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屋内プール・温水プールのカビ|高湿度の天井・壁・更衣室を、休館期間に合わせて除カビする考え方

「プールの天井に黒い点が増えてきた」「窓ガラスの下の壁がいつも濡れている」「更衣室や採暖室がカビ臭い」。屋内プールや温水プールでは、1年を通じて湯気と湿気が建物にかかり続けるため、天井・壁・付帯室にカビが出やすくなります。10月下旬は、秋の長雨や台風のあとで建物に湿気が残るうえ、これから外気が冷えるにつれて、天井やガラス面の結露が増えていく季節の入り口です。年末年始や年度末のメンテナンス休館を控え、工事の段取りを考え始める時期でもあります。この記事では、MIST工法®の開発元である当社(カビバスターズ本部)が、屋内プールの湿気の流れ・出やすい場所・公的な衛生基準で決まっていること・休館期間に合わせた除カビの工程・点検表を、施設管理者さま向けに整理します。

この記事の要点

  • 屋内プールのカビは、湿った空気が冷えた面に触れる場所(天井・鉄骨・ガラス面)と、濡れたまま乾かない場所(プールサイドの足元・更衣室・採暖室)に出やすい。
  • 厚生労働省の遊泳用プールの衛生基準には、屋内プールの二酸化炭素0.15%以下や換気設備の基準がある一方、相対湿度の数値は示されていない。結露の場所と時間帯は別に記録する。
  • 天井や鉄骨の除カビは足場・高所作業が必要になることが多く、休館期間に合わせて計画するのが基本。計画は休館の前から始める。
  • プール水の水質の管理や設備の点検は施設と専門業者の担当。当社は建物の除カビ・防カビ処理を担当し、水が入らないよう養生の方法を打ち合わせる。
  • 施工前後の写真やカビ菌検査の結果をプール管理日誌と一緒に保管し、毎日・毎月・休館前の点検表につなげる。

結論|屋内プールのカビは「結露する面」と「乾かない部屋」に出る。休館期間に合わせて、調査から防カビまでを一度に計画する

屋内プールのカビを、目についた場所の清掃だけで追いかけていると、同じ天井・同じガラス面の下で繰り返しやすくなります。プール棟では、温水の水面から出る湿気が建物全体に広がり、冷えた面で結露するという仕組みが毎日続いているからです。

基本の考え方は、湿気の流れを知る → 出やすい場所を点検して記録する → 休館期間に合わせて調査・仕様・工程を決める → 高い所から除カビ・防カビ処理 → 施工前後を記録して次の休館に生かす、の順番です。とくに天井や鉄骨は、足場を組む機会が限られるため、休館のたびに「どこまでやるか」を事前に決めておくことが大切です。

図1|屋内プール棟の断面イメージ|湿気の流れとカビ・結露が出やすい場所

10月下旬は、夏のあいだに増えたカビの跡を確かめつつ、冬の結露シーズンに入る前に点検と記録を始められる時期です。年末年始や年度末の休館に工事を入れたい場合は、今のうちに現地調査と工程の相談を始めておくと、足場や作業日の調整に余裕が生まれます。

屋内プール カビが出やすい理由|温水・湯気・冷える天井がそろう建物

屋内プールは、建物の中に大きな水面を抱えた、特殊な建物です。厚生労働省の遊泳用プールの衛生基準では、プール水の温度は原則として22℃以上とされており、温水プールではさらに水温を高めに保つ施設もあります。水面からは絶えず水が蒸発し、利用者の出入りやシャワーの湯気も加わって、プール室の空気は湿った状態になりがちです。

暖かく湿った空気は上にたまり、外気で冷やされた屋根の下地・天井・鉄骨・ガラス面に触れると、表面で結露が起きることがあります。結露した水がいつも同じ場所に付き、乾ききらないまま次の日を迎えると、そこにカビが増えやすくなります。夜間や休館日に空調・換気を止める運用では、湿気が逃げにくくなることもあります。結露のしくみそのものは、結露とカビの仕組み|露点・表面結露・内部結露で図を使って解説しています。

表1|屋内プールでカビが出やすい場所と、まず疑うこと
場所 よく見られるサイン まず疑うこと
天井・屋根の下地 天井材の継ぎ目やシミに沿った黒い点、水滴が落ちる 冷えた下地での結露、屋根・防水からの雨水の入り込み
鉄骨・梁・照明まわり 黒い汚れ、さびのような色の変化 高い位置の結露、湿った空気のたまり
ガラス面・サッシ 水滴、ゴム・シールの黒ずみ、下の壁や床の濡れ 冷えるガラス面の結露と、流れ落ちた水
プールサイドの壁・足元 目地・巾木・ベンチの裏の黒ずみ 水はねと湿気で乾かないこと
更衣室・シャワー・採暖室 天井の隅や換気扇まわりの黒カビ、こもったにおい 湯気と温度差、濡れた物の持ち込み、換気の不足
倉庫・器具庫 壁の裏や備品のカビ、におい 濡れた備品の収納、空気が動かないこと

温水プール 天井 カビ|天井・鉄骨・ガラス面で起きること

天井・屋根の下地

天井のカビは、天井材の継ぎ目や点検口のまわり、シミの輪郭に沿って出ることが多い場所です。シミをともなう場合は、結露だけでなく屋根や防水からの雨水の入り込みも疑い、天井のシミはカビ?雨漏り?の見分け方も参考にしてください。雨漏りの修理は当社の業務外のため、原因がはっきりしたら屋根・防水の専門業者に修理を依頼し、そのあとで除カビを行う順番になります。

鉄骨・梁・照明まわり

黒い汚れがカビなのか、さびや別の汚れなのかは、近くで確認しないと判断できません。鉄骨のさびや腐食の補修・塗装は当社の業務外ですが、足場を組む休館期間に合わせて、塗装や設備の工事と順番を調整するご提案はできます。

ガラス面・サッシ

採光のための大きなガラス面は、外気の影響を受けやすく、冷えるとすぐに水滴が付きます。流れ落ちた水は、サッシのゴムやシール、窓の下の壁、床との取り合いにたまり、ガラスそのものより、その下にカビが出ることがよくあります。

更衣室・採暖室・シャワーまわり|プール室とつながる付帯室の湿気

更衣室・シャワー・採暖室は、プール室と通路でつながり、濡れた人や物が何度も出入りする場所です。湯気と温度差で天井や壁が湿りやすく、ロッカーの裏やベンチの下など、空気が動かない場所にカビが出ます。厚生労働省の基準では、プールサイド、更衣室(ロッカーを含む)、便所など利用者が使う設備は毎日1回以上清掃し、随時点検することとされています。

ただし、日常の清掃で落ちるのは表面の汚れまでです。目地や塗装の中、天井材の奥に入り込んだカビは、拭いても同じ場所に戻ってきます。ジムやスポーツ施設の更衣室・シャワー室で起きやすいことや、営業しながらの対策は、ジム・スポーツ施設・更衣室のカビで詳しく紹介しています。この記事では、プール室とつながる付帯室を、休館期間の工程の中でどう扱うかに絞ってお伝えします。

表2|付帯室ごとのカビの出方と、日常清掃で落ちない場合の目安
付帯室 カビが出やすいところ 日常清掃で落ちない場合の目安
更衣室 ロッカーの裏と上、天井の隅、外壁側の壁 拭いてもすぐ戻る、塗装や壁紙の裏まで黒い、においが残る
シャワー室 天井、換気扇まわり、目地、仕切りの裏 目地や天井材の奥まで黒い、広さが1㎡を超えている
採暖室 天井・腰壁・ベンチの裏 木部や塗装の中まで色が入っている、においがこもる
通路・器具庫 壁の足元、備品を置く棚の裏 床や壁の取り合いが乾かない、備品にもカビが出る

プール施設 カビ 対策で押さえたい公的基準|厚生労働省・文部科学省で決まっていること

屋内プールの管理でまず確認しておきたいのが、厚生労働省「遊泳用プールの衛生基準について」(平成19年5月28日 健発第0528003号)です。この基準は「水質基準」「施設基準」「維持管理基準」からなり、条例を定める地方自治体への技術的な助言として示されたものです。実際の基準は、施設のある自治体の条例や保健所の指導によりますので、あわせてご確認ください。

表3|遊泳用プールの衛生基準のうち、建物の湿気・カビと関わりの深い項目
区分 基準の内容 カビ対策との関わり
換気設備(施設基準) 屋内プールは、二酸化炭素の含有率を0.1%以下に維持できる能力の換気設備を設け、吸気の取入口・排気口の位置にも配慮する 換気の能力と空気の流れは、湿気がたまる場所を考える手がかりになる
屋内の空気(維持管理基準) 二酸化炭素の含有率が0.15%を超えないこと。2か月以内ごとに1回、床上75cm以上150cm以下で測定 湿度の数値基準はないため、結露の場所と時間帯は別に記録が必要
付帯設備の清掃 プールサイド、更衣室(ロッカーを含む)、便所などは毎日1回以上清掃し、随時点検 日常清掃で落ちないカビに早く気づくきっかけになる
採暖室・採暖槽 設ける場合は、衛生的な管理ができ、衛生的に使用できる構造設備とする 湿気がこもる付帯室として、点検の対象に入れておく
清掃・点検の時期 一定の期間に使うプールは使用開始前と使用終了後に、通年使うプールは随時、清掃と設備の点検・整備を行う 休館やシーズンの前後は、建物の点検と除カビを計画しやすい
プール管理日誌 使用時間、気温又は室温、水温、設備の点検・整備の状況などを記録し、3年以上保管 室温の記録は、結露やカビの出た時期と照らし合わせる材料になる

表は、厚生労働省「遊泳用プールの衛生基準について」(平成19年5月28日 健発第0528003号)から、建物の湿気・カビと関わりの深い項目を当社で抜き出したものです。水質基準など基準の全体や最新の内容は、厚生労働省の資料と施設のある自治体・保健所でご確認ください。プール水の水質の管理は当社の業務外です。

学校の水泳プールは、この基準の対象ではなく、学校保健安全法にもとづく文部科学省「学校環境衛生基準」で管理されます。屋内プールについては、空気中の二酸化炭素は1500ppm以下、空気中の塩素ガスは0.5ppm以下、水平面照度は200lx以上が望ましいとされ、これらは毎学年1回定期に検査を行うこととされています。また、プールの附属施設・設備は清潔であり、破損や故障がないことを毎授業日に点検することとされています。

ここで押さえておきたいのは、どちらの基準にも、プール室の相対湿度やカビの量の数値は示されていないことです。基準に沿った管理を続けていても、冷えた天井やガラス面では結露とカビが起きることがあります。基準の測定値とは別に、カビや結露が出た場所そのものの状態を記録しておくことが大切です。

プール 結露 を減らすために|運転・換気・記録で見直すこと

結露を減らすための空調・換気設備の変更や能力の検討は、設備業者や設計者の領域です。施設管理者として日頃からできるのは、見直しの材料になる記録を集めておくことです。

  1. 結露とカビの出る場所を決めて記録する:同じ場所を同じ角度で撮り、日付・時刻・天気・室温を添える。
  2. 空調・換気の運転と照らし合わせる:夜間や休館日の運転、営業開始前後の立ち上げの時間帯に、結露が増えていないかを見る。
  3. 濡れた物の置き場を見直す:ビート板やコースロープ、清掃用具など、濡れた備品を空気の動かない倉庫にしまい込んでいないか。
  4. 設備の点検記録と一緒に保管する:プール管理日誌や設備業者の点検記録と並べておくと、原因を検討するときに役立つ。

休館期間に合わせた除カビの工程|足場・高所作業・養生の段取り

プール室の天井や鉄骨の除カビは、足場や高所作業車が必要になることが多く、プール水の養生も欠かせないため、休館期間に合わせて計画するのが基本です。文部科学省と国土交通省の「プールの安全標準指針」でも、通年使用するプールは1年に1回以上の定期的な点検を行うことが示されています。定期の点検や設備工事で休館するタイミングに、除カビを組み込むと進めやすくなります。

図2|休館期間に合わせた除カビの工程イメージ
表4|休館の前に、施設・関係者と決めておきたいこと
決めること 内容の例 相手
範囲と仕様 天井・鉄骨・ガラスまわり・付帯室のどこまで処理するか、施工前後の検査の有無 施設・当社
足場・高所作業 足場を組むか、高所作業車を使うか。計画は関係法令に沿って行う 施設・当社・足場の業者
プール水と設備の扱い 水を抜くか、水面を養生するか。循環ろ過などの設備の運転 施設・水処理の担当
他の工事との順番 照明・空調・塗装・防水など、同じ休館期間の工事との前後関係 施設・各工事の業者
作業時間と入館 作業の時間帯、鍵の受け渡し、立会い、資材の搬入経路 施設
利用者への案内 休館期間、再開予定日、工事の内容の案内 施設

工程の基本は、高い所から低い所へです。天井・鉄骨・照明まわりを先に処理し、足場を解体したあとで壁やガラスまわり、プールサイドの足元へと進みます。更衣室・シャワー・採暖室は、動線を分けて並行して進められる場合があります。施工後は、写真やカビ菌検査で施工前と比べ、報告書にまとめます。再開前の設備の点検や水質の確認は、施設と専門業者の担当です。養生や区画の考え方は、除カビ工事中の養生と区画で詳しく解説しています。

MIST工法®は、素材を削ったりこすったりせずにカビを取り除く工法です。霧状の専用剤を、カビの状態や素材に合わせてその都度調整し、素材の奥に入り込んだカビまで分解・洗浄します。使用する専用剤は、一般的なカビ処理剤に多い酸性の液ではなくアルカリ性の液です。除カビのあとには防カビ処理を行い、カビが増えにくい状態に整えます。施工は、研修と試験に合格した施工者が担当し、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して対応します。公共のプールや体育施設は公共施設のカビ取り、民間のスポーツクラブやスクールは店舗・事務所のカビ取りでもご紹介しています。

浴室の一部やエアコン内部など小さな範囲のカビは、ハウスクリーニングやエアコン専門業者が向いている場合があります。当社は床下・部屋全体・建物規模のカビ取りと防カビを専門にしています。

こんなときは、一度ご相談ください

  • プール室の天井や鉄骨に黒い点が増え、清掃では届かない
  • ガラス面の下の壁や床が、いつも濡れて黒ずんでいる
  • 更衣室・シャワー・採暖室のカビ臭さが取れない
  • 次の休館期間に、天井から付帯室までまとめて除カビしたい
  • 自治体や本部に出す仕様書・工程の検討のために、現地調査をしてほしい

写真を見ながらのご相談や、現地調査・カビ菌検査のご依頼も承っています。全国のMISTグループで対応しています。

📞 0120-052-127(フリーダイヤル)お問い合わせフォーム

カビ菌検査と記録|施工前後を比べ、次の休館に生かす

範囲を目で見て決めにくい場合は、カビ菌検査を組み合わせます。当社の落下菌検査は空気中から落ちてくるカビを培地で受けるもので、採取は30〜60分程度です。同定検査は寒天スタンプで採取して培養し、カビの種類を確定します。プール室・更衣室・通路など、場所を分けて比べることで、範囲を考える材料になります。

施工前後の写真・検査結果・処理した範囲は、報告書としてお渡しします。これをプール管理日誌や設備の点検記録と一緒に保管しておくと、次の休館で「前回はどこまで処理したか」「どこが戻りやすいか」をたどりやすくなります。検査結果の見方はカビ菌検査の結果を工事に生かすで詳しく解説しています。公共施設として発注する場合の仕様の考え方は公共施設のカビ対策を発注するときもご覧ください。

屋内プールの点検表|毎日・毎月・休館前に見る場所

除カビのあとも、同じ条件がそろえばカビは再び出ることがあります。再発に早く気づくために、点検の場所と頻度を決めて、表にしておくことをおすすめします。

図3|屋内プールのカビ点検表(例)|毎日・毎月・休館前に見る場所

1年のどの時期に建物のどこを見ればよいかは、月別カビ点検カレンダーが年間計画づくりの参考になります。体育館や部室など、学校施設の長期休みに合わせた進め方は学校・体育館・部室のカビ、利用者からの苦情を受けたときの受付と記録はビル・施設管理者のためのカビ対応でも紹介しています。

よくあるご質問

Q. 屋内プールの天井にカビが出ました。まず何をすればいいですか?

A. まずは場所・広さ・色・シミや水滴の有無を、同じ角度から写真に残してください。高い場所の確認は、無理に脚立で近づかず、双眼鏡や望遠の写真で行うと安全です。あわせて、プール管理日誌の室温の記録や空調・換気の運転状況、雨の日との関係を確認しておくと、結露か雨漏りかの見当をつける材料になります。天井のシミが雨漏りによるものの場合は、屋根・防水の専門業者への相談が先になります。

Q. 屋内プールの湿度は、何%に保てばカビが出ないのですか?

A. 厚生労働省の「遊泳用プールの衛生基準」には、屋内の空気について二酸化炭素の含有率の基準(0.15%を超えないこと)はありますが、相対湿度の数値は示されていません。また、部屋の湿度が同じでも、外気で冷えた天井やガラス面では結露が起きることがあります。湿度の数値だけで判断せず、結露が出る場所と時間帯、空調・換気の運転を記録して、設備業者や設計者と一緒に見直すことをおすすめします。

Q. 営業しながら除カビをすることはできますか?

A. 更衣室や採暖室など区画を分けやすい場所は、営業時間外や区画ごとの閉鎖で進められる場合があります。一方、プール室の天井や鉄骨など高い場所は、足場や高所作業車が必要になることが多く、利用者の安全とプール水の養生を考えると、休館期間に合わせて計画するのが基本です。どちらが合うかは、範囲・構造・休館の日程を伺ったうえで、現地調査のうえでご提案します。

Q. 除カビの作業中、プールの水はどうすればいいですか?

A. 水を抜くか、張ったまま水面を養生するかは、施設の運営や水処理を担当する方が判断する事項です。当社は、専用剤や洗浄の水がプール水に入らないよう養生の方法を施設と打ち合わせたうえで施工します。プール水の水質の管理や再開前の水質の確認は、施設と水処理の専門業者の管理範囲となり、当社の業務には含まれません。

Q. 鉄骨にさびのような汚れがあります。カビと一緒に処理できますか?

A. 黒い汚れがカビなのか、さびや別の汚れなのかは、現地で確認してから判断します。カビであれば除カビと防カビ処理の対象になりますが、鉄骨のさびや腐食の補修・塗装は当社の業務外のため、建物の管理者や塗装・鉄骨の専門業者にご相談ください。工程を合わせたい場合は、休館期間の中で順番を調整するご提案もできます。

Q. 学校の屋内プールにも、同じ考え方が使えますか?

A. 建物の除カビの進め方は同じ考え方で計画できます。ただし、学校の水泳プールは厚生労働省の遊泳用プールの衛生基準の対象ではなく、学校保健安全法にもとづく文部科学省の学校環境衛生基準で管理されます。屋内プールでは、空気中の二酸化炭素1500ppm以下、塩素ガス0.5ppm以下、水平面照度200lx以上が望ましいとされています。長期休みに合わせた工程づくりは、学校・体育館・部室のカビもあわせてご覧ください。

まとめ

  • 屋内プールのカビは、湿った空気が冷えた面に触れる天井・鉄骨・ガラス面と、濡れたまま乾かないプールサイドの足元・更衣室・採暖室に出やすい
  • 厚生労働省の遊泳用プールの衛生基準には、屋内の二酸化炭素0.15%以下や換気設備の基準がある一方、相対湿度の数値はない。結露の場所と時間帯は別に記録する
  • 学校の屋内プールは文部科学省の学校環境衛生基準(二酸化炭素1500ppm以下、塩素ガス0.5ppm以下などが望ましい)で管理される
  • 天井・鉄骨の除カビは足場・高所作業が必要になることが多く、休館期間に合わせて、休館の前から調査・仕様・工程を決める
  • プール水の水質の管理と設備の点検は施設と専門業者の担当。当社は建物の除カビ・防カビ処理を担当し、養生の方法を事前に打ち合わせる
  • 施工前後の写真や検査結果はプール管理日誌と一緒に保管し、毎日・毎月・休館前の点検表につなげる

10月下旬は、冬の結露シーズンを前に点検と記録を始め、年末年始や年度末の休館に向けて段取りを整えられる時期です。屋内プール・温水プールの天井や付帯室のカビ、休館期間に合わせた除カビのご相談は、全国のカビバスターズグループ拠点と連携して本部が法人・業者様のお問い合わせから承っています。

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