸や書斎は、閉め切ったまま湿気を抱えていることもあります。今回は、物そのものではなくしまっている部屋の側から、カビやすい理由と保管場所の見直し方を整理します。

結論|本・カメラ・楽器のカビは「物」と「部屋」をセットで見直す

本やカメラ、楽器にカビが出たとき、多くの方は物そのものをどうきれいにするかを考えます。もちろんそれも大切ですが、同じ場所にしまえば、同じことが起こりやすいというのが現場で感じることです。書斎・納戸・収納部屋は、窓が少ない、北側にある、閉め切りになる、物が壁に密着している、といった条件が重なり、湿気がたまりやすい部屋だからです。

見直しの基本は、壁から離す・床に直置きしない・扉を時々開ける・湿度計で数字を見るの4つです。物の点検・清掃・修理はメーカーや専門店へ、部屋の壁・床・収納に出たカビは住まいのカビの専門業者へ、と相談先を分けて考えると整理しやすくなります。秋の長雨が明けて空気が乾く日が増えるこれからは、道具を出し入れするついでに保管場所を見直すのにちょうどよい時期です。

書斎・納戸・収納部屋がカビやすい5つの理由

物を大切にしまっておく部屋ほど、実はカビにとって都合のよい条件がそろいやすくなります。現場でよく見かける理由は、次の5つです。

理由① 窓が少なく、空気が入れ替わりにくい

納戸は窓がない、あっても小さいことが多く、書斎も本棚で窓をふさいでいることがあります。空気の入口と出口がないと、部屋の中の湿気は逃げ場を失います。

理由② 北側にあり、壁が冷えやすい

日当たりのよい南側を居間や寝室にすると、納戸や書斎は北側に回りがちです。日が当たりにくい外壁側の壁は冷えやすく、室内の湿気が壁の表面で結露しやすくなります。

理由③ 扉を閉め切ったままになる

人の出入りが少ない部屋は、何か月も扉が閉まったままということも珍しくありません。暖房や冷房の空気も届かず、ほかの部屋より湿った空気がよどみやすくなります。

理由④ 本棚や箱が壁にぴったり付いている

限られた広さに多くの物をしまうため、本棚や収納ケースを壁いっぱいに寄せて置きがちです。棚の背面と壁の間は空気が動かず、冷えた壁との間に湿気が残ります。本棚を動かしたら裏の壁紙が黒ずんでいた、というご相談は少なくありません。

理由⑤ 床に直置きした物が多い

段ボールや楽器ケースを床にそのまま置くと、床との間に空気が通りません。段ボールや紙はそれ自体が湿気を含みやすく、床や箱の底がじわじわ湿っていくことがあります。

図1|納戸・書斎で湿気がたまりやすい場所(断面の模式図)。
表1|書斎・納戸・収納部屋の場所別|カビが出やすい理由と確認ポイント
場所 カビが出やすい理由 確認しておきたいこと
北側・外壁側の壁 冷えやすく、湿気が結露しやすい 壁紙の黒い点、しみ、浮き
本棚・棚の背面 壁に密着して空気が動かない 棚を少し動かした裏の壁、背板の状態
床・部屋の隅 冷たい空気がたまり、物が直置きされる 巾木まわり、カーペットや箱の下
押入れ・クローゼット 閉め切りで空気がよどむ 奥の壁の下の方、棚板、こもったにおい
ケース・バッグの中 開けずにしまい込むと湿気が逃げない 開けたときのにおい、内張りの状態

本・カメラ・楽器を保管するときに気をつけたいこと

本・カメラ・楽器は、どれも湿気の影響を受けやすい素材を含んでいます。ここでは物ごとの特徴と、保管で気をつけたい点を一般的な範囲でまとめます。具体的な保管条件は、それぞれの取扱説明書やメーカーの案内を確認してください。

表2|物ごとの特徴と、保管で気をつけたいこと(一般論)
物 湿気に関わる特徴 保管で気をつけたいこと
本・雑誌・資料 紙は湿気を吸いやすく、すき間なく並べると乾きにくい 外壁側の壁を避け、棚に少しゆとりを。長く開かない本もときどき出す
カメラ・レンズ バッグや箱にしまい込むと湿気が逃げにくい 取扱説明書の保管条件を確認。防湿庫など専用の保管方法も検討
楽器・ケース 木材・革・布など、湿気を含みやすい素材が多い 床や外壁側を避け、メーカーや購入店の案内に沿って保管

レンズの内側のくもり、楽器本体のカビ、貴重な本のしみなど、物そのものの点検・清掃・修理は、メーカーのサポート窓口や専門店に相談するのが基本です。自己流で分解したり薬剤を使ったりすると、かえって傷めることもあります。

保管場所の見直し方|今日からできる6つのこと

部屋の条件は簡単には変えられませんが、物の置き方としまい方を少し変えるだけで、湿気のたまり方は変わります。

  • 壁から少し離す:本棚や収納ケースは壁との間にすき間をつくり、背面に空気が通るようにします。外壁側の壁を避けられるなら、室内側の壁に寄せましょう。
  • 床に直置きしない:すのこや棚、キャスター付きの台を使って床から浮かせ、下にも空気を通します。
  • 扉を時々開ける:晴れて空気が乾いた日に納戸や書斎の扉を開け、換気扇やサーキュレーターで空気を動かします。
  • 詰め込みすぎない:棚や押入れの奥と手前にゆとりを残し、ときどき中身を出して状態を見ます。
  • 湿度計を置く:体感ではなく数字で見ると、季節や天気による変化がつかみやすくなります。
  • 保管条件を確かめる:カメラや楽器は、メーカーの取扱説明書に記載された保管条件を確認し、必要に応じて防湿庫や除湿機を検討します。
図2|本・カメラ・楽器の保管場所|見直しチェック。

適した湿度・温度は物の種類やメーカーによって異なるため、この記事では数値を示していません。除湿機や防湿庫の設置・運転は、それぞれの取扱説明書に従ってください。

物のカビと部屋のカビ|相談先の分け方

物と部屋は、相談先を分けて考えるとスムーズです。物そのものはメーカーや専門店、部屋の壁・床・収納は住まいのカビの専門業者、という分担です。どちらか一方だけでは、同じことが繰り返されやすくなります。

図3|「物」と「部屋」の相談先の分け方。
表3|こんなときは、どこに相談する?
状況 主な相談先
レンズの内側にくもりやカビが見える カメラのメーカー・修理を扱う専門店
楽器本体やケースにカビ・におい 楽器のメーカー・購入店・修理店
古書や大切な資料にしみ 古書店や資料の修復を扱う専門家
本棚の裏の壁紙や納戸の壁が黒ずんでいる 住まいのカビの専門業者(当社)
収納の棚板・床・巾木まわりにカビ 住まいのカビの専門業者(当社)
においの元がどこかわからない まず住まいの状態の確認から(当社)

納戸・書斎の壁・床・収納のカビはMIST工法®で除カビ

本棚を動かしたら裏の壁紙が黒ずんでいた、納戸の床や棚板にカビが広がっていた、という場合は、部屋の側の対処が必要です。表面を拭いて色が薄くなっても、壁紙の裏や下地、木材の奥にカビが残っていることがあります。

MIST工法®は、素材を削らない・こすらないカビ取り技術です。霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビを分解・洗浄したうえで、防カビ処理で予防します。使用する剤は、一般的な処理剤に多い酸性液ではなくアルカリ性液で、研修・試験に合格した施工者が施工します。現地では湿気の原因も調べ、棚の配置や換気などの防カビアドバイスも行います。

表4|書斎・納戸で関係の深い施工料金の目安(税別)
施工箇所 料金の目安
室内壁面(クロス) 1,500円〜/㎡
和室木材部(築40年未満・6畳・天井除く) 120,000円〜(6畳超は1畳ごと+10,000円)

料金は範囲・環境・素材によって大きく異なるため、現地調査のうえでお見積もりします。詳しくはサービス内容と料金、施工の様子はカビ取り・カビ対策施工例をご覧ください。見た目ではわかりにくい場合は、カビ菌検査で部屋どうしを比べる方法もあります。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 本棚や収納ケースの裏の壁紙が、広い範囲で黒ずんでいる
  • 納戸・書斎の床、巾木まわり、棚板にカビが出ている
  • 物を出しても、部屋や押入れのカビ臭さが消えない
  • 拭いても同じ壁に何度もカビが出てくる
  • 大切な物を戻す前に、部屋の状態を確かめておきたい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

読書と趣味の秋に|道具を出し入れするときの手順

秋は、しまっていた道具を出し、使い終わった夏の道具をしまう季節です。出し入れのタイミングは、保管場所を点検するよい機会になります。

  1. 晴れて空気が乾いた日を選ぶ:雨の日や雨上がりの湿った日は避け、扉を開けて作業します。
  2. 物を出したら、壁と床を見る:棚の裏、部屋の隅、箱を置いていた床に黒い点やしみがないか確認します。
  3. においを確かめる:部屋やケースを開けたときのカビ臭さは、見えない場所のサインのことがあります。
  4. 物は状態を確認してから戻す:気になる物は無理に処理せず、メーカーや専門店に相談します。
  5. 置き方を変えて戻す:壁から離し、床から浮かせ、詰め込みすぎないように配置します。

これから気温が下がると、北側の部屋では結露が始まります。部屋にカビが見つかったら、写真を撮っておくと相談がスムーズです。

よくあるご質問

Q. 本にカビが出てしまいました。自分で拭いてもよいですか?

A. ご家庭の本であれば、ほかの本から離して状態を確かめるところから始めてください。貴重な本や古書、資料として残したいものは、自己流で拭いたり薬剤を使ったりする前に、専門店や修復の専門家に相談するのが安心です。あわせて、その本を置いていた棚の裏や壁にカビが出ていないかも確認しましょう。

Q. カメラのレンズにくもりやカビのようなものが見えます。当社で対応できますか?

A. 申し訳ありませんが、レンズやカメラ本体の点検・清掃・修理は当社では承っていません。メーカーのサポート窓口や、カメラの修理を扱う専門店にご相談ください。当社がお手伝いできるのは、保管していた部屋の壁・床・収納といった住まいの側のカビです。

Q. 楽器や本の保管に、適した湿度は何%ですか?

A. 適した湿度や温度は、物の種類や素材、メーカーによって異なります。この記事では数値を示さず、お持ちの楽器やカメラの取扱説明書、メーカーの案内に記載された保管条件をご確認いただくようおすすめしています。部屋に湿度計を置き、その条件と比べてみるのが第一歩です。

Q. 防湿庫や除湿機を置けば、部屋の対策は不要ですか?

A. 防湿庫や除湿機は、物を保管する環境を整えるのに役立つ道具です。ただ、部屋の壁や床にすでにカビが出ている場合や、結露・漏水などの原因がある場合は、それだけでは解決しないことがあります。物の保管と部屋の状態は、分けて考えるのがおすすめです。

Q. 納戸の壁にカビがあります。中の物を全部出さないと施工できませんか?

A. 施工する範囲によっては、棚や荷物を移動していただく必要があります。どこまで動かすかは、カビの範囲と作業の方法によって変わるため、現地調査の際にご相談ください。大切な物をどこに一時保管するかも、あわせて考えておくと安心です。

Q. 書斎のカビ臭さが気になり、体調も心配です。

A. 体調のことは、この記事では判断できません。気になる症状がある場合は、医療機関にご相談ください。住まいの側では、においの元になっている場所を探し、壁・床・収納のカビや湿気の原因を確かめることをおすすめします。

まとめ

  • 書斎・納戸・収納部屋は、窓が少ない・北側・閉め切り・物が壁に密着・床に直置き、という条件が重なりやすい
  • 見直しの基本は、壁から離す・床に直置きしない・扉を時々開ける・湿度計で数字を見る
  • 保管条件の数値はメーカーの取扱説明書で確認。防湿庫・除湿機の活用も検討する
  • 物の点検・清掃・修理はメーカーや専門店へ、部屋の壁・床・収納のカビは専門業者へ
  • 部屋のカビは、MIST工法®で素材を削らずに除カビし、防カビ処理で予防できる

大切な本や道具を長く楽しむためにも、読書と趣味の秋に、しまう場所から見直してみてください。

本棚の裏や納戸の壁・床のカビで「どこまで自分で対応してよいか」迷われたら、お気軽にご相談ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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