床下の点検口を開けたら、土台や束に白いふわふわしたものが付いていた。柱の足元が黒ずんでいて、押すと少しやわらかい気がする。基礎のあたりに土の筋のようなものが見える。こうしたとき、多くの方がまず迷うのは「これはカビなのか、木が腐っているのか、それともシロアリなのか」ということです。10月は、秋の長雨や台風のあとで床下に湿気が残りやすく、夏に増えたカビが見つかりやすい時期。冬の結露シーズンの前に点検する方も多いでしょう。この記事では、MIST工法®の開発元・本部として、木材のカビ・腐朽・シロアリの違いと見分け方、そしてそれぞれ誰に何を頼めばよいかを、国土技術政策総合研究所(国総研)や国土交通省、東京文化財研究所、森林総合研究所の資料で確かめられた内容をもとに整理します。
この記事の要点
- 国総研の資料では、カビによる表面汚染は木材の強度的性質には影響を与えないとされ、腐朽は強度に多大な影響を及ぼす「最も重視すべき生物劣化」とされています。
- 腐朽には、褐色になってひび割れ、指で粉状に崩れる褐色腐朽と、白っぽくなり繊維状にはがれる白色腐朽があります。
- シロアリ(ヤマトシロアリ)は、泥などで蟻道というトンネルをつくって移動し、常に湿った木材や土中で生活するとされています。
- 見た目だけでは判断しにくいため、写真を撮る → 虫・蟻道 → 木のやわらかさ → 表面の変色の順に確かめ、専門家に相談します。
- 相談先は、シロアリ=シロアリの専門業者、腐朽・構造=建築士・工務店、カビ=カビ取りの専門業者。重なっているときは「水の原因 → 駆除・補修 → 除カビ・防カビ」の順が基本です。
結論|木材のカビ・腐朽・シロアリは「強度への影響」と「頼む相手」が違う
木材に起きる劣化のうち、カビは表面の汚れ、腐朽は木材そのものの分解、シロアリは虫による食害です。国総研の資料では、カビによる表面汚染は木材の強度的性質には影響を与えないとされる一方、腐朽は木材の細胞壁の構造が崩れる現象で、強度に多大な影響を及ぼすとされています。シロアリによる被害(蟻害)も、部材を傷める劣化のひとつとして区別されています。
そのため、頼む相手も変わります。シロアリの疑いはシロアリの専門業者、腐朽や構造の心配は建築士・工務店、カビは当社のようなカビ取りの専門業者です。当社はシロアリの駆除や構造の補修は行っていません。ただし、これらは湿った場所で重なって起きることがあります。秋雨や台風のあと、冬に向けて床下を点検するなら、まず写真を撮って状況を整理し、それぞれの専門家に相談してください。
木材 カビ 腐朽 違い|国総研の資料で見る「生物劣化」の種類
国総研の共同研究報告(国総研資料 第975号 第Ⅵ章)では、建築木部の生物劣化を、表面汚染、変色、腐朽、虫害、蟻害に分けて整理しています。原因となる生物も、木材への影響も違います。
| 種類 | 主な原因生物 | 何が起きているか | 強度への影響 |
|---|---|---|---|
| 表面汚染(いわゆるカビ) | 接合菌類・子嚢菌類など | 木材中の少量の糖分や、表面に付いた塵・汚れを養分に生えた胞子・菌糸の色などで汚れる | 木材の強度的性質には影響を与えないとされる |
| 変色 | 子嚢菌類など | 材の表面だけでなく、辺材の内部まで変色する | 強度的影響はないとされる |
| 腐朽 | 主に担子菌類 | 酵素などで木材の細胞壁の主成分が分解され、細胞壁の構造が崩れる | 強度的性質に多大な影響(最も重視すべき劣化) |
| 虫害 | 乾材害虫類など | 甲虫類による食害 | 被害の程度による |
| 蟻害 | シロアリ類 | シロアリによる食害 | 被害の程度による |
同じ資料では、表面汚染にかかわるカビとして、クモノスカビ、クロコウジカビ、ペニシリウム、アスペルギルスなどが挙げられています。これらは住まいの中でもよく見られるカビです。カビの種類と見た目については住まいで見つかるカビの種類図鑑、色での見分け方は色で見るカビの見分け方で紹介しています。
大切なのは、「カビがある=木が弱っている」ではないことです。見た目の汚れが少なくても、木がやわらかければ腐朽を疑います。色よりも、木そのものの硬さや形の変化に目を向けることが、見分けの第一歩です。
木 腐る カビ|腐朽の見た目と、腐朽菌が育つ条件
国総研の資料によると、木材腐朽菌には、腐らせた木材を褐色に変える褐色腐朽菌と、白色に変える白色腐朽菌があります。褐色腐朽では、腐朽の末期に褐色に変わるだけでなく、木材の繊維方向に直交するひび割れが多数生じ、指ですりつぶすと容易に粉状に砕けるとされています。白色腐朽では、材が白色を呈し、繊維状にはがれるような形になります。建築物でこれまで主に認められてきたのは褐色腐朽菌だとも述べられています。
| 種類 | 分解されるもの | 見た目・触感の手がかり |
|---|---|---|
| 褐色腐朽 | セルロースとヘミセルロース(リグニンはほとんど分解されずに残る) | 褐色に変わる。末期には繊維方向に直交するひび割れが多数生じ、指ですりつぶすと粉状に砕ける |
| 白色腐朽 | リグニンも含めて分解される | 白っぽくなる。褐色腐朽のような崩れ方ではなく、繊維状にはがれるような形になる |
腐朽菌が生育するための必須条件は、空気(酸素)・水分・温度・養分とされています。水分については、木材中に液体の水がなければ生育・腐朽は起こらず、含水率にして30%(繊維飽和状態)から150%程度が適しているとされます。温度は菌の種類で異なりますが、おおよそ20〜30℃程度です。養分は木材そのもので、畳や段ボールなどの紙製品も養分になるとされています。
同じ資料では、温度や空気の制御は難しいため、水分を制御することが腐朽を防ぐうえで重要だとしています。具体的には、雨水の浸入を防ぐこと、適切な断熱と換気で壁内結露を防ぐことが挙げられています。床下や柱の足元で腐朽が見つかったら、その場所がなぜ濡れ続けているのか(漏水、雨漏り、結露、床下の水たまりなど)を探すことが欠かせません。結露の仕組みは結露とカビの仕組み、床下の水の出所については床下・基礎まわりのカビもあわせてご覧ください。
国総研の資料で紹介されている実験では、30℃・95%RHの環境で、腐朽の発生は含水率30%以上が18週以上維持された試験体だったとされています。ただし、これは実験室の条件での結果です。「数か月は大丈夫」という目安ではなく、濡れた木材はできるだけ早く原因を止めて乾かすことが基本です。
シロアリ カビ 見分け|蟻道・食害・羽アリの手がかり
国総研の資料では、シロアリによる被害は、地下シロアリによるものとカンザイシロアリによるものに大別され、前者は主にヤマトシロアリとイエシロアリによるものとされています。森林総合研究所のQ&Aでも、イエシロアリとヤマトシロアリによる被害が多く、これらは床下の地面から侵入する場合が多いと説明されています。
東京文化財研究所の資料では、ヤマトシロアリは常に湿った木材や土中で生活し、移動のために泥や残渣などで専用のトンネル(蟻道)をつくってその中を移動するとされています。基礎の立ち上がりや束、土台の近くに、土でできた筋のようなものが見えたら、蟻道の可能性を考えます。また、ヤマトシロアリの有翅虫(羽アリ)が出てくるのは4〜6月(南西諸島は2〜3月、東北・北海道は6月ごろ)の昼間の明るい時間帯とされています。10月の点検では羽アリを見かけることは少ないため、蟻道や木材の被害の跡、虫そのものが主な手がかりになります。
| 項目 | ヤマトシロアリ | イエシロアリ |
|---|---|---|
| 水との関係 | 水を運ぶ能力に乏しく、被害はしばしば腐朽するような条件のところで生じる(国総研) | 水を運ぶ能力があるため、被害が住宅の上部構造まで及ぶことがある(国総研) |
| 暮らし方 | 常に湿った木材や土中で生活し、蟻道をつくって移動する(東京文化財研究所) | 建造物の木材のほか、本や畳、プラスチックなど食害の範囲が広い(東京文化財研究所) |
| 羽アリ | 4〜6月ごろ、昼間の明るい時間帯に出現(地域により異なる) | 体長7〜9mm、体色は薄い褐色(東京文化財研究所) |
ここで注目したいのは、国総研の資料にある「ヤマトシロアリの被害は、しばしば腐朽するような条件のところで生じる」という点です。つまり、湿った床下では、カビ・腐朽・シロアリが重なって起きやすいということです。カビを見つけたときも、近くに蟻道や木のやわらかさがないかを合わせて見ておくと、相談がスムーズになります。
森林総合研究所のQ&Aでは、床下や家屋の周囲に残った木材の切れ端や伐根がシロアリの発生源になるため、取り除いて点検しやすい状態を保つよう勧めています。シロアリの調査・駆除・予防は当社の業務外のため、疑いがあればシロアリの専門業者にご相談ください。
床下 白い カビ|見た目で迷いやすいものと、見分けのフロー
床下や柱で見つかるもので、特に迷いやすいのが白い綿状・膜状のものです。白いカビのこともあれば、木材腐朽菌の菌糸のこともあります。国土交通省の既存住宅状況調査方法基準(インスペクションの基準)でも、「腐朽等」を腐朽、菌糸及び子実体と定義しており、菌糸やきのこ(子実体)が見えること自体を劣化事象として扱っています。白い付着物については白カビに毒性はある?でも紹介しています。
もうひとつ、カビと間違えやすいのが鉄汚染です。国総研の資料では、下見板張りの外壁の釘まわりや、建築中の床下地に付いた砂鉄などによる灰黒色の着色が、しばしばカビによる汚染と混同されると説明されています。鉄イオンと木材中のタンニンなどが反応して起こる現象で、生物劣化ではないため対策も異なり、腐朽のような強度低下は起こさないとされています。
| 見つけたもの | 考えられること | 次にすること |
|---|---|---|
| 黒・緑の斑点、表面の変色(木は硬い) | 表面のカビ、変色、鉄汚染など | 範囲と場所を記録し、カビ取りの専門業者に相談 |
| 白い綿状・膜状のもの | カビ、または腐朽菌の菌糸 | 木のやわらかさを確かめ、写真を添えて相談 |
| きのこのようなもの | 腐朽菌の子実体の可能性 | 建築士・工務店に腐朽と構造の確認を依頼 |
| 押すとへこむ、ひび割れて粉状に崩れる、繊維状にはがれる | 腐朽の疑い | 水の原因の特定と、補修・交換の要否の判断を依頼 |
| 基礎・束・土台に土の筋、虫、羽アリ | シロアリ(蟻道・蟻害)の疑い | 蟻道を壊さず、シロアリの専門業者に相談 |
| 床下の水たまり、その跡 | 漏水・雨水の浸入・結露など | 水の出所を探す。修理は設備・建築の専門業者へ |
既存住宅状況調査方法基準の解説では、床下の調査は主に点検口から顔や上半身の一部を入れる程度で行うことを想定しつつ、可能な場合には床下に入ることや、腐朽等の原因となる床下の水たまり跡の有無を確かめることも有効だとしています。蟻害は目視で、腐朽等は計測または目視に加えて打診または触診で調べる方法が示されています。ご自身で見る場合も、「見た目」だけでなく「水の跡」と「木の硬さ」をあわせて確かめるのがポイントです。
誰に何を頼むか|シロアリ業者・建築士・カビ取り専門業者の役割
カビ・腐朽・シロアリは、得意とする専門家が違います。役割を分けて相談すると、工事の抜けや重複を防げます。
| 症状・疑い | 主な相談先 | 当社が担えること |
|---|---|---|
| シロアリ(蟻道・食害・羽アリ) | シロアリの専門業者 | 駆除のあとの床下・木部のカビの除去と防カビ処理 |
| 腐朽・強度の心配 | 建築士・工務店など(中古住宅の売買では既存住宅状況調査技術者) | 残す部材のカビの除去と防カビ処理、カビの範囲の調査 |
| 漏水・雨漏り・床下の水たまり | 設備業者・工務店など | 修理後の除カビ・防カビ、乾燥後の状態の確認 |
| 表面のカビ・カビ臭 | カビ取りの専門業者 | 現地調査、カビ菌検査、MIST工法®による除カビ、防カビ処理 |
既存住宅状況調査を行う既存住宅状況調査技術者は、国土交通大臣の登録を受けた講習を修了した建築士です。当社はカビ菌検査でカビの状態を確かめることができます。落下菌検査は採取を30〜60分程度で行え、同定検査では寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定します。
複合しているときは「水 → 駆除・補修 → 除カビ」の順番で
水漏れで木材が濡れ続け、腐朽とカビが広がり、シロアリの被害もある。こうした複合したケースでは、順番を間違えると工事のやり直しにつながります。基本は、①記録と相談 → ②水の原因を止める → ③シロアリの駆除・腐朽材の補修や交換 → ④残す部材の除カビ・防カビです。水の原因が残ったままではカビは戻りやすく、交換する部材を先に除カビしても無駄になってしまいます。
残す木材は削らずに|MIST工法®による木部の除カビと防カビ
シロアリの駆除や構造の補修が済み、残すことになった土台・大引・柱・床下の合板などにカビが広がっている場合は、除カビと防カビ処理で木材を守ります。木部のカビをサンダーで削ったり、ブラシで強くこすったりすると、部材の断面が減ったり、表面が荒れたりするおそれがあります。
MIST工法®は、素材を削らない・こすらない除カビの工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとは防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当します。素材ごとの考え方は素材別のカビ取りの考え方で詳しく紹介しています。
浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。木造住宅の施工については木造住宅のカビ取り、寺社などの木造建築については神社仏閣・文化財のカビ取りのページもご覧ください。
こんなときは、一度ご相談ください
- 床下や柱に白い綿状のもの・黒い斑点があり、カビかどうか判断できない
- シロアリの駆除や土台の補修のあと、床下に残ったカビとにおいが気になる
- 漏水や台風のあとに床下が濡れ、木部にカビが広がっている
- 中古住宅の購入・売却の前に、床下のカビの状態を確かめておきたい
- 寺社・古民家など、木材を削らずにカビを取りたい建物がある
写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。
見つけたときにやること・やらないこと|秋の床下点検の進め方
秋は床下に湿気が残りやすい一方、冬ほど寒くなく、点検や年度末に向けた工事の段取りを始めやすい時期です。
- 写真を撮る:全体がわかる写真と近くで撮った写真を、日付とともに残します。点検口から見える範囲だけでもかまいません。
- 場所とにおいをメモする:どの部屋の下か、どの柱か、カビ臭や土のにおいがあるかを書き留めます。
- 水の跡を確かめる:床下の水たまりやその跡、配管まわりの濡れがないかを見ます。
- むやみに触らない・壊さない:蟻道は壊さず、カビはこすって広げないようにします。
- それぞれの専門家に相談する:シロアリ、構造、カビで相談先を分け、必要なら工程を調整してもらいます。
反対に、市販の殺虫剤を床下にまく、カビ取り剤を木部に大量に吹き付ける、濡れた木材を強くこする、といった対応は、状況を判断しにくくしたり、木材を濡らし直したりすることがあります。狭い床下にもぐるときは無理をせず、体調に不安がある場合は医療機関にご相談ください。
カビ取りの料金は、範囲・環境・素材で大きく異なるため、現地調査のうえでお見積もりします。部位ごとの目安(たとえば築40年未満の和室木材部6畳で120,000円〜、税別・天井除く)はサービス内容と料金に掲載しています。施工の様子はカビ取り・カビ対策施工例、よくある質問はQ&Aでもご覧いただけます。
よくあるご質問
Q. 床下の木に白いふわふわしたものが付いています。カビですか?腐朽ですか?
A. 白い綿状・膜状のものは、カビの場合もあれば、木材腐朽菌の菌糸の場合もあり、見た目だけで区別するのは難しいものです。手がかりになるのは木そのものの状態で、硬いまま表面だけに付いているのか、押すとへこむ・崩れる・繊維状にはがれるのかを確かめます。判断に迷うときは、写真を撮って専門家にご相談ください。
Q. カビが生えた柱や土台は、交換しないといけませんか?
A. 表面のカビであれば、交換が必要とは限りません。国総研の資料では、カビによる木材の表面汚染は木材の強度的性質には影響を与えないとされています。一方、腐朽は強度に大きく影響するため、やわらかくなっている・崩れるといった腐朽の疑いがある場合は、建築士や工務店に強度と交換の要否を確認してもらってください。
Q. シロアリの駆除もお願いできますか?
A. シロアリの調査・駆除・予防は当社の業務外です。シロアリの専門業者にご相談ください。駆除や構造の補修が済んだあと、床下や木部に残ったカビの除去と防カビ処理が必要な場合は、当社で承ります。関係する業者さまと工程を調整しながら進めることもできます。
Q. 蟻道のようなものを見つけました。自分で壊したり、殺虫剤をまいたりしてもいいですか?
A. 蟻道は、専門業者が被害の範囲や活動の状況を判断する手がかりになります。壊したり殺虫剤をまいたりする前に、写真を撮って専門業者に見てもらうことをおすすめします。
Q. カビと腐朽とシロアリが一緒に見つかったら、どこから頼めばいいですか?
A. 基本の順番は「水の原因を止める → シロアリの駆除・構造の補修 → 除カビ・防カビ」です。カビ・腐朽・シロアリは同じ「湿った場所」で重なりやすいものです。まず全体の状況を記録し、どこに何を頼むかを整理するところから、当社にご相談いただいてもかまいません。
Q. 床下のカビ取りの費用はどのくらいですか?全国で依頼できますか?
A. 費用は面積・カビの状態・素材などで大きく変わるため、現地調査のうえでお見積もりします。部位ごとの目安はサービス内容と料金のページに掲載しています。ご相談は本部で承り、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して対応します。工務店・不動産会社・管理会社など法人さまは、法人・業者様のお問い合わせからご連絡ください。
まとめ
- カビによる表面汚染は木材の強度的性質には影響を与えないとされ、腐朽は強度に多大な影響を及ぼす(国総研資料 第975号)
- 腐朽には、褐色になって粉状に崩れる褐色腐朽と、白っぽく繊維状にはがれる白色腐朽がある。腐朽菌は含水率30%から150%程度で生育しやすい
- ヤマトシロアリは湿った木材や土中で生活し、蟻道をつくって移動する。被害はしばしば腐朽するような条件のところで生じる
- 白い綿状のものはカビとも腐朽菌の菌糸とも考えられ、見た目だけでは区別しにくい。鉄汚染もカビと混同されやすい
- 相談先は、シロアリ=シロアリの専門業者、腐朽・構造=建築士・工務店、カビ=カビ取りの専門業者。当社はシロアリの駆除は行っていない
- 重なっているときは「記録 → 水の原因 → 駆除・補修 → 除カビ・防カビ」の順。残す木材はMIST工法®で削らずに除カビし、防カビ処理を
秋雨や台風が続いたあとの10月は、床下の湿気と夏のあいだのカビが見つかりやすい時期です。冬の結露シーズンを迎える前に、点検口から一度のぞいてみて、気になるものがあれば写真を添えてお気軽にご相談ください。どこに何を頼めばよいかの整理からお手伝いします。
あわせて読みたい
参考にした情報
床下や柱で見つけたものがカビなのか、腐朽やシロアリなのか迷ったときは、写真を添えてご相談ください。シロアリの駆除や構造の補修は専門の方と役割を分けながら、残す木材の除カビと防カビを全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が承ります。木造住宅については木造住宅のカビ取り、工務店・不動産会社の方は建築・住宅会社の方へもご覧ください。現地調査・カビ菌検査・MIST工法®による除カビと防カビ処理については、MIST工法®とは/カビ菌検査/サービス内容と料金 をご覧ください。ご相談はお問い合わせ、工務店・管理会社など法人さまは法人・業者様のお問い合わせ、お電話は 0120-052-127 まで。
