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古民家のカビ|再生・移住・民泊の前にやる、家まるごとの除カビと湿気対策

田舎の古民家を買って移住する。実家の古い家を再生してカフェや民泊にする。そんな計画を進めるなかで、最初にぶつかりやすいのがカビとカビ臭さです。長く閉め切られていた古民家では、床下・土壁・天井板・畳・押入れの奥まで、家じゅうにカビが広がっていることが少なくありません。10月に入り、秋の長雨や台風のあとの湿気で、夏のあいだに増えたカビやカビ臭さに気づきやすい時期です。この記事では、MIST工法®の開発元である当社が、古民家のカビが出やすい場所、素材ごとの考え方、再生工事のどこで除カビを入れるか、民泊・店舗として使う前の準備を、全国の古民家に共通する視点でまとめました。

この記事の要点

  • 古民家のカビは、1部屋の汚れではなく床下から小屋裏まで家まるごとで考える。長い閉め切りと、通気を前提としたつくりが重なると広がりやすい。
  • 出やすい場所は床下・土壁・天井板・柱や建具・畳と押入れ・小屋裏・土間や水まわり。家じゅうのカビ臭は床下が出どころのことが多い。
  • 再生工事では調べる → 水の原因を止めて乾かす → 除カビ・防カビ → 内装・設備の順番。壁や床を閉じる前が勝負。
  • 土壁・古材・畳はこする・削ると傷みやすい。MIST工法®は素材を削らずに除カビし、古民家の風合いを残した再生と相性がよい。
  • 民泊・カフェとして使うなら、開業前に除カビし、施工前後の記録を残す。登録有形文化財などは工事前に手続きの要否を確認。

結論|古民家のカビは「家まるごと」で調べ、改修の前に除カビする

古民家のカビ対策でいちばん大切なのは、見えているカビだけを拭き取るのではなく、家まるごとの範囲と湿気の原因を先に確かめることです。長く空き家だった古民家では、床下の木部、土壁の北側、天井板の裏、押入れの奥など、ふだん目に入らない場所に広くカビが増えていることがよくあります。

そのうえで、再生・リノベーションの工程では現況調査 → 雨漏りや床下の湿気など水の原因を止めて乾かす → 除カビ・防カビ処理 → 内装・設備工事の順に進めます。内装を仕上げてから除カビすると、新しい壁や床を再びはがすことになりかねません。土壁や古材、畳は、こすったり削ったりすると風合いが失われたり崩れたりしやすいため、素材を削らない除カビを選ぶことが、古民家の価値を残すことにつながります。

10月上旬は、夏の湿気で増えたカビに、秋の長雨や台風のあとの湿気が重なる時期です。春の移住・開業に向けて冬のあいだに工事を進めるなら、年内に現地調査を済ませ、改修計画に除カビを組み込んでおくと段取りがスムーズです。

古民家 カビ臭い 原因|伝統的なつくりの家がカビやすくなる理由

「古民家」には法律上の明確な定義はありませんが、一般には、伝統的な構法でつくられた築年数の長い木造住宅を指すことが多い言葉です。こうした家は、土壁・無垢の柱や梁・畳・板張りの天井・土間など、水分を吸ったり吐いたりする自然素材でできています。床下も、礎石や束で床を持ち上げ、風を通して乾かす考え方でつくられていることが多いものです。

このつくりは、人が住んで戸や窓を開け閉めし、日常的に風が通っていてこそ、湿気をためにくく働きます。ところが、次のような状況が重なると、湿気が抜けずにカビが広がりやすくなります。

  1. 長い閉め切り:空き家の期間が長いと、雨戸を閉めたままで空気が動かず、床下や押入れに湿気がこもります。
  2. 雨漏り・雨水の入り込み:屋根や外壁の傷みから入った雨水が、天井板・土壁・土台を湿らせ続けることがあります。
  3. 後から加えた改修:過去のリフォームで床下の通気がふさがれた、水まわりを増築した、合板やビニールクロスで壁を覆った、といった変更が湿気の逃げ道を変えていることがあります。
  4. 現代の暮らし方:冬に暖房を使い、部屋を閉め切って過ごすと、暖かい室内の湿気が冷えた外壁側の壁や北側の部屋で結露しやすくなります。

国土交通省の資料では、木材の腐朽を起こす菌の生育条件として、木材の栄養成分、温度(示された菌では20〜35℃)、水分(雨水、生活用水、それらの漏水、結露、湿気)、酸素が挙げられています。発生しやすい部材として土台・柱脚・床組や、北面・西面の部材、その他湿った部材全般が示されています。また、カビによる木材の変色の条件として、温度(25〜30℃)、水分(木材表面が濡れる状態)、栄養(木材表面に付着した塵埃)が挙げられています。古民家では、こうした条件がそろいやすい場所がいくつもあるということです。

表1|古民家でカビや木部の傷みが進みやすい条件と、起きやすい場面
条件 古民家で起きやすい場面 まず確かめたいこと
水分(雨水・漏水・結露・湿気) 雨漏り、床下の地面の湿気、冬の結露 天井や壁のしみ、床下の湿り、雨のあとの変化
空気が動かない 長い空き家期間、雨戸・押入れの閉め切り 空き家の期間、換気の頻度
栄養(木材・紙・ほこり) 無垢材、ふすま・障子の紙、畳、積もったほこり 家財やほこりが残っている場所
温度 梅雨〜夏、暖房で暖まった冬の室内 カビ臭が強まる季節や時間帯
改修による変化 床下通気の閉塞、水まわりの増築、壁を覆う内装 過去の改修の履歴、増築部分との境目

腐朽(木が傷んで弱くなること)やシロアリの被害は、除カビとは別の対応が必要です。柱や土台がやわらかい、木くずが出ているといった場合は、改修業者やシロアリ防除の専門業者にご相談ください。

古民家でカビが出やすい場所|床下・土壁・天井裏・畳・水まわり

古民家のカビは、1か所だけに出ていることはまれです。図1は、伝統的な木造住宅の一般的なイメージに、カビが出やすい場所を重ねたものです。家じゅうがカビ臭いときは、床下を最初に疑うのが基本です。

図1|古民家でカビが出やすい場所|床下から屋根裏まで
表2|場所ごとのサインと、ご自分で確かめられる範囲
場所 気づきやすいサイン ご自分でできる確認 しないこと
床下・土台・床組 1階全体のカビ臭、床の沈みや湿っぽさ 畳を上げて床板のすき間や点検口から照らして撮影 床下に潜る、薬剤をまく
土壁・漆喰壁 北側・外壁側の黒い点、白い綿状のもの 家具や家財を離して壁を撮影 たわしやブラシでこする
天井板・小屋裏 天井のしみ、板の継ぎ目の黒ずみ 点検口や押入れの天井から照らして撮影 小屋裏に上がる、屋根に上る
柱・長押・建具 木部の黒ずみ、ふすまや障子の点状のカビ 明るい時間に全体を撮影 紙やすりで削る
畳・押入れ 畳の表や裏の白・緑のカビ、押入れの奥のにおい 畳の表面と押入れの床・奥の壁を撮影 カビた畳を室内で叩く
土間・水まわり 増築部との境目のしみ、床の傷み 境目の壁や床を撮影 配管や床を自分で解体する

部屋全体とカビの部分の写真をセットで残しておくと、ご相談がしやすくなります。和室の木部の考え方は和室の柱・長押・天井板の黒ずみ、畳は畳のカビは表替え・裏返し・新調のどれ?、床下は床下・基礎まわりのカビ、天井裏は屋根裏・天井裏のカビでも詳しく紹介しています。

素材別の考え方|土壁・古材・畳は「削らずに残す」か「替える」かを見極める

古民家の再生では、どの素材を残し、どの素材を替えるかが大きなテーマになります。カビが出ている素材でも、状態によっては除カビして残せることがあります。判断の軸は、残したい素材か、カビが表面か奥か、湿りの原因が止まっているかの3つです。

図3|古民家の素材別に見る、除カビの考え方
表3|素材ごとの注意点と、除カビ・補修の判断の目安
素材 カビの入り方・注意点 除カビで残せる目安 補修・交換を考える目安
土壁・漆喰 表面がやわらかく、こすると崩れやすい 表面のカビで、壁が乾いている 雨漏りで下地まで湿って崩れている
柱・梁・長押(無垢材) 削ると古材の色や風合いが戻らない 黒ずみでも木がしっかりしている 腐朽で木がやわらかい、欠けている
天井板・床板 継ぎ目や裏側に広がりやすい しみが乾いていて板が傷んでいない 雨漏りで反り・割れ・腐朽がある
畳 表面だけでなく畳床や裏、下の床板まで広がる 表面中心で、におい・範囲が限られる 芯まで湿っている、全面に広がっている
ふすま・障子 紙はカビが残りやすい 枠や桟、敷居・鴨居の木部 紙の部分(張り替え)
床下の木部 家じゅうのカビ臭の出どころになりやすい 木が健全で、湿気の原因に対策できる 腐朽・シロアリ被害がある

残すと決めた素材は、ブラシでこすったり、紙やすりで削ったりすると、表面が傷み、古材ならではの色つやが失われてしまいます。塩素系のカビ取り剤は、木材や土壁の変色・脱色につながることもあります。だからこそ、素材の状態を現地で確かめ、その素材に合った方法を選ぶことが大切です。

空き家の古民家を買う・受け継ぐとき|移住・再生の前に確かめたいこと

総務省の令和5年住宅・土地統計調査(2023年10月1日現在)によると、空き家は900万2千戸で過去最多、総住宅数に占める空き家の割合(空き家率)は13.8%で過去最高となっています。このうち、賃貸用・売却用や別荘などの二次的住宅を除く空き家は385万6千戸で、総住宅数の5.9%です。

空き家の古民家を購入したり、実家を受け継いだりして再生する場合、カビは契約や改修計画の前に把握しておきたい項目のひとつです。長い閉め切りのあとに初めて開けたときの状態が、その家の湿気のたまり方をよく表しているからです。

  • 空き家だった期間と、そのあいだに換気や管理をしていたか
  • 雨漏りの跡や、過去に修理した記録があるか
  • 床下の点検口があるか、床下の地面や木部が湿っていないか
  • 過去の改修(水まわりの増築、床や壁の張り替え)の時期と範囲
  • 家財が残っている場合、どの部屋の物にカビが出ているか

片付けはマスクと手袋を着けて換気しながら進めましょう。長く留守にしていた家を開けるときの手順は空き家・長期不在の家がカビる理由、購入前の確認は中古住宅を買う前に見ておきたいカビのサインで紹介しています。

古民家 リノベ カビ|再生工事のどこで除カビを入れるか

再生・リノベーションでは、除カビをどの段階に入れるかで、仕上がりと工期が大きく変わります。図2は、一般的な再生工事の流れの中での位置づけです。

図2|古民家再生の工程と、除カビを入れるタイミング
表4|工程ごとの役割分担と、除カビとの関係
工程 主な担い手 カビについてやること
現況調査 設計者・改修業者、当社 カビの範囲、湿気の原因、残す素材の状態を確認。必要に応じてカビ菌検査
計画・見積 設計者・改修業者 除カビの範囲を改修計画と見積に組み込む
片付け・解体 改修業者 隠れていたカビを写真で記録し、範囲を見直す
雨漏り・構造の補修 改修業者・専門業者 水の原因を止め、濡れた部材を乾かす時間をとる
除カビ・防カビ 当社 MIST工法®で削らずに除カビし、防カビ処理。壁や床を閉じる前に
内装・設備 改修業者 断熱・水まわり・換気計画を実施
完了・記録 当社・施主 施工前後の写真や検査結果を保管

気密性や断熱性を高める改修では、湿気の逃げ道が変わることにも注意が必要です。国土交通省によると、建築基準法のシックハウス対策として、居室を有する建築物には機械換気設備の設置が原則として義務付けられており、この規制は2003年(平成15年)7月1日以降に着工した建築物に適用されています。それより前に建てられた古民家には、いわゆる24時間換気の設備がないことも多いため、改修で建物を閉じる方向に変える場合は、換気計画を設計者と一緒に確認しておくと安心です。改修の内容によって必要な対応は異なるため、詳しくは設計者にご確認ください。

リフォームとカビ取りの順番についてはリフォーム前のカビ取りが先な理由、解体中に見つかった場合はリフォーム・リノベーションの解体中にカビが見つかったらでも解説しています。

MIST工法®は、当社が開発した、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。

土壁・無垢の古材・板張りの天井など、一度削ると元に戻せない素材が多い古民家では、削らずに奥のカビまで処理できることが大きな意味を持ちます。現地の環境を調べて原因を分析し、換気や設備の配置について助言する防カビアドバイスもあわせて承っています。設計者・改修業者の方は、建築・住宅会社の方へもご覧ください。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • 古民家を購入・相続し、家全体がカビ臭い
  • 床下・土壁・天井板・押入れなど、何か所にもカビが出ている
  • 再生・リノベーションの前に、カビの範囲と残せる素材を確かめたい
  • 解体したら床下や壁の中にカビが見つかり、工程を組み直したい
  • 民泊・カフェ・店舗として開業する前に、除カビと記録を済ませたい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

古民家 民泊 カビ|宿泊施設・店舗として活用する前にやること

古民家を民泊や一棟貸しの宿、カフェとして活用する場合、、カビ臭さや目に見えるカビが、そのまま評価や口コミにつながりやすいため、開業前の対策がとくに大切です。

観光庁の民泊制度ポータルサイトでは、日本国内でいわゆる民泊を行う方法として、旅館業法の許可を得る、国家戦略特区法(特区民泊)の認定を得る、住宅宿泊事業法の届出を行うの3つが示されています。住宅宿泊事業法による場合は、年間の提供日数が180日以内とされています。どの制度を使うか、必要な設備や手続きは建物や地域によって異なるため、所管の行政窓口や専門家にご確認ください。

カビの面では、次の点を開業前に済ませておくと安心です。

  • 客室・客席だけでなく、床下・押入れ・天井裏まで含めて現地調査を受ける
  • 改修工事の中で除カビ・防カビ処理を行い、施工前後の写真やカビ菌検査の結果を記録として残す
  • 稼働しない期間(閑散期や冬季休業)の換気と点検の担当・頻度を決めておく
  • 寝具・カーテン・座布団などの布製品の保管場所と乾燥の方法を決める

カビ菌検査の落下菌検査と同定検査は、施工前後の状態を比べる記録としても役立ちます。当社のカビ菌検査では、落下菌検査は採取を30〜60分程度で行え、同定検査は寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定します。稼働中の宿泊施設での進め方はホテル・旅館・民泊の客室カビで紹介しています。店舗・事務所としての活用は店舗・事務所のカビ取りもご覧ください。

登録有形文化財など、歴史的な価値がある古民家の場合

古民家の中には、国の登録有形文化財(建造物)に登録されている建物や、自治体の文化財に指定されている建物もあります。文化庁によると、登録有形文化財の制度は、届出制と指導・助言等を基本とする緩やかな保護措置を講じるものとされています。とはいえ、改修の内容によっては手続きが必要になる場合があるため、工事の前に所管の窓口で手続きの要否を確認してください。

彩色や漆塗り、古い紙や布を使った部分など、専門的な保存修理の判断が必要な部位は、文化財の修理に詳しい専門家と相談しながら進めます。文化財の修理そのものは当社の業務外ですが、建物の除カビについては、素材を削らないMIST工法®で、専門家や所管の窓口と工程を合わせて対応します。寺社や歴史的建造物の事例は神社仏閣のカビ取り・復元処理、公共の木造施設は公共施設のカビ取りのページをご覧ください。

冬を前に|古民家のカビを増やさない暮らし方と維持管理

除カビと改修が終わったら、カビを増やさない暮らし方と維持管理が大切です。とくにこれから冬に向けては、暖房と結露が重なります。

  • 晴れた日は窓や戸を開けて通風し、押入れや納戸もときどき開けて空気を入れ替える
  • 暖房中は加湿のしすぎに気をつけ、北側の部屋や外壁側の壁の結露を確かめる
  • 床下の換気口や、床下に面した通気の部分を物でふさがない
  • 雨のあとは天井や壁にしみが出ていないか、年に数回は床下の点検口から様子を撮影する

施工のあとにまた気になる変化があったときは、早めにご相談ください。考え方はカビ取りをしたのに再発したでもまとめています。

よくあるご質問

Q. 古民家がカビ臭いのですが、住みながら少しずつ掃除すれば大丈夫でしょうか?

A. 表面に見えるカビだけなら、換気や拭き取りで落ち着くこともあります。ただ、家全体がカビ臭い、床下や押入れの奥、天井板にも広がっている、といった場合は、見えない場所で広くカビが増えていることが多く、部分的な掃除ではにおいが戻りやすくなります。まずは現地調査で範囲と湿気の原因を確かめることをおすすめします。

Q. 土壁や漆喰の壁にカビが出ました。塗り直さないといけませんか?

A. 必ずしも塗り直しが必要とは限りません。カビが表面にとどまっていて、壁の中まで湿っていなければ、削らずに除カビして残せる場合があります。一方、雨漏りなどで下地まで湿って崩れている場合は、左官の補修が必要になることもあります。当社は現地で状態を確かめ、除カビで残せる範囲と、補修を左官・改修業者に相談したほうがよい範囲を分けてご説明します。

Q. リノベーションの工事中ですが、途中から除カビを頼むことはできますか?

A. ご相談いただけます。解体して初めて床下や壁の中のカビが見つかることは、古民家では珍しくありません。壁や床を閉じる前であれば、工程を大きく崩さずに除カビと防カビ処理を組み込める場合があります。設計者・改修業者の方からのご相談は、建築・住宅会社の方へや法人・業者様のお問い合わせからどうぞ。

Q. 古民家の除カビ費用はどのくらいかかりますか?

A. 建物の広さ、カビの範囲、床下・壁・天井などの場所、素材、湿気の原因によって大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。サービス内容と料金のページに掲載している和室木材部の目安(6畳120,000円〜、税別、天井除く)は築40年未満の住宅を対象としたものです。築年数の長い古民家は、素材の状態を確かめてからお見積もりします。

Q. 民泊やカフェとして使う予定です。除カビは開業前と開業後、どちらがよいですか?

A. 開業前をおすすめします。客室や客席がカビ臭いと、お客様の印象や口コミに直結しやすく、開業後は営業を止めて施工する日程の調整も必要になります。改修の前に除カビ・防カビを済ませ、施工前後の写真や検査結果を記録として残しておくと、運営を始めてからの点検やご説明にも役立ちます。民泊や飲食営業の許可・届出の要件は、所管の行政窓口でご確認ください。

Q. 登録有形文化財になっている古民家でも相談できますか?

A. ご相談いただけます。ただし、文化財の登録や指定を受けている建物は、改修の内容によって手続きが必要になる場合があります。工事の前に、所管の自治体の文化財担当窓口などで手続きの要否を確認してください。文化財の修理そのものは専門家と連携して進めます。寺社など歴史的建造物の事例は神社仏閣のカビ取り・復元処理のページもご覧ください。

まとめ

  • 古民家のカビは、床下から小屋裏まで家まるごとで考える。長い閉め切り・雨漏り・後からの改修・冬の閉め切りが重なると広がりやすい
  • 出やすい場所は、床下・土壁・天井板・柱や建具・畳と押入れ・小屋裏・土間や水まわり。家じゅうのカビ臭は床下から疑う
  • 素材は「残したいか」「カビが表面か奥か」「湿りの原因が止まっているか」で、除カビで残すか補修・交換するかを判断する
  • 再生工事は、調べる → 水の原因を止めて乾かす → 除カビ・防カビ → 内装・設備の順。壁や床を閉じる前に除カビを
  • 民泊・店舗として活用するなら開業前に除カビし、施工前後の記録を残す。許可・届出や文化財の手続きは所管の窓口で確認

冬の結露シーズン前の今は、冬の工事に向けて段取りを決めるのにちょうどよい時期です。写真と空き家だった期間、改修の予定をお知らせいただければ、ご相談を進めやすくなります。

古民家の再生・移住・民泊の前のカビのご相談は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。木造住宅のカビ取りは木造住宅のカビ取り、施工の事例はカビ取り・カビ対策施工例もご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。

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