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月別カビ点検カレンダー|1年のどの時期に、家と建物のどこを見ればよいか

「カビって、何月に気をつければいいの?」。実際のご相談は、梅雨だけでなく1年を通して届きます。10月の今は、秋の長雨や台風のあとの湿気が家に残りやすく、衣替えで押入れの奥を開けたときに夏のあいだに増えたカビが見つかりやすい時期です。これからは暖房の使い始めとともに、結露に気をつける季節に向かいます。この記事では、MIST工法®の開発元・本部として、気象庁の平年値で代表7地点(札幌・新潟・東京・名古屋・大阪・福岡・那覇)の湿度と降水量の1年を確かめ、月ごとにどこを点検すればよいかをカレンダーにまとめました。建物のオーナー・管理者の方向けの年間計画表もあわせてご紹介します。

この記事の要点

  • 家の中のカビには1年に2つの山がある。梅雨〜秋雨の「外から来る湿気」と、暖房期の「冬の結露」。
  • 気象庁の平年値では、代表7地点の多くで6〜9月に湿度が高い。新潟は12月、東京は10月が1年で最も雨の多い月。
  • 月ごとに見る場所を変えるのがコツ。春は床下、梅雨〜夏は押入れ・北側・倉庫、秋は台風後と夏のカビ、冬は窓・北側の壁・屋根裏。
  • 地域で重点時期がずれる。日本海側・北海道は冬、太平洋側は梅雨〜秋、南西諸島は春〜秋。
  • 10月は、夏に増えたカビを確かめ、冬の結露シーズン前に除カビの段取りをするのに向いた時期。

結論|カビの時期は「梅雨〜秋雨」と「冬の結露」の2つ。月ごとに見る場所を変える

カビが出やすい時期は、梅雨だけではありません。家の中のカビには、梅雨から秋雨にかけての6〜10月ごろと、暖房を使う11〜2月ごろという2つの山があります。前者は外の湿った空気や雨が原因で、床下・押入れ・北側の部屋・閉め切った部屋が湿ります。後者は家の中で生まれた水蒸気が、冷えた窓や外壁側の壁で結露して起こります。

そのため、点検は「1年に1回、家じゅうを見る」よりも、その季節に湿りやすい場所を、月ごとに順番に見るほうが効率的です。

今の時期(10月中旬)は、夏から秋雨の湿気の名残がある一方で、年末の大掃除や年度末の工事に向けた計画を立て始める時期でもあります。冬の結露シーズンに入る前に、夏のカビを確かめて片づけておく。これがこの記事でいちばんお伝えしたいことです。

カビが出やすい時期はいつ?|気象庁の平年値で見る湿度と雨の1年

まずは、屋外の湿度と雨が1年のうちどう変わるかを見てみましょう。下の図は、気象庁の「過去の気象データ検索」で公開されている平年値(1991〜2020年の30年間の平均)から、代表7地点の月平均湿度と月の降水量を並べたものです。気象庁によると、平年値は西暦年の1の位が1の年から続く30年間の平均で、10年ごとに更新されます。

図2|代表7地点の湿度と雨の1年(気象庁 平年値1991〜2020年)|折れ線=月平均湿度、棒=月の降水量
表1|代表7地点の湿度と降水量のまとめ(気象庁 平年値1991〜2020年)
地点 年平均湿度 70%以上の月数 湿度が最も高い月 年降水量 雨が最も多い月(mm) 10月の湿度/降水量
札幌 69% 4か月 7月・8月(75%) 1,146.1mm 9月(142.2) 67%/109.9mm
新潟 72% 9か月 7月(79%) 1,845.9mm 12月(225.9) 72%/157.7mm
東京 65% 5か月 7月(76%) 1,598.2mm 10月(234.8) 71%/234.8mm
名古屋 66% 3か月 7月(73%) 1,578.9mm 9月(231.6) 68%/164.7mm
大阪 63% 1か月 7月(70%) 1,338.3mm 6月(185.1) 65%/136.0mm
福岡 68% 4か月 6月・7月(75%) 1,686.9mm 7月(299.1) 68%/94.5mm
那覇 73% 8か月 6月(83%) 2,161.0mm 6月(284.4) 72%/179.2mm

7地点すべてで、月平均湿度が最も高いのは6〜8月です。梅雨から夏は、北から南まで湿気が多い季節です。

一方で、雨が最も多い月は地点によってばらばらです。大阪と那覇は6月、福岡は7月、札幌と名古屋は9月、東京は10月(234.8mm)、新潟は12月(225.9mm)が1年で最も雨の多い月でした。東京は9月(224.9mm)と10月が続けて200mmを超え、秋雨や台風の時期に雨が集中しています。

表1と図2の値は、気象庁「過去の気象データ検索」の各地点の平年値ページ(年・月ごとの値)で当社が確認した相対湿度(平均)と降水量(合計)です。いずれも屋外の観測値で、室内の湿度とは異なります。「70%以上の月数」は地域の差を比べるために当社が数えたもので、カビが生える月数を示すものではありません。

カビの季節は2つの山|「外から来る湿気」と「家の中の結露」

東京都板橋区の資料では、室内のカビは温度20℃前後・湿度60%以上で繁殖し、湿度が80%を超えると繁殖のスピードが速くなると紹介されています。

東京の平年値を見ると、5〜10月の6か月は、月平均気温が18℃以上、月平均湿度が68%以上です。この季節は換気で入る空気も湿っているため、床下や押入れ、北側の部屋のように空気が動きにくい場所に湿気がたまりやすくなります。これが1つめの山です。

2つめの山は冬です。東京の1月の湿度は51%と屋外はかなり乾燥しますが、室内では調理・入浴・部屋干し・人の呼吸・加湿器で水蒸気が増えます。その空気が外気で冷えた窓や外壁側の壁に触れると結露し、屋外が乾いている季節でもカビが出るのです。結露が起きる仕組みは結露とカビの仕組みで、露点の考え方から図で解説しています。

表2|カビの2つの山の違い
梅雨〜秋雨の山(6〜10月ごろ) 冬の結露の山(11〜2月ごろ)
水分の出どころ 湿った外気、雨、台風・大雨の雨水 室内の水蒸気(調理・入浴・部屋干し・呼吸・加湿器)
起きていること 空気が動かない場所に湿気がたまる。冷房で冷えた面に湿った空気が触れる(夏型結露) 暖かく湿った空気が、冷えた窓・外壁側の壁・屋根裏で冷やされて結露する
カビが出やすい場所 床下、押入れ・クローゼット、靴箱、北側の部屋、地下・倉庫、閉め切った空室 窓・サッシ、北側の壁、家具の裏、押入れの外壁側、寝室、屋根裏
主な対策の方向 除湿と換気、収納のすき間、空室の見回り、雨水の入り込みの確認 換気を止めない、家具を壁から離す、結露の拭き取り、湿気源を減らす

月別カビ点検カレンダー|1月〜12月、その月に見ておきたい場所

2つの山を踏まえて、月ごとの点検場所をカレンダーにまとめました。太平洋側の一般的な住まいを基準にしています。日本海側・北海道・南西諸島の方は、次の章の「地域での時期のずらし方」もあわせてご覧ください。

図1|月別カビ点検カレンダー|その月に見ておきたい場所
表3|月別カビ点検カレンダー(詳細)
月 この時期に起きやすいこと 点検したい場所 やっておきたいこと
1月 暖房と部屋干しで室内の水蒸気が多い。結露が毎朝出る 窓・サッシ、北側の壁、家具の裏、押入れの外壁側 結露の拭き取り、家具を壁から離す、換気口を閉じない
2月 寒さのピーク。寝室や屋根裏でも結露 寝室の窓ぎわ・ベッド下、屋根裏(点検口から) 結露とカビが出た場所を写真と日付で記録
3月 寒さがゆるみ、冬に出たカビが目立つ。退去・引っ越しが多い 冬に結露した場所、空室・退去後の部屋 除カビが必要な場所を洗い出し、計画を立てる
4月 湿度はまだ低めで、床下を見るのに向く 床下(点検口)、床下換気口、基礎・外壁まわり 換気口のふさがり・水たまり・カビ臭の確認
5月 気温が上がり、湿度も上がり始める 浴室・洗面所まわり、エアコン、空室・倉庫 エアコンの試運転、梅雨前に換気と除湿の段取り
6月 梅雨。湿度が1年で高い時期に入る 押入れ・クローゼット、靴箱、北側の部屋 収納にすき間をつくる、除湿、空き家・空室の見回り
7月 高温多湿。冷房で冷えた面に湿った空気が触れる 冷房する部屋の壁ぎわ、地下・倉庫・ガレージ 閉め切った部屋の換気、冷房の部屋の壁ぎわの確認
8月 お盆などで留守が増える。台風・大雨も 留守にした部屋・別荘、床下、屋根・外壁 留守前後の換気、台風・大雨のあとの雨水の確認
9月 秋雨と台風。雨が多い地域が多い 天井のシミ、外壁、床下・1階の床 雨のあとにシミやカビ臭が出ていないか確認
10月 秋雨・台風のあとの湿気が残る。衣替えの時期 押入れ・クローゼットの奥、床下、天井 夏に増えたカビの確認と、冬前の除カビの段取り
11月 暖房の使い始め。結露が出始める 窓・北側の部屋、部屋干しの部屋、屋根裏 換気の確認、加湿のかけすぎに注意
12月 大掃除と年末年始の留守 家具の裏、窓・カーテン、閉め切る部屋 大掃除で家具を動かしたときに壁を確認、留守前の換気

季節ごとのポイントを補足します。春は冬の結露カビが目立ち、湿度がまだ低めの4月ごろは床下を見るのに向いた時期です(床下・基礎まわりのカビ)。梅雨〜夏は押入れ・靴箱・北側の部屋・空室など、空気が動かない場所を見回ります(北側の部屋がカビやすいのはなぜ?)。秋は台風や大雨のあとの天井・外壁・床下と、衣替えで開けた収納の奥を確かめます(台風・大雨のあとに確認したい家のカビ)。冬は窓・北側の壁・家具の裏に加え、点検口から屋根裏の野地板や梁に黒い斑点や水滴の跡がないかを見てください(屋根裏・天井裏のカビ)。

地域でずらすカビ点検の時期|日本海側・太平洋側・北海道・南西諸島

カレンダーは太平洋側を基準にしていますが、地域によって「湿気の山」の時期は違います。表1の平年値から見える傾向と、点検の重点のずらし方をまとめました。

表4|地域のタイプ別|点検の重点時期と見る場所
地域のタイプ 平年値から見える傾向(代表地点) 重点を置く時期 とくに見る場所
日本海側 新潟:12月の降水量が最多(225.9mm)、湿度70%以上が9か月 11〜2月を厚く。梅雨〜夏も 窓・北側の壁・押入れの結露、屋根裏、雪の多い時期の雨水・漏水
北海道 札幌:9月の降水量が最多(142.2mm)、11〜1月も100mm超 夏の終わり〜秋と、冬の暖房期 暖房期の窓・壁の結露、屋根裏、夏の床下・収納
太平洋側(関東・東海) 東京:10月の降水量が最多(234.8mm)、1月の湿度51% 梅雨〜秋雨(6〜10月)と冬の結露 床下、北側の部屋、収納、秋雨・台風後の天井と外壁、冬の窓
近畿・瀬戸内 大阪:6月の降水量が最多(185.1mm)、70%以上は7月のみ 梅雨〜夏(6〜8月)と冬の結露 梅雨どきの収納と床下、閉め切った部屋、冬の窓・外壁側
九州北部 福岡:7月の降水量が最多(299.1mm)、6月も249.6mm 梅雨〜夏(6〜9月) 大雨のあとの床下・天井、収納、北側の部屋
南西諸島 那覇:3〜10月の8か月が湿度70%以上 春〜秋(3〜10月)を長く 床下、壁・天井、台風後の雨水の入り込み、空室

ご自分の県の年平均湿度や、湿度70%以上になる月の数は、47都道府県の湿度とカビの出やすさで47地点すべての値を一覧にしています。この記事のカレンダーとあわせて使うと、「自分の地域では、いつ、どこを見るか」が決めやすくなります。沖縄の方は沖縄のカビ対策も参考にしてください。

地域の分け方は、傾向をつかむための当社の整理です。同じ県内でも、海沿い・山あい・雪の多い地域で条件は変わります。また、屋外の湿度が低い地域や季節でも、家の中の湿気と冷たい面が重なれば結露とカビは起こります。

カビ点検のやり方|見る・におう・触る・記録する

点検といっても、特別な道具は必要ありません。懐中電灯・温湿度計・スマートフォン(写真)があれば十分です。場所ごとに、次のポイントを確かめてください。

表5|場所別の点検ポイント
場所 見る におい・触る 記録しておきたいこと
床下(点検口) 木部の白や黒の斑点、水たまり、換気口のふさがり 点検口を開けたときのカビ臭、土や木部の湿り 写真、雨の翌日との違い
押入れ・クローゼット 奥の壁・床板・すのこの斑点、衣類や箱の白い粉 こもったにおい、壁や床板のしめり 外壁側か室内側か、季節ごとの変化
北側の部屋・家具の裏 壁紙の黒ずみ、家具の裏や下の斑点 壁紙の冷たさ、浮き・ふくらみ 家具と壁のすき間、結露の有無
窓・サッシ ゴムパッキン・窓枠・カーテンの黒ずみ 朝の結露の量 結露が出る日と部屋
天井・屋根裏 天井のシミ、屋根裏の野地板・梁の斑点や水滴の跡 屋根裏のカビ臭 雨のあとのシミの広がり
倉庫・空室・地下 壁・床・保管物の斑点、段ボールの波打ち 扉を開けたときのにおい 温湿度、最後に換気した日

おすすめは、温湿度計で室内の湿度を記録することです。部屋ごとに朝と夜の値をメモし、写真は同じ場所を同じ角度で撮っておくと、湿気がこもる場所や広がり方を比べやすくなります。

点検のときに、カビを乾いたまま強くこすったり、掃除機でいきなり吸ったりすると、胞子を舞い上げることがあります。マスクと手袋を着け、換気をしながら見るようにしてください。床下や屋根裏には無理に入らず、点検口からのぞく程度にとどめてください。

建物オーナー・管理者向け|年間カビ点検計画表

複数の部屋や建物を管理している方は、点検を年間の計画に組み込んでおくと、苦情や被害が大きくなる前に気づきやすくなります。下の図は、住まいの点検に「建物管理」と「工事の計画」を加えた年間計画表です。

図3|建物オーナー・管理者のための年間カビ点検計画表

年末や年度末の引渡し・決算に向けた工事は、これから冬の結露シーズンと重なります。除カビが必要な場合は、内装や仕上げの工程の前に入れるほうが手戻りが少なくなります。10〜11月のうちに範囲を確かめ、工程に組み込んでおくのがおすすめです。建物の種類ごとの対応は、店舗・事務所のカビ取り、公共施設のカビ取り、建築・住宅会社の方へでご紹介しています。

点検でカビを見つけたら|専門業者への相談とMIST工法®

点検でカビが見つかったら、まずは範囲と原因を確かめることが先です。拭いても同じ場所に戻る、においが部屋や家全体に広がっている、床下や壁の中・天井裏が疑われるといった場合は、表面の掃除だけでは解決しにくくなります。

MIST工法®は、株式会社せらが開発した、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。

当社では、除カビとあわせて、現地の環境を調べて原因を分析し、換気や設備の配置について助言する防カビアドバイスも行っています。点検の計画も一緒に考えます。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 10月の衣替えや点検で、押入れ・クローゼット・北側の部屋に広くカビが見つかった
  • 台風や大雨のあと、天井のシミや1階・床下からのカビ臭が気になる
  • 冬になると、窓や北側の壁、押入れの結露とカビが毎年くり返す
  • 空室・空き家・倉庫を閉め切っていた間に、カビが広がっていないか心配
  • 管理する建物が複数あり、点検や除カビの時期をまとめて相談したい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

現地調査・カビ菌検査と費用の考え方

当社の現地調査では、カビの範囲、素材、湿気の原因(結露・漏水・換気・床下の湿気)を確認し、どこまでを除カビするかを判断します。必要に応じてカビ菌検査も行います。落下菌検査は採取を30〜60分程度で行え、同定検査は寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定します。季節ごとの点検で気になった場所を、検査で確かめることもできます。

費用は、範囲・素材・環境によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。部位ごとの目安はサービス内容と料金に掲載しています(例:室内壁面クロス1,500円〜/㎡、築40年未満の和室木材部6畳120,000円〜〔天井除く〕、コンクリート外壁1,200円〜/㎡、いずれも税別)。

全国からのご相談は本部で承り、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して対応します。施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例、よくあるご質問はQ&Aもご覧ください。

よくあるご質問

Q. カビが生えやすい時期は何月ですか?

A. 家の中のカビには、1年に2つの山があります。1つめは梅雨から秋雨にかけての6〜10月ごろで、外の湿気が多く、床下・押入れ・北側の部屋・閉め切った部屋が湿りやすくなります。2つめは暖房を使う11〜2月ごろで、窓や外壁側の壁、家具の裏などで結露が起きやすくなります。

Q. カビの点検は1年に何回くらいすればいいですか?

A. 住まいであれば、少なくとも「梅雨前(4〜5月)」「夏の終わりから秋(9〜10月)」「冬の結露の時期(12〜2月)」の3回、場所を変えて見るのがおすすめです。建物オーナーや管理者の方は、台風・大雨のあとの臨時点検と空室・倉庫の見回りも加えてください。

Q. 10月にカビの点検をするのはなぜですか?

A. 夏から秋雨にかけて増えたカビが、衣替えや大掃除の準備で押入れ・クローゼットの奥を開けたときに見つかりやすい時期だからです。また、これから暖房を使い始めると窓や北側の壁で結露が起きやすくなるため、その前にカビの範囲を確かめ、必要なら除カビの段取りをしておくと、冬のあいだに広がるのを防ぎやすくなります。

Q. 住んでいる地域によって、点検の時期は変わりますか?

A. 変わります。気象庁の平年値では、新潟は12月が1年で最も雨の多い月で、那覇は3月から10月まで月平均湿度が70%以上です。日本海側や北海道は冬、太平洋側は梅雨〜秋、南西諸島は春〜秋に重点を置くとよいでしょう。ただし冬の結露は、屋外が乾いている地域でも起きます。

Q. 点検でカビを見つけたら、すぐに業者を呼ぶべきですか?

A. 小さな範囲で、表面を拭けば落ちる程度なら、換気をしながらご自身で手当てできる場合もあります。拭いても同じ場所に何度も出る、においが部屋全体に広がっている、床下や壁の中・天井裏が疑われる、範囲が部屋全体や建物のフロア単位に及んでいる場合は、専門業者に相談して範囲と原因を確かめることをおすすめします。体調が気になる場合は、住まいの確認とは別に医療機関にご相談ください。

Q. 管理している建物が複数あります。年間の点検計画を一緒に考えてもらえますか?

A. はい。現地の環境を調べて原因を分析し、換気や設備の配置について助言する防カビアドバイスを行っています。建物ごとの用途や地域の気候、工事ができる時期(長期休み・閑散期・年度末など)をうかがい、除カビの範囲と時期をご提案します。全国のカビバスターズグループ拠点と連携して対応しますので、法人・業者様のお問い合わせからご相談ください。

まとめ

  • 家の中のカビには、梅雨〜秋雨(6〜10月ごろ)と冬の結露(11〜2月ごろ)の2つの山がある
  • 気象庁の平年値では、代表7地点すべてで湿度が最も高いのは6〜8月。雨が最も多い月は、東京10月・新潟12月・福岡7月など地点で違う
  • 点検は月ごとに場所を変える。春は床下、梅雨〜夏は押入れ・北側・倉庫、秋は台風後と夏のカビ、冬は窓・北側の壁・屋根裏
  • 日本海側・北海道は冬、太平洋側は梅雨〜秋、南西諸島は春〜秋に重点を。冬の結露は乾燥した地域でも起きる
  • 広がったカビは、現地調査とカビ菌検査で範囲と原因を確かめ、MIST工法®で削らずに除カビし、防カビ処理を行う

秋雨や台風のあとで湿気が残りやすい今は、夏のカビを確かめる最後のタイミングです。まずは押入れの奥・北側の部屋・床下の点検口の3か所を見て、気になる場所は写真を撮っておいてください。

参考にした情報

季節の点検で見つかった部屋全体・家全体・建物のカビは、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。木造住宅は木造住宅のカビ取り、外壁は外壁のカビ取りもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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