長く使ってきた木造の納屋を開けたら、梁や板壁に白や黒のカビ、床に置いた袋の底にもカビ。農業用倉庫や作業場について、こうしたご相談をいただくことがあります。10月の終わりは、多くの地域で稲刈りや乾燥調製を終えて、新米や資材をしまい込む時期です。秋の長雨や台風のあとで建物に湿気が残りやすく、これから冬の結露シーズンに向かうと、閉め切った建物の中はカビにとって居心地のよい場所になりがちです。この記事では、MIST工法®の開発元である当社が、納屋・農業用倉庫・作業場のカビについて、出やすい場所と原因、農林水産省のガイドラインにある保管の基本、米や飼料など保管物の扱い、片付けと除カビの順番、古い木造の建物を削らずに除カビする方法までを整理してご紹介します。
この記事の要点
- 納屋のカビは「保管物(米・飼料・農機具・資材)」と「建物(梁・柱・板壁・土間)」を分けて考える。保管物は仕分けと隔離、建物は原因を止めてから除カビ。
- 農林水産省のガイドラインでは、カビの栄養源になる米くず・籾がら・ほこりの清掃、袋は床にじかに置かずパレットやスノコの上に、温度と湿度の測定・記録が示されている。
- 米・農産物・飼料が安全かどうかは見た目で判断しない。カビ毒は見た目ではわからないとされている。保健所・獣医師など専門の機関へ。
- 建物は雨漏りなどの修理 → 乾燥 → MIST工法®で削らず除カビ → 防カビ処理の順番。農作業の少ない時期に合わせて段取りを。
- 蔵・古民家・金属の物置とは、建物のつくりも保管物も違う。大きな木造の農業用建物ならではの点検ポイントがある。
結論|納屋・農業倉庫のカビは「保管物」と「建物」を分けて、記録→仕分け→原因→除カビの順に
「全部出して高圧洗浄機で流そう」と考えがちですが、湿ったカビを勢いよく落とすと胞子を広げたり、古い木材を傷めたりすることがあります。倉庫の米や飼料を見た目だけで判断して使うのも避けたいところです。
進め方の基本は、全体の写真を撮り、保護具を着ける → 保管物を分けて外に出し、カビた物は隔離する → 米・農産物・飼料の扱いは専門の機関に相談する → 現地調査で建物のカビの範囲と湿気の原因を確かめる → 雨漏りや外壁の傷みを修理して乾かす → 建物を削らずに除カビし、防カビ処理を行う → パレットやスノコで床から浮かせて戻し、温湿度を記録するという順番です。
今の時期は、新米や資材をしまい込む前後にあたります。冬の結露シーズンや、年末年始で倉庫を閉め切る期間の前に状態を確かめておくと、春からの作業の段取りも立てやすくなります。
納屋 カビ 原因|農業用の建物に湿気とカビがたまる理由
納屋や農業用倉庫、作業場は、大きな出入口と土間を持ち、農機具・資材・米袋・飼料などを置く、季節で使い方が大きく変わる建物です。こうした建物では、次のような理由が重なってカビが増えやすくなります(建物のつくりは地域や年代によってさまざまで、ここでは一般的な傾向として紹介します)。
- 土間・地面からの湿気:床に直接置いた袋や箱、ベニヤ板やシートの下に湿気がこもり、底からカビが出やすくなります。
- 雨漏り・雨の吹き込み:古い屋根やトタンの継ぎ目、雨どいの詰まり、シャッターの下から入った水が、梁や板壁、床を湿らせます。
- 閉め切りと空気のよどみ:農閑期に長く閉め切ると、建物の中で湿気のむらができます。農林水産省のガイドラインでも、気温や湿度が高くなる時期は倉庫の上部に暖気がたまりやすいとして、通風・換気に努めるよう示されています。
- カビの栄養になる物が多い:同ガイドラインでは、建物内や設備の内部にたまった稲わら、籾がら、米くず、米ぬか、ほこりがカビの栄養源になるとされています。
- 濡れた物の持ち込み:雨の日に使ったシートやむしろ、濡れたままの袋、泥の付いた農機具をそのまましまうと、湿気もカビも建物の中に持ち込むことになります。
| 場所 | 気づきやすいサイン | 疑いたい原因 |
|---|---|---|
| 土間・床 | 床置きの袋や箱の底のカビ、ベニヤやシートの下の黒ずみ | 地面からの湿気、床に直接置いている |
| 板壁・柱の下のほう | 腰から下の木部の黒ずみ、白い綿のようなカビ | 雨の跳ね返り、土間の湿気、外壁の傷み |
| 梁・屋根裏・天井 | しみ、黒い点状のカビ、上からの水の跡 | 屋根からの雨漏り、冷えた屋根の下の結露 |
| 米袋・資材の置き場 | 壁に付けて積んだ山の裏のカビ、袋の汚れ・におい | 壁ぎわの湿気、空気が動かない |
| 乾燥機・籾摺り機のまわり | 米くず・籾がら・ほこりのたまり、カビ臭 | カビの栄養になる物がたまっている |
| 出入口・シャッターまわり | 扉の内側や下端の黒ずみ、床の湿り | 雨の吹き込み、すき間からの湿気 |
台風や大雨のあとの点検は台風・大雨のあとに確認したい家のカビ、柱や土台の木部が黒い・柔らかいときの見分け方は木材のカビ・腐朽・シロアリの見分け方も参考になります。
農業倉庫 カビ|農水省のガイドラインに見る「カビを育てない」保管の基本
農林水産省は平成24年(2012年)2月に、みずから米の乾燥調製と貯蔵を行う生産者に向けて「米のカビ汚染防止のための管理ガイドライン」をまとめています。このガイドラインでは、カビは人や籾米、農機具に付いたり風に乗ったりして建物の中に持ち込まれるため、持ち込まれたカビを完全に除くことは難しいとしたうえで、建物の中でカビを「生育させない」ための管理が示されています。
米のための指針ですが、建物を守るうえでも参考になります。主なポイントは次のとおりです。
| 項目 | ガイドラインで示されていること |
|---|---|
| 清掃 | 建物や設備は使用の前後だけでなく定期的に清掃し、カビの栄養源になる米くず・ほこりなどを取り除く |
| 資材の水濡れ | フレコン袋などの包装資材が濡れないよう、雨が吹き込まない場所に置き、降雨時は資材置き場の窓を閉める |
| 動物・害虫 | 扉の開閉、ネットや目張りで、野生動物や害虫が建物に入るのを防ぐ。建物の周りの雑草を取り除く |
| 置き方 | 米の入った紙袋やフレコン袋は、通気を保つため床にじかに置かず、パレットやスノコの上に置く |
| 通風・換気 | 日頃から倉庫内を見回り、熱や湿気がこもらないよう扉や窓、換気扇で通風・換気する |
| 測定・記録 | 定期的に倉庫内の温度と湿度、米の穀温と水分を測定・記録し、異常がないか注意する |
| 時期 | 外気温や湿度が高い春先以降は、できるだけ米を低温で貯蔵する |
| カビを見つけたら | カビが生育していた米は他の米と確実に分け、ビニール袋などに入れて建物内や周辺に放置しない |
出典:農林水産省「米のカビ汚染防止のための管理ガイドライン」(平成24年2月、消費・安全局)。米の乾燥調製・貯蔵を行う生産者向けの指針です。米の保管方法の詳細は原文でご確認ください。
同じガイドラインのコラムでは、環境の相対湿度が70%以下になると多くのカビは生育できなくなり、一般に70%以上になると結露しやすく、カビやダニが増えやすくなるとされています。また、多くのカビが盛んに生育する温度は20〜30℃程度で、カビは生育に適さない条件でも完全に死滅するわけではなく、胞子が残っていれば条件が整ったときに再び生育する可能性があることも示されています。
納屋や作業場でも、まずは温湿度計を床の近く、壁ぎわ、建物の中央など何か所かに置き、雨の翌日や冷え込んだ朝の値も含めて記録するところから始めましょう。湿気のたまり場所がわかると、置き方や換気の見直し、除カビの範囲を決めやすくなります。露点や結露の仕組みは結露とカビの仕組みで図解しています。
保管物のカビ|米・農産物・飼料・農機具・資材は、どこまで自分で判断してよいか
納屋や農業用倉庫には、米や野菜などの農産物、家畜の飼料や牧草、農機具、肥料や資材、シートや袋類など、さまざまな物が置かれています。カビが出たときに、自分で片付けてよい物と、専門の機関に判断をゆだねたい物を分けておくことが大切です。
農林水産省の「かびとかび毒についての基礎的な情報」では、かび毒は、かびが作る化学物質のうち人や家畜の健康に悪影響を及ぼすものとされ、比較的熱に強く通常の加工・調理では十分に減少しないものがあること、そしてかび毒が含まれているかどうかは見た目ではわからないことが説明されています。食べ物や家畜のえさについては、見た目やにおいだけで「大丈夫」と判断しないでください。
| 保管物 | ご自分でしてよいこと | 判断をゆだねたい相談先 |
|---|---|---|
| 米(籾・玄米・精米) | 他の米と分け、袋に入れて隔離。写真と保管状況を記録 | 保健所など。出荷予定の米は出荷先・農協にも |
| 野菜・果物などの農産物 | カビた物を分けて隔離し、周りの物と触れないようにする | 出荷先、保健所など |
| 飼料・牧草・わら | カビた物を他の飼料と分け、与えるのを止めて記録する | 獣医師、飼料の購入先、家畜保健衛生所など |
| 農機具・工具 | 乾いた日に屋外で汚れを落とし、よく乾かしてから戻す | 取扱説明書、購入先・販売店 |
| シート・むしろ・袋類 | カビた物は袋に入れて処分。使う物は乾かしてから保管 | — |
米・農産物・飼料の安全性や、食べてよいか・与えてよいか・出荷してよいかの判断は、当社の業務外です。当社は、梁・柱・板壁・土間・棚など建物側の除カビと防カビを担当します。カビの出た物に触れたあと体調が気になる場合は、医療機関にご相談ください。
納屋の片付けと除カビの順番|作業場を止めずに進めるには
片付けと除カビは、農作業の少ない時期に、順番を決めて進めると無理がありません。
1. 写真で記録し、保管物を分けて出す
動かす前に、建物の全体、置き場ごと、カビの箇所を撮影します。除カビの範囲を決めるときや、専門の機関に相談するときの大切な資料になります。保管物は、米・農産物、飼料、農機具、資材、処分する物に分け、カビの出た物は袋に入れて隔離します。ガイドラインでも、カビが生えている包装資材は、カビが飛び散らないようビニール袋などに入れて適切に廃棄するよう示されています。
2. 湿ったカビをこすらない・はたかない
濡れた梁や板壁のカビを、ほうきやブラシで強くこすったり、はたいたりすると、胞子が建物じゅうに広がるおそれがあります(保護具はカビ掃除の服装と道具、掃除機の注意はカビを掃除機で吸ってもいい?も参考に)。高圧洗浄機で木部に水をかけると、古い木材に水を吸わせてしまうこともあります。作業は晴れて空気の乾いた日を選び、建物のカビそのものは原因を確かめてから除カビに進みましょう。
3. 原因を止めてから、乾かして除カビ
雨漏りや雨どいの詰まり、外壁の穴やすき間、シャッターの下の吹き込みなどが見つかったら、先に修理します。修理は工務店や屋根・板金の専門業者の担当です。直したあとに十分に乾かしてから除カビ・防カビを行うと、同じ場所にカビが戻る原因を減らせます。乾き具合の考え方は含水率の測り方とカビの目安で解説しています。
| 必要になりやすいこと | 主な相談先 | 当社の役割 |
|---|---|---|
| 米・農産物・飼料の扱いの判断 | 保健所、獣医師、飼料の購入先、家畜保健衛生所、出荷先・農協など | 建物側の除カビの範囲と時期を調整 |
| 屋根の雨漏り・雨どいの修理 | 屋根・板金の専門業者、工務店 | 原因の見当づけ、修理後の乾燥の確認と除カビ |
| 柱・土台の腐れ、シロアリ | 工務店、シロアリの専門業者 | カビとの見分けの手がかりをお伝えし、段取りを合わせる |
| 乾燥機・籾摺り機など設備の内部 | 設備の販売店・メーカー | 設備のまわりの床・壁・梁の除カビ |
| 梁・柱・板壁・土間・棚のカビ | 当社(MIST工法®) | 現地調査、カビ菌検査、除カビ、防カビ処理 |
古い木造の納屋・作業場の除カビ|梁・柱・板壁を削らずに
保管物を出したあとは、梁・柱・板壁・棚といった建物そのもののカビが目立ちます。古い納屋の太い梁や柱、板壁は取り替えにくく、削ったり強くこすったりすると表面を傷めるおそれがあります。
MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。
カビは環境中にごく普通にいるため、広がったカビを除カビ・防カビで減らすことと、清掃・置き方・換気・記録でカビを育てない管理を組み合わせることが大切です。木材や土間など、素材ごとの考え方は素材別のカビ取りの考え方でまとめています。
浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。納屋・農業用倉庫・作業場の一棟まるごとの除カビも、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承っています。
こんなときは、一度ご相談ください
- 納屋や倉庫の梁・板壁・柱に、白い綿のようなカビや黒い点が広がっている
- 扉やシャッターを開けると強いカビ臭がする、床に置いた袋や資材の底がカビている
- 雨漏りのしみや、屋根・外壁の傷みがあり、建物の中の湿気が心配
- 作業場や倉庫を、相続・貸し出し・直売所や加工場への転用の前に整えたい
- 農作業の少ない時期に合わせて、建物一棟の除カビと防カビを計画したい
写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。
納屋 カビ 調査|現地調査とカビ菌検査、費用の考え方
納屋や農業用倉庫の除カビでは、どこまで広がっているかと湿気がどこから来ているかを確かめることが欠かせません。現地調査では、土間・壁・柱・梁・屋根裏・出入口・外まわりを確認し、作業の予定に合わせた工程を組み立てます。
必要に応じてカビ菌検査も行います。落下菌検査は空気中から落ちてくるカビを培地で受けるもので、採取は30〜60分程度です。同定検査は寒天スタンプで梁や板壁の表面から採取し、培養してカビの種類を確定します。施工前後の比べ方はカビ菌検査の結果を工事に生かすで紹介しています。なお、保管している米や飼料そのもののカビ毒の分析は当社の検査の対象外です。ガイドラインでも、カビの種類やカビ毒が作られているかどうかを知りたい場合は、専門の検査機関に相談するよう示されています。
費用は、建物の大きさ、カビの範囲、素材、湿気の原因によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。部位ごとの目安はサービス内容と料金に掲載しています(例:築40年未満の和室木材部6畳120,000円〜〔天井除く〕、室内壁面クロス1,500円〜/㎡、コンクリート外壁1,200円〜/㎡、いずれも税別)。納屋や農業用倉庫は一般の住宅とつくりが異なるため、目安がそのまま当てはまらない場合があります。
納屋・蔵・古民家・物置のちがい|建物に合わせた考え方
農家の敷地には、納屋のほか蔵や金属の物置などが並ぶこともあります。つくりと保管物が違えば、対策の中心も変わります。
| 建物 | つくりと保管物の特徴 | 考え方の中心 | くわしい記事 |
|---|---|---|---|
| 納屋・農業用倉庫・作業場 | 木造や鉄骨の大きな建物。土間に農機具・米袋・資材・飼料 | 保管物の管理と建物の除カビを両方 | この記事 |
| 蔵・土蔵 | 厚い土壁と漆喰。古文書・漆器・着物などの収蔵品 | 収蔵品は専門家へ、建物は傷めず除カビ | 蔵・土蔵のカビ |
| 古民家(母屋) | 伝統構法の住まい。再生・移住・民泊など | 家まるごとの除カビと湿気対策 | 古民家のカビ |
| 金属・樹脂の物置 | 小さな屋外収納。季節用品や道具 | 結露と置き方の見直し | 物置・屋外収納のカビ対策 |
工場や大型の倉庫については工場・倉庫のカビもご覧ください。
季節の点検|秋の長雨のあとから冬、春先まで
納屋や農業用倉庫は、季節ごとに湿気の出方が変わる建物です。時期を決めて点検しておくと、カビが広がる前に気づきやすくなります。
ガイドラインでは、作業したことを作業日誌にまとめて保管しておくと、万が一異常があった場合に原因を見つけたり、カビによる汚染を予防したりするのに役立つとされています。建物の点検結果も書き添えておきましょう。1年を通した点検の目安は月別カビ点検カレンダーでもまとめています。
よくあるご質問
Q. 納屋の梁や板壁がカビだらけです。まず何から始めればいいですか?
A. 掃除より先に、全体と置き場ごとの写真を撮り、マスク・手袋・保護メガネを着けて作業できる準備を整えてください。次に、米・飼料・農機具・資材などの保管物を分けて外に出し、カビの出た物は袋に入れて隔離します。建物(梁・柱・板壁・土間)のカビは、雨漏りや地面からの湿気などの原因を確かめてから除カビに進むのが基本の順番です。
Q. カビが生えた米袋の近くにあった米は、食べても大丈夫ですか?
A. 当社では判断できません。農林水産省の資料では、カビ毒が含まれているかどうかは見た目ではわからないとされ、また同省のガイドラインでは、米にカビが生育していた場合は近くの保健所などに相談し、その指示に従って処理するよう示されています。出荷や販売を予定している米は、出荷先や地域の農協などにもあわせてご相談ください。
Q. 家畜の飼料や牧草を置いている倉庫にカビが出ました。飼料はどうすればいいですか?
A. 飼料が家畜に与えられるかどうかは、当社では判断できません。カビの出た飼料は他の飼料と分けて、かかりつけの獣医師や飼料の購入先、地域の家畜保健衛生所など専門の機関にご相談ください。当社がお手伝いできるのは、倉庫の梁・壁・床・棚など建物側の除カビと防カビ、湿気の原因の調査です。
Q. 農業用倉庫の湿度は何%くらいを目安にすればいいですか?
A. 農林水産省のガイドラインでは、環境の相対湿度が70%以下になると多くのカビは生育できなくなり、一般に70%以上になると結露しやすく、カビやダニが増えやすくなるとされています。米の貯蔵については、玄米を15℃で貯蔵するとき、建物内の相対湿度を65%にすると玄米の水分を15%程度に保てるという例も示されています。まずは温湿度計を何か所かに置いて、記録するところから始めてください。
Q. 古い木造の納屋でも、MIST工法®で除カビできますか?
A. 現地調査で素材と傷みの状態を確かめたうえで判断します。MIST工法®は素材を削ったりこすったりせず、霧状の専用剤をカビの状態や素材に合わせてその都度調整して除カビする工法です。屋根の雨漏りや板壁の傷み、柱の腐れ、シロアリなど、修理が必要な箇所は当社の業務外のため、工務店や屋根の専門業者と段取りを合わせ、修理→乾燥→除カビ→防カビ処理の順番で進めます。
Q. 農作業の忙しい時期を避けて工事できますか?
A. はい、ご相談ください。収穫・出荷の時期を避け、倉庫が空きやすい時期に合わせて段取りを組みます。区画を分けて順に施工する方法を検討できる場合もあります。現地調査で範囲と作業の予定をうかがい、工程をご提案します。
まとめ
- 納屋・農業用倉庫・作業場のカビは、保管物と建物に分けて考え、記録→仕分け→原因の対策→除カビの順に進める
- 土間からの湿気、雨漏り、閉め切り、米くずやほこり、濡れた物の持ち込みが重なってカビが増える
- 農林水産省のガイドラインでは、定期的な清掃、袋を床にじかに置かずパレットやスノコの上に、温度・湿度の測定と記録などが示されている
- 米・農産物・飼料の安全性は見た目で判断せず、保健所・獣医師・家畜保健衛生所など専門の機関へ相談する
- 建物は、雨漏りなどの修理と乾燥のあと、MIST工法®で梁・柱・板壁を削らずに除カビし、防カビ処理を行う
- 秋の長雨のあと、冬、春先と、季節ごとに点検して作業日誌に記録しておく
10月の終わりは、新米や資材をしまい込み、冬の結露シーズンと年末年始の閉め切りを迎える前の、点検によいタイミングです。建物の外観と中の様子の写真を数枚お送りいただくだけでも、ご相談は進めやすくなります。
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納屋・農業用倉庫・作業場の梁・柱・板壁・土間のカビ、相続や転用の前の状態確認は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。木造の建物は木造住宅のカビ取り、事務所や店舗を兼ねた建物は店舗・事務所のカビ取り、建物の外まわりは外壁のカビ取り、施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例もご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。
